Google、米国で家庭用光ネットワークを試験提供へ 18
ストーリー by hylom
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あるAnonymous Coward 曰く、
米Googleは現地時間2月10日、米国で家庭用光ファイバーブロードバンドネットワークを試験的に提供することを発表した(本家記事)。
公式ブログによると、試験的に少数の試験地域において超高速ブロードバンドネットワークの構築と試験運用を計画しているとのこと。このネットワークは家庭等の接続施設に光ファイバー引き込むFTTHで、米国で一般的に利用されているものよりも100倍以上速い下り1Gbpsのインターネット接続を提供できるとしている。利用ISPはユーザ自身が決められるという。
Googleはこのネットワークを利用して、次世代アプリケーションの開発や、光ファイバーネットワークの構築技術、また「オープンアクセス」ネットワークの運用などを実験し、インターネットアクセスをより速く、より良いものにすることが目的であるとしている。
なお、この件は日本語ではCNET Japanが詳しく報じている。
回線だけ早くしても意味が無いと言う体験談 (スコア:5, 参考になる)
auギガ得に乗り換えた時の話です。
NICもSWHubもGbEに換えてもそのままでは性能は出ませんでした。
WindowsOSですがOSやドライバ側の設定をチューニングしないと(つまり最新ドライバ等でもデフォルトではダメ)お話にもなりませんでした。
GbENICも100MbpsNICもデフォルトだと下手すれば理論最大値の10%も出てないことがあります、しかも下りは早いけど上りが極端に遅いとか非対称な場合も。
以下、インフラ(FTTH回線⇔ONU⇔ルータ⇔SWHub⇔PCのNIC)はGbE化済みを前提の話、計測はRadishによる速度計測で混雑した時間帯を避けて休日の14:00頃に計測した結果です。
ちなみに全てPIC NICですが下は440BX M/Bに下駄履きのCeleron1.4GHz Memory768MBから上はPentium4 2.8GHz Cache1MB Memory1.5GBマシンまでほぼ同じ値を計測。
100MbpsNICの場合:
WindowsOS(2K/XP)標準設定、NICドライバはChipメーカーの最新版でドライバのパラメーターもInstall時のままの場合
SiS 900 上下と共に1桁Mbps、上下共にボロボロ
VIA Rhine SiS900よりはマシな程度
Intel Pro100 下り95Mbps/上り5Mbps ってオイオイ
WindowsOS(2K/XP)側のパラメータ(DefaultReceiveWindow、DefaultSendWindow、GlobalMaxTcpWindowSize、TcpWindowSize)を調整+NICドライバで送受信バッファーの値が変更できるものは調整(IntelとVIAのNICにはこれがあり調整しました)
SiS 900 上下と共に1桁Mbps (何をやってもボロボロ)
VIA Rhine 上下と共に60Mbps (体感で実用レベル)
Intel Pro100 上下と共に95Mbps (理論最大値の95%、素晴らしい)
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GbE NICの場合:
WindowsOS(2K/XP)標準設定、NICドライバはChipメーカーの最新版でドライバのパラメーターもInstall時のままの場合
Realtek 8169 上下と共に200Mbps
VIA VT6122 上下と共に200Mbps
WindowsOS(2K/XP)側のパラメータを調整
Realtek 8169 下り600Mbps/上り500Mbps
VIA VT6122 下り600Mbps/上り500Mbps
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Windows用NICドライバー、受信バッファ(受信記述子)と送信バッファ(送信記述子)のデフォルト値はこんな感じ。
SiS 900
不明、NICドライバーで設定項目なし
Intel Pro/100
受信バッファ 48 送信バッファ 16 ←こいつはここ変えると激変した^^;
VIA RhineII
受信バッファ 64 送信バッファ 64
Intel Pro/1000MT
受信バッファ 256 送信バッファ 256
Realtek 8169
受信バッファ 256 送信バッファ 256
VIA VT6122
受信バッファ 160 送信バッファ 256
一部訂正 (スコア:2)
一部訂正
GbE NICの場合:
WindowsOS(2K/XP)標準設定、NICドライバはChipメーカーの最新版でドライバのパラメーターもInstall時のままの場合
誤: Realtek 8169 上下と共に200Mbps
VIA VT6122 上下と共に200Mbps
↓
正: Realtek 8169 上下と共に100Mbps
VIA VT6122 上下と共に100Mbps
でした。
Re: (スコア:0)
> ちなみに全てPIC NICですが
Σえっ! PICNIC [tristate.ne.jp]ですって?
Re:回線だけ早くしても意味が無いと言う体験談 (スコア:2)
ぎゃー、PCI NICです^^;
Re: (スコア:0)
>下は440BX M/Bに下駄履きのCeleron1.4GHz Memory768MBから上はPentium4 2.8GHz Cache1MB Memory1.5GBマシン
マシンのスペック低いから(特にメモリ)バッファ増やさないと遅いってだけだと思う
#参考になるモデが付いてるがバッファのデフォ値だけ書かれてもチラ裏
Re: (スコア:0)
Re:回線だけ早くしても意味が無いと言う体験談 (スコア:2)
何れWindows7はDellのノートPCに入れて試す予定ですがWindows7/Vista環境が今すぐ自宅に無いので試せません。
是非、”出るはずだけど”ではなく追試願います。
Re: (スコア:0)
を変えてテストしてみないと、あまり参考にならないような、、、
Vista以降にすればTCPのウィンドウサイズは自動的に調整されるので、速いCPUとセットで
再テストしてみてくださいな。
Re: (スコア:0)
> Vista以降にすればTCPのウィンドウサイズは自動的に調整されるので
この情報は何処から得たものでしょうか、実際に実装されてますか?
どんな感じか妄想してみる (スコア:3, 参考になる)
各家庭にGigEだと、アップリンクはそれ以上になるはずだから...
10GEPON / IEEE 802.3avの出番でしょうか。
ユーザ識別は日本と同じようなPPPoEにするか、DHCPにするか。興味は尽きませんね。
そうすると、10GEPONを束ねるルータ・スイッチは40G/100Gにする必要もでてきます。
今年夏以降に製品が揃ってくるので、トポロジー全体を妄想すると、早くて来年あたりにSINでしょうね。
日本の回線速度は世界一ィ (スコア:2, 参考になる)
妄想しなくても日本ではすでにサービス中 [auhikari.jp]だし。実効1Gbpsなんて絶対に出ないので10GbEの機器なんかいりません。
400Mbpsぐらいなら (スコア:3, 参考になる)
>妄想しなくても日本ではすでにサービス中だし。実効1Gbpsなんて絶対に出ないので10GbEの機器なんかいりません。
たしかに実効1Gbpsなんて絶対に出なかったですが、
23区内で下り380Mbps,上り170Mbpsぐらいはコンスタントに出ますよ。
auギガ得で、ウイルス対策ソフト外した状態。4年前のノート+CardBusギガLANカード+ギガスイッチングハブ介して、
Radishによる速度計測です。
#まあ、デジタル3割の法則を正確に満たしているのは笑ったが。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Googleのはきっとベストエフォートじゃないんだよw
ていうか回線速度1Gbpsではなくホントに「下り1Gpbsを提供」する気なら、
10Gbpsのファイバ引けば済むことだし、Googleならやりかねない。
#絶対に なんて言う人間は無責任だと思ってるAC
Re: (スコア:0)
WDMで、40Gとか100Gのトラポン製品は、まだ殆ど出てないと思うので、たとえL2/L3が100G-IFを持っていても、WDMに収容できないですから。
かといって、L2/L3のIFだと、ロスバジェットが低いので長距離伝送できないし、3R中継出来ないので、AMPしても距離伸びないですしね。
結局一番高いのは、NW機器でも伝送装置でもなく、芯線です。
トランジット代と米国内トラヒックの不均衡ですかね。 (スコア:3, 興味深い)
さくらインターネットがホスティングやってる傍らかつてISPもやってましたが
一般的にデータセンターと呼ばれる商売ってのはトランジットをもらってる側と
トラヒックが不均衡になります。二次プロバイダというBGPのASを持たない
トランジットだけのISPや、データを吐き出すのがメインのデータセンターは
大抵上りトラヒックの95%を基準としてお値段をはじき出します。
ネットワーク屋から見るとGoogleのYoutube買収やSaaSとかASPという商売に
データセンターが熱心なのはトラヒックを均衡させてトランジットをピアに
切り替えるための武器でもあるからです。Amazon EC2もサーバクラウド化で
オフピークのサーバ資源の切り売りと、非対称トラヒックの解消が目的です。
もちろんこれは国際電話でも同じで、一時期はやった国際電話ダイアルアップ詐欺
のようなものや、海外コールバックで携帯にかけるほうが安いのも回線ホールセールが
発信地課金で、トラヒックの割合で按分するという計算方式を取っているからです。
(ここで注意すべきは、実トラヒックとは別に呼を立ち上げたのがどちらか、という
二段階の料金設定がある点。直接相互接続せず中継する会社が存在しますので。)
蛇足ですが黎明期のNSPIXP立ち上げも、米国のTier-1に払うトランジット代を
国内にトラヒックを封じ込めることで浮かそう、という考えからです。
現在は境界ルータが安くなり、トラヒックも増えたので、IXからPeerの接続に大手は移行しています。
(IXはI/Fが細いし、国内から国外のTier-1,2に繋いでる所は片手なので、トランジット経由より
わざわざ回線代払って国内でピア張ったほうが安い。40Gbで足踏みしてるのでIXのコアスイッチバックプレーンが溢れます。)
で、Googleに話は戻りますが、ここは逆にYoutubeやらGMailのおかげで今度は逆方向の上りに
トラヒックが溢れているものと推測します。トラヒックがGoogleを向いていれば、ピアを張ったほうが
お互いに得になりますが、ISP側からGoogleには例えば1Gbpsでいいのに、逆が10Gだと
相互接続しているPeer先が「うちの持ち出しになるからお金ちょうだい(にっこり)」となりますね。
なので、Googleとしてはなるべく均衡させたい、とするならばISPをやっちゃえ、ただしほどほどに
となると思います。Beby BellたちもNGNやらで何かと入用なので、地域限定でお金をぶっこんでくれて、
にっくきCATVどもから客を取り返すこともできます(米国はCATVのISPがシェアを持っている。しかもグローバル固定IP)し、
余剰分の設備は自分たちで売れる、キックオフカスタマがいればリスクも取れますしね。
日本は1OLTあたり4*8=32分岐ですが、OLT自体は1024分岐、20kmまでいけるので、UNIがGbEで実効10Mという売り方も可能。
DOCSISは途中にActiveな箱を置かなければならないビハインドがあるので、EPONの方が保守の手間賃が安くなる。
とまぁ、こんな感じで算盤をはじいていると思います。OpticalならIPTVやOverWDMも簡単なので
地域にどかっと置いてしまえればCO(加入者局)にCDNなり置いてMulticastでもOndemandでもいい。
にっくきケーブルから客を取り返すことができる。アクセス回線転用で携帯基地局や専用線から
ATMを巻き取ってNGNにしちまえ、EPONで充分だろ。電話屋サイコー、という感じです。
冗長になりましたが、NGNを普及させないと死ぬアクセス回線屋と逆トランジット状態に
困っているGoogleの思惑が一致して、こういう話がでてきたと、まぁそういうことでしょう。
元BGPop兼、回線売りの中の人なのでAC。ちなみにInterop Shownetには関わってませんよ。
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今回の件もやはり地球征服計画の一環ですかな。
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日本でやったらあきらかに電気通信事業法違反。警察入るレベルだけど。