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Google

Google の書籍データベース化、日本の出版物は除外される 112

ストーリー by reo
比較観測ができないからなあ… 部門より

CowardDuck 曰く、

Google は日本や仏、独などからの異議申し立てを受け、データベース化の対象を米、英、オーストラリア、カナダの 4 か国で出版された書籍に限定したそうな (YOMIURI ONLINE の記事より) 。

私にはデータベース化の対象から外されることに対する経済的なメリットが全くわからないです。わかる人がいたら教えてください。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 15時17分 (#1673836)
    臆病者なのでAnonymous Cowardで書きますが、私はまだ販売中の複数の著書をgoogleにスキャンされました。

    著者の立場から今回の件で起きたこと、思ったことを時系列で書きます。
    (1)「googleが"絶版"本をオンラインで公開するらしい」と噂に
    この時点では「"絶版"本だからいいんじゃね、公開はアメリカ国内に限るらしいし」と肯定的でした。

    (2)アメリカ国内で入手困難なものも絶版扱いされるとの情報がひろまる
    「おい、それって何?」と疑いの眼差しで情勢を見守っていました。

    いまだに「絶版だからいいんじゃないか」という意見をいう人がいますが、
    「アメリカ国内で入手困難な本=絶版」ですので、日本国内の本はほとんど"絶版本”です。

    (3)上と前後して、アメリカで訴訟+和解のニュース
    訴訟の件を聞いたときには「そりゃそうだ、あまりにむちゃだよ、この話は潰れる」と予想。
    しかし一転、和解訴訟になったことで目が点に。

    (3)出版社(国内)から連絡がとどく
    要するに「和解したほうがいいよ、和解に応じると金がもらえるよ。和解に応じないとしてもスキャンされる
    可能性は残るし、自分でアメリカで裁判起こさないとならんよ」という手紙orメールが
    複数の出版社から届きました。少なくとも国内の大手出版社といわれる会社は和解に応じる対応をしました。

    勝手にスキャンしたことに対する抗議もせず、著者の著作権を無視して自身の版権とそれから生まれる
    収益に目がくらんだのは確か。
    勘違いされることが多いようですが、出版社は出版社の利権である版権をいとも簡単に売り渡しています。
    かなり腹が立ったのは言うまでもありません。

    (4)和解内容と同意文書を読む
    和解内容もでたらめの極致で、いつまでにいくら入金されるか、和解の同意書には明記されていません!
    2014年?だったか、かなり先までは"払いません"とだけ明記されていて、いつ払われるのかはまったく
    不明な内容です。また、金額も手数料が不明なため実際に入金される金額は不明です。
    そして手数料はgoogleと和解団体などで構成する団体に払うことになります。

    これってなんのマッチポンプ?

    (5)googleに電話
    和解文書の内容が理解不明なので何点が質問しましたが、
    まず担当者が不在とのことでまったく取り合ってもらえません。

    Google「担当はお休みを頂いております」
    私「これだけ大騒ぎになっているのに、対応しないんですか」
    Google「来週末には戻ります」
    私「それって、和解の期限日じゃないですか!質問に答えずに期限まで逃げるつもりですか!」
    Google「....」
    私「対応窓口を知らせてください」
    Google「メールアドレスをお知らせします」

    (6)メールでの質問と、技術的にあまりに杜撰な対応に切れる
    いくつか質問しましたが、入金時期、および入金の率は文書の通りですと繰り返すのみ。
    また、「アメリカ国内だけの公開はどうやって保証するか?海外からでもproxy使えばいくらでもダウンロード可能だ」
    については「できる限り対処します」と、まったく技術的な対処のメドがないにもかかわらず
    サービス(誰のための?)提供に驀進する模様であることがわかりました。

    そもそも、このサービスはアメリカ国内だけの話です。
    アメリカ国外からのアクセスは完全に遮断しなければなりません。
    が、googleはその対応をまともにやろうとはしていません。だって不可能ですから。
    それでもサービス(誰のための?)をごり押しして進めようとしているのはなぜでしょう?

    (7)和解訴訟から離脱
    あまりにばかばかしいので和解訴訟から離脱しました。

    (8)今思うこと
    出版の前に音楽業界や映像業界で同じ話がありました。
    ネット配信業者、を映画会社や音楽レーベル、JASRACみたいな業界(利権)団体が
    リスナーの利便より自分達の利益確保に邁進しました。
    しかし、完全に疎外されているのが実際に音楽や映像を作っているミュージシャンやクリエーターたちです。
    彼らにまともにお金が払われているのでしょうか。単価が下がってしまったため大物しか喰えない状況に陥っています。

    音楽の時は他人事でした。出版ではじめて身に浸みました。
    わが身に起こらないと実感できないのは我ながらなんと鈍感だったのだろうと反省しきりです。

    著者とて利益がでなければ執筆はできません。著作権や版権は特許と同じく、創造者の利益をまもるための"仕組み”です。
    技術の進歩によって仕組みも変えていく必要はありますが、
    卵がおいしいからといって卵を全部食べたら、その卵を産むニワトリが育たず、結局卵も食べられなくなってしまいます。

    人間には知恵があるので、必ずうまい仕組みを考え出せると思います。
    しかしgoogleのやろうとしていることはよい仕組みではありません。支払い期日も支払い金額も明記しないで
    勝手にスキャンして公開し、嫌なら文句を言えは公開を止めてやるというのはありえません。
    一度ネットに載ってしまえば削除は不可能だからです。

    もっと賢い仕組み、googleだけが肥えるのでなく著者の権利が守られて喰える仕組みが必要です。
    • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 19時48分 (#1674056)

      ついでなので、Googleへの技術面での質問と、それに対する"技術的な"回答を載せましょう。

      > (2)米国公開限定の手法
      > 今回のgoogleの暴挙は、米国著作権法のフェアユースを悪用したものであり、
      > 米国内での公開しかできないものだが、
      > どうやって米国内に限定して公開するのか。
      > 技術的にアクセス元の国を限定する方法を明確にせよ。
      >
      >
      > また、米国内でアクセスした書籍データが日本を含む諸外国に流出する可能性が
      > あることは容易に想像がつくが、
      > このような状況を未然に防ぐ対応をしているのかどうか、
      > 具体的に記述せよ。
      >

      (2)米国外からのアクセスは、IPアドレスによる判別などをはじめ適切な技術的対応をとる予定です。

      今後ともGoogle をよろしくお願いいたします。

      Googleブックスチーム

      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      これが世界最高の頭脳を集結したGoogleの答えです。

      親コメント
    • >出版社は出版社の利権である版権をいとも簡単に売り渡しています。

      まず出版社との契約書の内容はどのようなものだったのですか?
      昔からの出版権設定タイプの契約なのか、著作権・複製権を全部または一部譲渡した契約か、
      デジタルを含む複製や二次利用などの権利処理を出版社に委任した内容なのか。

      昔ながらの出版権設定タイプならばデジタルでの複製については契約の枠外になるし、
      当然出版社は売り飛ばすのも止めるのも両方できんので、一般的なアドバイスとして、
      「和解に応じた方がいいんじゃね?」と言ったと。その可能性が一番高いとは思いますが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 22時05分 (#1674136)

        基本的な話ですが、
        通常の著書ならば版権は出版社、著作権は著者に属します。
        ゴーストライターなどの完全買い取りはまた別ですが私には関係ないので除外します。

        著者である私は、出版社が版権を放棄したような対応をすることに対して憤りは感じますが、違反云々には言及していません。
        しかし、本来なら出版社がGoogleに抗議すべき問題です。
        なぜならどの書籍にも必ず「無断で複写、複製、あるいはファイルに落とすことを禁じます」と書いてあるからです。

        今回の件、Googleが完全に出版社の権利を蹂躙しており、またGoogle側が2次利用を出版社に申し出たわけでもありません。
        各出版社は自力でGoogleのサイトにアクセスして自社の書籍がスキャンされたかどうか、自力で調べています。

        主客が完全に逆転したこの状況下で、2次利用云々の話はまったく見当違いです。

        例えば
        あなたが何かアクセサリーでも作って、店に卸しているとしましょう。
        なぜかGoogleという泥棒がそれを全部盗んでしましました。

        そしてGoogleは店に「これを俺様が売るけど少し金やるからいいよな、嫌なら返してやってもいいんだぜ、俺っていいやつだろ」
        といい、
        店は「いえいえ、売ってくださいよ泥棒様」
        と言っていると考えてください。

        2次利用とはこんなものではありません。
        まずGoogleが店に「これを少し分けて売らせください」というのが本来の2次利用です。

        第三者が違法行為(すでに無断でスキャンしています)をすると断言している話に、
        著者と出版社との契約論を持ち出すのはよくありません。論点がおかしくなります。

        Googleの件は完全に違法状態であることを理解してください。
        なぜ、ヨーロッパ諸国が猛反対したのか(覇権という観点もありますが)も考えてみるべきと思います。
        違った視点から考えてみる癖をつけるのは悪いことでは無いでしょう。

        親コメント
        • えーとタレコミですが。。。

          # 以下すべて "書籍" は著作権切れしていない書籍を意味します。

          > なぜならどの書籍にも必ず「無断で複写、複製、あるいはファイルに
          > 落とすことを禁じます」と書いてあるからです。

          このように書籍に書くことによっては書籍の無断で複写、複製、ファイル化を
          禁ずることは出来ません。

          何故なら著作権法がこのような行為を禁じていないからです。

          また、無断で複写、複製、ファイル化したものの配布の禁止を書籍に
          書いても法律的には意味がありません。

          書き込むまでもなくこのような行為は著作権法によって
          禁止されているからです。
          (ただし禁止事項を書くことによる抑制効果はあるでしょう)

          ということで

          > Googleの件は完全に違法状態であることを理解してください。

          Google が書籍をスキャンしただけでデータを配布していないならば
          完全に合法状態です。

          Google に限らず、どのような個人あるいは法人が書籍をスキャンしたと
          しても同様に完全に合法です。

          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 23時03分 (#1674170)

      本でご飯を食べてるわけではないのですが、権利者として僕も考えてみました。

      本を書いて初版3,500部で60万円もらえます。
      増刷されたので7,000部、120万円のお小遣いです。
      Amazon のとあるカテゴリで1位から30位を行ったり来たりしていますが、
      もうこれ以上は売れないなーと思っています。

      出版されて2年、まだ本屋さんにも並んでますが、
      僕はもう Google Books に載せてほしいです(出版社の考えは別で)。

      Google Books に反対の権利者は、ネットで公開されると本が売れなくなる。
      と考えてると思います。それを自分において考えてみると、

      1. ネットで公開されていなければハリー・ポッター並に売れていた
      →年末ジャンボが当たるくらいの可能性

      2. 立ち読みされた部分に読者の必要な情報が載っていたので買う必要がなくなった
      →それは本屋さんでも同じだし、じゃあ本屋で立ち読みできないように縛ればもっと売れるのかといえばそうは思わない。

      となりました。逆にメリットを考えると、

      1. 本は手にとってもらわないと売れない。ネットで検索されることで、興味を持ってもらえる率が飛躍的に高まる。
      2. もう出版社からお金はもらったし、印税は期待できないから社会貢献。
      3. ネットに保存されることにより、僕の著作権は公知のものとなるし、名前も売れる。

      メリットの方が多いと思いました。もちろん何万部も売れる人は別なのでしょうが。

      根本的に、ラジオスターの仕事が無くなったのと同じで、紙のメディアも激減していくと思います。
      ここを名言風に書けば、

      ---
      「いいか、俺はね毎日5ページずつ原稿書いてるけど、5ページ書くと3ページ、2ちゃんに転載されるんだよ。
      しかもVIPに。だからわざわざ俺の本を買う必要ないんだよ。まとめサイトでざっと読んじゃえば、
      それでいいんだよ。な、本を書くなんて無駄なことだと思うだろう?」

      「え、いやまあ。」

      「そうだよ、無駄なことなんだよ。」

      で、次にドスの効いた大きな声で

      「でも、書くんだよ!」

      こっちに云ったってよりは、てめえに云ったって感じかな。
      ---

      ベトナムの水売りみたいなことをしてもしょうがないし。ね。

      #粘着されたくないのでAC

      親コメント
    • 大変興味深いお話ですね。参考になります。

      ところで、和解に参加して公開を拒否するという選択肢もあったと思うんですが、それをしなかった理由は何かあるんでしょうか?

      親コメント
  • Google Booksのmylibraryに自分で買った本のISBNを登録しておくと
    1. Google Booksで検索
    2. 紙で確認
    3. 1.に戻る

    が出来て便利ですが、和書ではこのフローが使えないので、今後、ますます、和書を買う機会が減ると。

  •  今回の件は、あくまで「和解の対象からはずす」だけであって、Googleがスキャンした書籍を削除するわけでも、今後スキャンしないわけでもないんでは?

     もともとGoogleは「絶版書籍の電子化はフェアユースの範疇」として作業を進めているわけで、和解から離脱したらただで使われるだけのような気がします。
     そして、EU、日本は和解から除外されることを自ら望んだわけですが、おかげで米出版社協会が訴訟を起こして数年かけてもぎ取った和解案に乗っかることもできず、新たに交渉、場合によっては訴訟を起こさなければ対処できなくなった。

     まあ、ここからさらにアクションをとるつもりなのかもしれませんが……。

  • クラスアクションってのは
      ・原告側にしか適用されない。だから訴訟に直接参加していなければ反訴される心配はない
      ・たとえ原告側が敗訴しても、クラスアクション対象者は裁判費用などを負担する必要はない
      ・原告側が勝って何らかの利益を受け取る場合、同様に利益を受け取れる
    といった感じでノーリスクでおいしいところだけ貰える、本来は非常に有利な制度です。
    そのかわり訴訟が和解で終われば、自動的にその和解内容にも合意したとみなされます。
    和解内容に不満がある場合は個別に訴訟を起こすといった意思表示が必要。
    さすがに元々有利な立場なんだから、それくらいは自分で解決しろと。

    で、この件の和解で著作権者はGoogleがスキャンした著作物を公開するかわりにある程度の金銭を受け取る「権利」を得るということで同意しました。
    これが著作権者にとって「権利」であるというのが重要で、かつ話をややこしくさせたポイントです。

    お金を受け取る「権利」なので、クラスアクションにより訴訟に参加していない当事者資格を持つ人にも適用されます。
    著作物を無償公開する代償としては割が合わない?
    そこはクラスアクションで自動的に権利を受け取れるんだから、合意内容に不満があるのなら個別訴訟してくださいって話になります。

    クラスアクションが関わるのはここまで。以降はベルヌ条約。

    ベルヌ条約加盟国(たとえば日本)の著作物は、他の国(たとえばアメリカ)においてもその国の法律で同等に保護され、同等の権利を保証されます。
    その結果、日本の著作物もアメリカにおいてGoogleが公開すればお金を受け取る「権利」を得ました。

    実質はともかく、法律的にはベルヌ条約加盟国の著作権者は自動的に「権利」を得たという話なんですよ。
    「権利」であるためにベルヌ条約によって他の国の著作物にまで適用されるようになったわけで、これが著作権者が一方的に損をするだけの内容だったらこのようなことは起こりません。
    アメリカの国内法だけではここまで広範囲の適用は無理な話。たまたまこの件ではクラスアクションとベルヌ条約が同時に適用されてしまう内容なので、結果としてそうなってしまった。
    「アメリカやGoogleの俺様ルールでGoogleが好き勝手にしていいと合意したことにさせられた」と受け取る人はそのへんをすっ飛ばしすぎです。
    まあ、結果的にはそれと同等といってもいい気もするけど。

    # 詳しい人が見たら間違ってるところもあるかもしれないので、そのあたりはつっこみプリーズ。

    --
    うじゃうじゃ
    • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 19時22分 (#1674045)
      > そこはクラスアクションで自動的に権利を受け取れるんだから、合意内容に不満があるのなら個別訴訟してくださいって話になります。
      >(中略)
      >これが著作権者が一方的に損をするだけの内容だったらこのようなことは起こりません。
      クラスアクションで対価を受け取る権利も得られるが、同時に個別訴訟する権利は失われます。しかもその権利付与と剥奪は、Googleと米国の著作者達によって勝手に期限を切られ、その日までに手続きを行わなければ強制的に執行されてしまいます。
      まるでこれまで無かった権利が天から降って湧いたかのように表現していますが、同時にこれまであったはずの権利剥奪も発生していることも忘れないでください。

      もうひとつの問題は、少なくとも日本の著作者にとっては、今回の合意内容が本当に履行されるのかどうか明らかになっていないうちに合意か離脱かの判断を求めらる点です。たとえば日本の著作者は、自らの著作が米国でどのようにして公開されているかどうかを、日本国内からは知ることができません。なぜなら今回のブック検索の公開対象は米国内のみであって、日本国内からはアクセスできないからです。

      さらにGoogleは、著作が利用された場合の使用料を支払うと言ってはいますが、いつどのようにして支払うのかもまったく明らかになっていません。たぶんまだ決まっていないのでしょう。それどころか、どの著作がどの著者の作品であるかを確認する手段さえ「まだわからない」とのこと。私もすでにGoogleには何冊か著作をスキャンされてしまったのですが、その著作は「ペンネーム」により出版したものです。しかし、そのペンネームが、私自身のことであるとは、一体誰がどのようにして判断するのか。著作権者である「ペンネーム」により和解に参加/拒絶するのか、それとも実名で参加/拒絶すべきかを問い合わせたのですが、それさえも「わからない」そうです。
      要するに支払い方法はもとより、支払い先が著者本人であるかどうかの確認さえ方法が明確でないのに、勝手に期限を切って合意に参加/拒絶を判断せよという。

      ブック検索による公開の是非以前に、自分らはまったく情報を明らかにしない状態で勝手に契約だけを求める、こういう態度が不信感をもたれているのだと思います。
      親コメント
  • 残念きわまりない (スコア:1, すばらしい洞察)

    by usagito (9671) on 2009年11月15日 9時03分 (#1672235) ホームページ 日記

    えーっ。せっかくグーグルが面倒なデジタイズ作業をタダでやってくれて、
    しかも逆にいくらかのお金がもらえるかもしれないチャンスなのに。
    アマゾンの「なか見!検索」は、わざわざ依頼してスキャン用書籍を提供した分しか入れてくれない。
    同等のサービスを公共図書館でやろうと思ったら、準備するだけで、すごい費用が必要になる。

    別にデジタル化したものが原本にとってかわるわけじゃない。書籍の信頼性や“尊厳”は損なわれず、
    書籍の価値を飛躍的に拡張してくれる機会だと思う。
    こういう、縮小方向の結論でまとまっちゃったら、いやだなあ。

    • by NOBAX (21937) on 2009年11月17日 13時07分 (#1673660)
      日本の作家は機械に疎いから、全頁公開されると勘違いしたということでしょう。
      で、振り上げた拳を下ろす方法が見つからなかったのでは。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      日本には「ただより高いものはない」って素晴らしい格言があるんだよ。
    • by Anonymous Coward
      Google様がお前の売れない本を親切にもデジタル化してやろうと言っているのに逆らうとは何事か、ってご意見でしょうか?
      その営利目的が裏に透けた親切の押し売りが、権利者からの反発を招いているんだと思いますが。
      • 調べものをしていて「あの話はどこに書いてあるのか」と思ったとき、たとえば青空文庫に入っている作品なら、検索すれば、誰のどの作品のどのへんに書いてあるのかわかります。これがグーグルのブック検索だと、さらに底本の何頁のどこにあるのかまで知ることができる。これはすごいことですよ。
        いままで博覧強記の人に聞くしかなかったような情報でも、あらゆる書籍がスキャンされて検索DBに入っていれば、研究や勉強が飛躍的に効率化されます。
        たとえば以前、祖父のことについてこんな話 [ryomichico.net]がありました。まさに池田憲章氏の超人的読書量と記憶力と蔵書があってこその発見だったのですが、今後はどんな人でも、求めている記述にたどりつくことができるようになるかもしれない。(先日グーグル「ブック検索」の破壊力と創造力 [ryomichico.net]という題で書きました)
        「それがそこに書いてある」とわかりさえすれば、アクセスはそう難しいことではない。新本だって躊躇なく買えるし、古書市場の活性化も確実。古本でも手に入りにくいような絶版書籍については、グーグルやその提携団体がスキャンデータを印刷して売ってくれたらいい。国会図書館のコピーサービス以下の品質でなければ、それも十分使えるでしょう。

        というわけで「権利すべてグーグル様が召し上げ」とかでなければ、とりあえずどんどん進めてほしいので、いま検討されている和解案がまとまったら、それに乗るのがいちばんいいと思っています。

        親コメント
      • by ttm (8278) on 2009年11月17日 13時07分 (#1673657)

        権利者からの反発を招いているんだと思いますが。

        正確には、「権利者団体」だと思います。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          どっちでもいいでしょw
          権利者を束ねる組織の意義が分からないわけでもないだろうし。

          各権利者が不満なら、自分で身の振り方を考えればいいだけの話。

      • 反発しているのは権利者ではなく利権者では?
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      個々の書籍についてそれを判断するのはGoogleではない、ということなのでは。
    • by Anonymous Coward

      その辺のデータさえあれば諸外国も結構乗れると思うんだけどな。
      なけりゃ、まあ普通は乗らないよね。
      「売れない」って確定している本以外は。

  • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 12時38分 (#1673615)
    某テレビの情報ですが、取り込んだデータはライセンスのからみで図書館側には使いものにならないデータらしいですよ。 一企業がこういうデータを支配していいものかどうか。
    • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 15時42分 (#1673867)
      図書館にとってはどういう利用方法が必要だが それがどんな制限のためにできないのか、を明らかにしなければ 全く議論の足しにならない、FUDでしかありませんが。 しかもソースも「某テレビ」とだけでは……。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 17時24分 (#1673958)

        いやでも、使用方法のコントロール権が何故かGoogleに有るって前提の契約だから、
        何かに使おうとする度にGoogleに伺いを立て、拒絶される可能性を持つというのだから、
        それはそう判断されても仕方ないと思う。

        そもそもデータの権利は図書館側に有って、Google側に使用権を与えるのが正しい
        のだと思うのだが。それも権利者の許諾を持って。

        図書館利用に際しての使用権は図書館に与えられる物であって、業務を請け負った
        私企業に図書館と私企業の間で譲渡できるものでは無いはず。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 13時57分 (#1673720)

      使い物にならないというのはどういう意味でしょう?
      書籍検索とかでマッシュアップされることを期待しているのですが。

      親コメント
  • どうも、オプトアウトがどうこうとか、フェアユースがなんちゃらかんちゃらとか、図書館と比較して云々とかいうコメントが多かったような気がしますが、今回は除外に否定的なコメントが目立っている気がします。
    あれ?あれだけ書いておきながら、実際に除外となるとそれは嫌なの?みたいな。
    個人的には、今回の対応はこれでいいんじゃないかと感じているんですが…
  • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 12時44分 (#1673625)
    単に使おうとしてたスキャナの解像度が低くて漢字がつぶれてしまうので、とりあえず買い換えるまでは英語圏だけ相手にする事にした。
  • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 12時59分 (#1673642)
    既に勝手に全頁公開されちまってる書籍についてはどうすんのよ? 絶版でもなんでもない書籍がごろごろとありますが
    • 私用による複製は認められていたと思いますが
      今回の件には当てはまらないんでしたっけ?

      #そもそも絶版本の著作権がどうなるのかよく解ってませんが…
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        そもそもGoogleのは私用の複製じゃなく業務での公開だし。
        Googleのが内部の複製だけに閉じてる訳でもあるまい?
      • by Anonymous Coward

        Googleが商業目的で作成して全世界に公開したデータベースの何がどう私的複製なんですか? 知らないことに無理して首突っ込まなくても黙ってるという選択肢もあるんですよ。
        まあ日本では認められなくてもアメリカではフェアユースとして認められる余地があって、アメリカで世界中の書籍について勝手に和解したというのがそもそも問題の始まりなんですが。

    • by Anonymous Coward
      一応,Googleはアメリカの著作権法に従ってFair Useであるという
      根拠をもって(それがFair Useかどうかは裁判中)こうした活動をやっているはずです。
      あと,今回のポイントはアメリカで流通している日本語の本をデータベースに
      含めるか否かということだったかということです。
      日本の法律は関与していないはずです(詳しい人間違ってたら突っ込みプリーズ)。
      • by Anonymous Coward on 2009年11月17日 14時27分 (#1673760)
        >>今回のポイントはアメリカで流通している日本語の本をデータベースに
        >>含めるか否かということだったかということです

        全然違います。理解が完全に逆です

        問題になったのはアメリカで流通「していない」本すべてについてです
        アメリカで現在流通していない=廃盤と同じだからフリー素材として全部好き勝手に扱うよ!!

        なんてグーグルが日本どころか世界の法律を完全無視したのが事の発端
        親コメント
typodupeerror

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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