恐怖の「インターネット脳」 90
ストーリー by reo
そういう話は床屋でどうぞ 部門より
そういう話は床屋でどうぞ 部門より
insiderman 曰く、
Reuters が「インターネットは私たちの脳を破壊するのか?」という記事を掲載している。記事によると、米国のライターである Nicholas Carr 氏は「The Shallows: What the Internet is Doing to Our Brains」という書籍の中で、「最新のテクノロジーにより人間は深く考えることをやめてしまっている」と主張しているそうだ。
Carr 氏は実際インターネットを利用することで集中力が失われてしまったそうで、そのために Facebook や Twitter をやめ、さらに 45 分おきに行っていたメールチェックも一日数回に減らしたという。ちなみにこの Carrs 氏は以前にも「Google によって我々は馬鹿になるのでは?」という内容の書籍を執筆している。
Carr氏によると、人間社会が口頭ベースのものから印刷ベース、そしてインターネットベースへと変化していくにつれ、脳の情報伝達経路が新しい情報ソースに対応できるように変わっていくという。インターネットにはさまざまな種類の情報がものすごい勢いで流れてくるため、人間の脳はこれらの情報の表面をすくうように取得するようになり、素早い意志決定を行うスキルが身につく一方で深い思考が失われてしまうのだそうだ。また、これにより長期的な記憶を行う能力が重視されなくなり、より人間は浅くなってしまうとも述べられている。
テクノロジー界のパブリック・エナミー・ナンバーワン (スコア:4, 興味深い)
Carr氏の著書紹介 [amazon.co.jp]でそう評されてました。
氏の基本的なスタンスなんでしょうね。
仕事してない人か (スコア:2, 興味深い)
えっと…、遊び多すぎじゃね?
仕事中に遊んでる→集中力が落ちる→遊び道具を減らした→なんか楽
仕事中に仕事してれば問題にすらならない話だと思う。
Re: (スコア:0)
集中力を落とす"使い方"に問題があるとしか
いまや死語「ゲーム脳」(懐かしい。。。) (スコア:2)
いまや死語となった「ゲーム脳」の森昭雄と同じだね。
学者でも無いし (スコア:1, すばらしい洞察)
自分の場合は集中力を失ったとか、そう言うのは日記にでも書いとけばいい
Re:学者でも無いし (スコア:1, すばらしい洞察)
その結果、安易に「インターネット脳」などというものを提唱する者が現れてしまったのです。
ああ、なんとおそろしいことだろう(棒読み
Re:学者でも無いし (スコア:2, すばらしい洞察)
インターネット云々の前に、昨今の直接成果をすぐに求める風潮が、「素早い意志決定を行う」事を
要求しているから、深い思考(を行うだけの時間が)失われてしまっている。という解釈はしないんですかねぇ
#ビジネス脳?
Re:学者でも無いし (スコア:1)
でも、実際のところ難問にぶち当たった時、インターネットで検索して解決する方向に
安易に逃げるようになった人間は増えたのではないですか?
Re:学者でも無いし (スコア:1, すばらしい洞察)
検索する「だけ」で解決するような問題なら、それでいいのでは?
# そもそも、ネットで検索するだけで解決できるような問題を「難問」と言えるのか?
Re:学者でも無いし (スコア:1)
確かにその通りですねw
Re:学者でも無いし (スコア:1)
やさしい問題解決は、もっと難しい問題解決への練習問題でもあるので、そこで脳を鍛えておかないと難しい(検索しても答えが出てこない)問題にぶち当たった時にあっさりギブアップするしかなくなっちゃいます。
Re:ネットに本音があるわけではないし (スコア:1)
例:投票のためにある政策に対する意見の数と質をネットで調べる。
・ネット右翼の意見がたくさん、中身に食傷
・ネット左翼の意見がたくさん、中身に食傷
・ほかは探したけど疲れ果ててめんどくさくなってあきらめた。
結局「意見を言いたい人」の言葉がネットにあるわけで
ネットの意見がどこまで本当か分からない。
気がついてみれば「自分に気持ちいい情報だけ」選択してるかもしれません。
(今回で例だと、ネット右翼支持者になるなど)
ネットに書けない大人の事情があったり、
ネット上のバッシングされている人の本当の素顔があったり。
「会う」っていうアナログなコミュニケーションもありつつ
ネットも一手段とするのがベターなのでは?。
それがネットだけになったらまずいってだけでしょう。
この主張者自体がメディアリテラシーを持ってないだけだと思う。
それをメディアで取り上げられやすく「アピール」したかもしれませんね。
昔から、新しいことにはバッシングがつきものであって
・舶来のスポーツ、野球が害毒であると論陣を張ったり
・写真ができると魂がとられると言われ
・テレビができると総白痴になるといわれ
・ゲーム脳
・ネットが流行ってこのトピックが登場<現在
#私の妄想未来図。
#タッチパネル利用者よりキーボード派が集中力があると誰かが主張
#りんご病とは別に「英字のりんご病」がDMS-IPV6で登場
#IT技術者は何らかの精神疾患があると学会が認定。「支持メーカーor支持ソフト名」+病という病名がつけられる。
#病院にIT科という診察科が新設。IT技術者はベンダーやハード、ソフトにニュートラルになるまで強制入院させられる。
#IT技術者は地下にもぐり、上記に対しレジスタンス活動。テロ集団として国連決議される。
#⇒マトリックスの世界へ
#ネット右翼が熱湯欲に変換された。
Re:ネットに本音があるわけではないし (スコア:1)
同じ意見がたくさんだと同一人物と思っちゃうけど。
the.ACount
Re:学者でも無いし (スコア:1)
いわゆる「お使いゲー」が増えたのもそうした攻略サイトを増やす原因だと思う。
単にフィールド上を行ったり来たりする「作業」は時間だけを消費する苦行だし、
そうした苦痛を緩和するには攻略サイトが一番だし。
#5以来久しぶりにドラクエ9(廉価版)やったけど、
#なんだこのお使いゲーは…と思ったのでID。
#錬金とかしっかり体系付ければもっと面白くなりそうなのに…。
コンピュータを使い始めたら、なんだか物忘れが増えました (スコア:1, おもしろおかしい)
>また、これにより長期的な記憶を行う能力が重視されなくなり、より人間は浅くなってしまうとも述べられている。
ひと、それを加齢と言う。
Re:コンピュータを使い始めたら、なんだか物忘れが増えました (スコア:1, すばらしい洞察)
メモに記憶を盗まれるとも言う。
筆記が始まった時代からそうなんじゃなか老化?
# それ以前は長老とか語り部とかが重宝されていた
Re:コンピュータを使い始めたら、なんだか物忘れが増えました (スコア:1)
「文字禍」ですね
是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:1, すばらしい洞察)
ガスコンロ、ライターおかげで何も考えずに火が使えます。
むしろ電磁調理器があれば火を使うことすらありません。
AT車が普及しまくっているのでなにも考えずに運転が出来ます。
計算は電卓です。むしろ手計算は信用されません。
考えが浅くなる(というか考えなくなる)のは普通じゃね?
その労力や手間を減らすためにテクノロジは発達したんだし。
#叩かれそうなのでAC
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:2)
この手の言説はよく見かけますが、違うんじゃないかといつも思います。
という結果、人は能力が落ちたと言われるけれども、今まで能力がなかった人が能力を得られたじゃないのかなあ。
今まで賢かった人が便利にならされて愚かになるというのは(定量的なデータはないけど)違う気が。
元々考えが浅かった人が、賢い人と同じ事が出来るようになったじゃないのかなあ。
# 上記の例で言うと、「火をおこせた人が、ガスコンロのせいでおこせなくなった」「MT運転できた人がATのせいで運転できなくなった」ではなくて、「今まで火をおこせなかった人ができるように」「今まで運転が苦手だった人が運転できるように」では。
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:2, 興味深い)
将棋の話ですが、羽生名人はそれを「高速道路が整備された」という表現をしていました。
IT業界の人間にも結構うなずけるような比喩だったようで。
インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞 [cnet.com]
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:1, すばらしい洞察)
道具は省力化、能率化に大いに役に立つが、能力を与えてくれるわけじゃない。
計算機はシミュレートに便利だけど、疑う方法は教えてくれない。
通信機はコミュニケーションに便利だけど、人に好かれる方法が身に付くわけじゃない。
Re: (スコア:0)
深く考えないといけない問題なんか、自分の人生から
他人のものやら自然のものまで腐るほどあるというのに。
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:1, すばらしい洞察)
ところが、空いた時間にもインターネットで下らないものを見て回ってしまうので、意識的にインターネットを遠ざけないと、深く考える時間は確保できません。深く考えたければ、ノートとペンを持って出かけるのがお奨め。
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:2)
ショウペンハウエルは多読を批判的に言ってそういう表現になったのだと思いますよ。 「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。〔……〕だから読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。〔……〕ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失って行く。」 ショウペンハウエル「読書について」 [hatena.ne.jp]
私は「考えなくてすむならそれでラッキーじゃん」は必ずしも言えないと考えていて、 やはり、人生の中には自分の頭で考えなくはならない場面に多数出会うわけだし、 自分の頭で悩む強さみたいなものを持っている必要はあると思います。 先人が考えた難しい問題を、自分がいちいち考え直す必要はないというのも、 では全く先人が考えた事がない問題を自分が考えなくてはならない状況になったとき、果たしてそれまで似たような問題を全く考えたことがない人間に、ちゃんとその問題を考えることができるのかというのは大変疑問です。
また、「賢い人がものを考えて、それを伝えてくれれば、」といっても 適用範囲が狭い、純粋に技術的なことに限ればそれも当てはまるかもしれないけど、 例えば「増税は是か非か」のような政治的な問題になるとそうとも言えません。 誰が賢いのか、その人が賢いということを誰が保障するのか、賢いからといって必ず正解にたどり着けるのか、そもそも賢いということはどういう現象を指して賢いというのか……
私自身は最後の「インターネットは優れたツールだ」という部分には賛同します。 しかし結局それはツールに過ぎないわけで、使う人間のほうが常に重要であると考えます。 使い方を誤れば道を踏み外すこともありましょうし、「豊かな生活」と書いていますが、インターネットを使うことによってそうでない生活に陥ることも当然あります。そういったことを認識した上で使うというのが重要だと思います。
Re:是とは言わないが、インターネットに限らず同じ (スコア:1, すばらしい洞察)
>自称コンピューターに詳しいという人はインターネット脳、この手の人が多いよね。
>仕事でもプライベートでも本当に扱いに苦労する。くだらないプライドが高いし。
日本人=みのもんたの番組で買い物に走る
自称コンピュータに詳しいという人=インターネット脳、くだらないプライドが高い
信頼できない情報のソースがこうして作られるのであった。
机上の空論でないところがすごい (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
学者の世界に銅鉄主義というものがありまして (スコア:1, 興味深い)
ネットを持ち出さなくても、安直さが安易な思考をもたらすというはごく一般的に成り立ちそうに思えます。
Re:学者の世界に銅鉄主義というものがありまして (スコア:1)
用途と利用方法 (スコア:1)
e-mailにしても実際在る郵便を模したものだけれど。
手軽さ・量・受取に掛かる手間を考えると全く別の物になっている
ここら辺のコストが実際の郵便は大きいので1回の郵送に対して送る内容にかかる手間は大きく掛かっていただろうし
物理的な制約が郵便というメディアの形を決めていたと思うのだけれど、これを制約の無いネットワークの世界に持ってきたのがe-mailだと思うので別に理想の形でもないと思うのですよね
e-mailが使われだしたとき言われていたことに「電話より効率的なメディアだ」と云うのがあるのだけれどもこれなんかも前提として使われ方としてメールチェックは時々・同期性を求めるような使い方をしない・メールの量と用途が適当であると云うのが在ったんじゃないかな
だから利用者が意識しなくても適当な利用方法になるのが理想的だけれどもe-mailにしろWEB全般にしろそうではありませんよと云う事を身をもって言っているに過ぎないのではないでしょうか?
生きる糧 (スコア:1)
こうやってみんなに注目されているものを叩くのって
きっと楽しいのだよね!
Re:生きる糧 (スコア:1)
s/楽しい/儲かる/g
じゃないのかな?
Re:生きる糧 (スコア:2, すばらしい洞察)
このストーリのような形で、ニコラス・カー氏やその著作に言及することすら、
彼の新著のプロモーションとして、有効に機能しているように見えます。
Re:生きる糧 (スコア:1)
# ほんとに皮肉の意図だったらいろいろごめんなさいorz
Re:生きる糧 (スコア:1)
注目されてるのかなぁ~?
the.ACount
口癖 (スコア:1)
#含む自分
いろんな意見があるけど (スコア:1)
Re:いろんな意見があるけど (スコア:1)
傾向は感じる (スコア:1)
しかしそれは、テクノロジーの発展以前の傾向で、
昔から、予測を長くたててこつこつ行動するのが好きな人、行き当たりばったりなのが好きな人といたような気がします。
もとがアジアの農耕民族だと後者が性に合わないので前者、といったように。
抜けてるのは他人の評価。 (スコア:1)
人間が自分の都合だけで変化して行くと言う論理のようだが、そうやって他人からの評価が下がって行き、落ちて行く人は常にいた。
the.ACount
次はどんなバカ? (スコア:0)
電話が出た時、人は文字を書かなくなりバカになると危惧されました。
テレビが出た時、人は本を読まなくなりバカになると危惧されました。
インターネットが出た時、人は調べる事をしなくなりバカになると危惧されました。
さて、次のバカはなんでしょうか?
コピペ脳というならわからんでもない (スコア:0)
T/O
静謐な時間 (スコア:0)
自分独りで静かに考える(あるいは瞑想する)時間の重要性はわかる。
それは人間的な生活を送る心の健康の為に誰にでも必要。
Re:恐怖の「iPod脳」 (スコア:2)
両耳塞いで、不動もせずに音楽聞いてられる一般人が不思議。
Re:恐怖の「iPod脳」 (スコア:1)
「無音>好きな音楽>雑音」
むしろ、外部から入ってくる情報の量が問題かも。好きな音楽じゃなくて、普段耳にしている音楽という方が正しいかもしれない。
雑音をノイズとして完全に無視できる人や、普段から音楽付けになっていない人は
音楽をかけるとむしろ、たびたび割り込みが入って、バックグラウンドプロセスにリソースが割り当てられないかもしれない。
逆に普段から音楽を聴く習慣がついてる人は、
その音楽にこれ以上情報がないと脳が知っていて、
無視できる体制が整ってるんじゃないかと。
# 雑音をノイズって…そりゃ当たり前なんですが…
恐怖の「インターネットNo!」 (スコア:0)
というか人間の能力なんて限られてるんだし、能力を広く使えば浅くなるし、狭く使えば深くなるのは古今変わってないとおもうんだけどなぁ
単にNoを突き付けたいだけなんじゃないのかと・・・
Re:文章量 (スコア:2)
もっと突き抜けて俳句の世界へ
Re:人々の補完が始まった (スコア:1)
まずはストルーン(サンタクララ薬)を作らないと。
#それは人類補完機構
らじゃったのだ
たぶん (スコア:1)
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re:スレタイ見て(オフトピ) (スコア:2)
Twitterで短い情報を頻繁にやりとりしているのを見ると
近いようなイメージがありますね
Re:ニフティとか、Newsの議論が懐かしい。 (スコア:1, おもしろおかしい)
IDつきのNiftyとか、実名・所属表記が慣習なNewsのことをACで言われてもねぇ