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第二の「ドットコムバブル」は始まっているのだろうか ? 44
ストーリー by reo
逃げ切れ 部門より
逃げ切れ 部門より
hylom 曰く、
英 Guardian 紙が、「第二のドットコムバブルが始まっているのか ?」という記事を掲載している (本家 /. 記事より) 。
Zynga や Twitter、Groupon などの企業評価額は急激に増加しており、Facebook など大規模な資金調達を行う企業も現れている。これらは (企業価値上昇の)「始まりに過ぎない」という分析をしているものもおり、90 年代後半の「ドットコムバブル」の再来ではないか、という見方もあるようだ。
日本で新鋭の IT 企業というと DeNA や mixi、GREE などが話題になっているが、「バブル」と呼べるような目立った急成長を見せる企業は見られない。「バブル」というと「崩壊」後の悪い印象も強いが、ドットコムバブルを乗り切った Google や Amazon などは現在でも大きなシェアを誇っており、技術やアイデアを持つ企業の成長を助ける側面がある。日本では「第二の IT バブル」はやってこないのだろうか ?
ソフトウェアIT系の資金調達は危険 (スコア:3, 興味深い)
最近のソフトウェアIT系が資金調達したところでつぎ込めるのはほとんどが人件費。
intelみたいなハードウェアを扱うところなら、設備投資があるとしても
ソフトウェア系は、人件費かその社員の使う機材程度。
というか、お金をかけずに商品を生み出せるということが強み。
しかし、この人材と言うリソースはつぎ込んだ金に対する
リターンが非常に不安定。
まず、社員が有能かどうかは分からない。
そして、社員に金をつぎ込んでも転職してしまう可能性がある。
社員が継続的安定的な利益を生み出すことも難しい。
大規模システム開発といっても、人が多いということが有効に効く場面は限定的。
というか、むしろ多いと困る場面が多い。
このような不安定なリソースを資金調達した財源で増やしたところで
リスクが増えていく一方。
このような状況は、まさにバブルと言えると思う。
Re: (スコア:0)
いやそれ言ったらソフト開発はずーっとそうだったし。
なら、充分なカネを払えば、
・今の雇用情勢なら人が沢山来るので有能な人材を選べる
・社員を引き止められる
・人数を抑えれば上の二点が強化でき、かつ「人が多い」ことのリスクを抑えられる
なーんていう夢みたいなことはできないのかな?
Re:ソフトウェアIT系の資金調達は危険 (スコア:2, すばらしい洞察)
> なら、充分なカネを払えば、
日本では「人月いくら」の個人の能力差を無視した報酬しか払わ
ないところがほとんどなので、その仮定はなりたたないのですよ。
中国よりもよっぽど共産主義的。
しかも、ITバブル(そんなものあったのか?)期の「仕事があ
るからこの会社に就職しました」みたいなのがいっぱい混じって
て人月いくらでは優秀な人はほとんどいない。
#成長する会社は自ら起業する奴か、人月の神話から心底離れら
れるところだけだと思う。
Re: (スコア:0)
というか、そもそもその前提がひっくり返せたら、という話なんだけど。
Re:ソフトウェアIT系の資金調達は危険 (スコア:1)
>なら、充分なカネを払えば、
払い「続け」れば、ある程度可能かと思います。
ただ、難しいでしょうね。
設備投資とはお金のかかり方が違うんですよね。
費用のかかり方を
初期投資+メンテナンス費+廃棄費と分類したとき、
人間の場合は、メンテナンス費の割合が大きくなります。
設備はメンテナンス費用は初期投資に比べ低くなりがちなので
長く使えれば、より効率的ですが
人間は、メンテナンス費がほとんどであり、さらにそれを増やしていかないと
優秀な人材を維持できないんですよね。
# しかもメンテナンス費用だけ掛かる不良部品(社員)への変化もあり得ます。
# 廃棄費用(リストラ手当)も馬鹿にならなかったり・・・
Re: (スコア:0)
いったん雇ったらクビにするのが事実上不可能な日本の解雇規制が問題なわけですね。
欧米では仕事がなくなったらさっさと解雇しますけど。
とりあえず思ったことを脊椎反射レス (スコア:1)
Zyngaってあんま聞いたことねえよ、どこだよ、と思ってぐぐったら
確かに数ヶ月前に携帯ゲーム系の開発会社でニュースになっていたですな。
ウノウラボが買収されて改称していたのか。でも数年後にはなくなってそうだな。
Grouponは確かにバブルだろうねぇ。数年後には多分はじけているところまで含めて。
Re: (スコア:0)
やっぱそうだよねぇと脊髄同意。
一番危ういのはfacebookじゃないのかなぁと思うよ。
人は増えているように見えるから、緩やかーに死んでいって
気づいたらバブルでした、って典型的に演じてくれそうじゃないか。
grouponは倒れるときは目に見えて倒れるだろうからバブルというより
あーやっぱりねー、で終わりそうな気がする
Re: (スコア:0)
Grouponはバブルではなくて、既に終了でしょ。
創業者が持ち株売ってエグジットするなんて、相当異常な状態だよ。
日本に限らず、各国展開している中身も劣悪そのものらしいし、
絶賛ババ抜き中ってやつだよね。
Re:とりあえず思ったことを脊椎反射レス (スコア:1)
Google、Grouponを「50億~60億ドル」で買収か? - ITmedia アンカーデスク [itmedia.co.jp]という噂が、過去の物になってしまいましたね。
バブルの定義もよるが,急成長はしているようだ。 (スコア:1, 興味深い)
> DeNA や mixi、GREE などが話題になっているが、「バブル」と呼べるような目立った急成長を見せる企業は見られない。
「DeNA や mixi、GREE」をリーマンショック崩壊後の2009年前半と最近2年間の株式時価総額を概数で比較すると
DeNA 1000億円 → 4500億円
GREE 1300億円 → 3000億円
mixi 1000億円 → 800億円
と,前者2つは急速な成長を見せています。一方,売り上げ高は
DeNA 376億円(2009.3) → 1130億円(2011.3予)
GREE 139億円(2009.6) → 570億円(2011.6予)
mixi 120億円(2009.3) → 170億円(2011.3予)
と,こちらも急成長をとげており,ビジネスの手法の是非はともかく,これらの企業は儲かっているようです。
これをバブルと評価するか,健全な発展と評価するかについては意見が分かれるところでしょう。
売り上げも成長に比例して,企業評価額も成長をする限りではバブルとは呼ばない気がします。
Re: (スコア:0)
Facebookの時価総額推移は↓を参照。縦が時系列、横が時価総額。
http://livedoor.2.blogimg.jp/okappan/imgs/5/1/51c907dc.jpg [blogimg.jp]
ビジネスの手法の是非 (スコア:0)
子どもの犠牲で成り立つ高収益企業グリー(上) [data-max.co.jp]
アメリカのバブルとはものが全然違うと思う。出会い系サイトとか悪質リフォームのような後ろ暗いビジネスを東証一部上場で広告バンバン打って明るいイメージにするとこうなるという感じ。これを「新鋭のIT企業」と呼ぶような社会もまた不健全。
Re:ビジネスの手法の是非 (スコア:1)
>アメリカのバブルとはものが全然違うと思う。
Facebook なんて、出会い系サイトそのものに見えますけど……
Re: (スコア:0)
Facebookが行動するたびに金を取られるとは知りませんでした。
名称と外見的な類似だけでオークションサイトとペニーオークションを一緒くたにするのと同じくらい無茶だと思いますけど。
むしろ事実上何かするたびに金を取られるDeNAやGREEの「無料」ゲームのほうがよっぽど出会い系サイトに似てますね。
Re:ビジネスの手法の是非 (スコア:1)
む?「出会い系サイト」って、「何か行動するたびお金をとられる」というのが
定義なのですか?「男女やその他の出会いを目的としたコミュニケーションを行うための
サイト」だと思っていました。
日本では (スコア:0)
どこがとは言わないけど結局潰されちゃうから来ないんじゃないかね。日本では
Re: (スコア:0)
大手による寡占が進んでいるだけ。投資対象が限られてくれば、投資先が集中し、価格が上がるというだけの話。
Re: (スコア:0)
元ACの言いたいことはそうじゃない。
国内大手の無料だったとことかは、あまりにも犯罪やトラブルの温床っぷりが酷すぎて、
潰れるくらいの厳しい規制をかけようかという機運が高まってるってこと。
コミュニケーション機能がある場合は書面による本人確認を義務付けるとか、
月額徴収金額の上限設定するとか。
Re: (スコア:0)
なんか偏った解釈だなぁ
薬事法の改悪とかもあるじゃん
Re: (スコア:0)
>大手による寡占が進んでいるだけ
それよりも法制度が追いついておらずまた裁判所の判断も硬直化し既得権益集団の保護に重きを置いていることの方が問題。
新しい技術と新しいアイデアで新しい商売をはじめても既得権益集団に難癖をつけられ裁判所に禁止命令を出されてしまうので
結局国内資本では展開されず国外に拠点を置く外資のサービスに潰されてしまう。
バブルというのは、 (スコア:0)
バブルというのは、本質的な急成長に対して、中身がないのに膨らんで、いずれ破裂するものという意味で、最初から悪い意味の言葉。
ここで問題としているのは、今の成長が本質的なものかバブルになるのかという懸念だよ。
Re:バブルというのは、 (スコア:1)
>今の成長が本質的なものかバブルになるのかという懸念だよ。
全部、バブルに収斂するだろうね。
投資とか投機って、本質的な成長だろうが、イメージだけ成長している様に見えるものだろうが、膨らんでいる状況にある事にたいして行われる。
結果、本質的な成長であっても、過剰投資による「見た目だけでかくなる」部分が大きくなるわけで、全部、バブルの中に入ってしまう。
本質的であったか、単なる泡だけだったのかは、泡が消し飛ぶとわかる。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
今の日本のネット系というかネット上のサービスで儲けてる会社がバブルとは思わないが、この先の人口減少を考えると安定成長が望めるとも思えない(海外に出ていくか、寡占化が進むか、はたまた数の増える老齢者向けの新サービスに転換するか!?)
Re: (スコア:0)
それに失敗すると、バブルの烙印を押されるわけだ。
もともと無限に成長することでしか収益を上げられない、インチキ・ビジネスモデルもあるけどね。
Re: (スコア:0)
typo (スコア:0)
誤 Gardian
正 Guardian
# 自分のtypoは見逃しまくりなのでAC
Re: (スコア:0, オフトピック)
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:0)
一時的で局所的なブームはあったようですが、第二のドットコムバブルは・・・と言うほどのバブルでしたっけ?
「ここにブームが来ています!」と言いたい人々が跋扈して必死に煽り立てている状況をバブルと言うなら、確かに来てたかもしれませんが。
まぁ、それぐらい、「ということにしたいのですね」な感じがプンプンと。
Re:ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:3, 興味深い)
これといった実績がないにもかかわらず、投資だけはしているからバブルなんだけどね。(不動産や金融は投資自体が本業だけども)
IT系の話でいえば、あれだけ流行っていたJavaはどこへ行ったんだろうね。いや、ランタイムは配布されているけどさ。
Re:ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:1)
そもそも「投資」ってのは「肥らせて、そしてリターンを得る」ための物であって。
投資している段階で実績がないのは、何の不思議も無いんじゃないの?
言い方は悪いですが。
実績出てから投資って、日経新聞と四季報だけ見て株買ってる爺さんと同レベルの話でしょうに。
Re: (スコア:0)
>あれだけ流行っていたJavaはどこへ行ったんだろうね
どこにでもあると思うけど、業界によって違うのかな?
企業内向けだとSAPにしてもOracleEBSでもイントラマートみたいなものでも出番は多いし
開発工数、発注の金額もまだ結構あるって感覚なんだけど。
Re: (スコア:0)
遍在化していちいち話題にあがらないだけなのでは
Re: (スコア:0)
> あれだけ流行っていたJavaはどこへ行ったんだろうね。
逆に聞きたい。どこを探してJavaが見つからないと思ったのでしょうか?
Re: (スコア:0)
「おじいちゃん、SUNならOracleに買収されたでしょう?」
って感じですかね。
Re:ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:2, 参考になる)
http://en.wikipedia.org/wiki/Dot-com_bubble [wikipedia.org]
通説ではあったことになってます。ここにも書かれてますが、FRBの
金利上げなどを機に2000年ごろ崩壊したことになっていて、実際に
NASDAQは大きく下げ、多くのdot com企業が倒産して大量のIT関連の
失業者を出してます。いま残ってるのは、その崩壊を生き延びた企業って
ことですね。
日本でもYahoo Japanをはじめとするネット企業の株などに猛烈に金が集まった
時期があったものの、その前のバブル崩壊の痛手が余りにも大きかったこともあって、
あんまりバブルがあったとか崩壊したという意識は希薄だったりもします。
元ネタの話に戻すと、もともとバブルかどうかは過ぎ去ってみないとわからない
ものです。企業が実態より高く評価されているといっても、もともと
株価には企業の将来性が含まれるので、たとえばFacebookの今の企業価値と株価が
乖離していてるというだけではバブルとはいえません。
元記事にも少し指摘されてるようでしたが、いまは世界的な金融緩和で
過剰流動になっているので、バブルが起きやすい状況です。金融引き
締めに転じれば、第1次ドットコムバブルのように崩壊することは十分に
ありえます。
ただ、FacebootやTwitterは十分すぎるほどユーザーを集めてるので、
第1次ドットコムバブルを生き抜いたAmazon、Googleのように崩壊後も
残るだろう思います。FacebootやTwitterが、強い株価を背景に集めた資金
で余計なことに手出ししなければ、という条件付きですが。
Re:ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:1)
>そもそもドットコムバブルなんて、バブルというほど実態ありましたっけ?
雨後の竹の子のようにデータ通信に特化した国際長距離通信会社が出てきたのは、あれはまさにバブルだったと思う。
実際海底ケーブルまで引きまくってたし。
でも需要が無くて殆ど潰れて買収されるか看板掛け替えるかで殆ど残ってないよね。
Re: (スコア:0)
個人的には、10年ちょっと前に存在した「静的なWebページを作る(htmlタグを打つ)だけで、1ページあたり10万円の仕事」とかがバブルだったと思ってます。
当時、実質的には大学生のアルバイトが片手間で作業するだけの自称IT系ベンチャーがたくさんできて、そして消えて行きました。
また、UNIXの構築やら設定やらで1人月200万とかが普通だったと聞いています。
やっぱりバブルと言えるんじゃないでしょうか。
#当時のことはよく知らないAC
#もしかしたら、尾ひれがついてるかも
Re:ごめんごめん、でもやっぱ疑問 (スコア:1, 参考になる)
大昔にはこんな [srad.jp]事も
個人的にも1995年~2000年頃、サーバ1台構築して100万円とか、
いわゆるLAMPで掲示板作ったりして、年収1000万越えしてました。
IPv6バブルなら一瞬くるかも? (スコア:0)
ドットコムバブルがくるかはわかりませんが、「IPv4がなくなる~~~」ってITゼネコンに
踊らされるIPv6バブルなら極東の一地域で起きるかも、と思ったり。
しかもバブルに気をよくしたITゼネコン経営陣が「これからはIPv6に力を入れます!」とか
勘違いして実行に移し始めちゃった瞬間に崩壊する予感がするんですけど・・・。
#そして投資回収の責任だけが現場の中間管理職に押し付けられる・・・という悪寒
Re:IPv6バブルなら一瞬くるかも? (スコア:3, 興味深い)
CCNAのコースがある専門学校で教えているので、それは感じます。
しばらくは延命だろうけど、IPv6化は避けられないので、そこでCCNA持っている奴の需要がドカーーンと。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re: (スコア:0)
> しばらくは延命だろうけど、IPv6化は避けられないので、そこでCCNA持っている奴の需要がドカーーンと。
ドカーーンときて、熱が冷めたら「俺たちどうすりゃいいの?」っていうIPv6難民が大量発生??
Re: (スコア:0)
CCNAって持ってるとなにかいいことありますか?