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Google

Googleの自動運転カー、初の衝突事故(ただし人間の運転中) 31

ストーリー by hylom
機械のエラーと人間のエラーどっちが危険? 部門より

eggy 曰く、

Googleの「自動運転カー」が初めての衝突事故を起こしたとのこと(本家/.Jalopnik記事)。

これはGoogleの自動運転カーが前方のプリウスに突っ込んだ写真をJalopnikの読者が撮影し、寄稿したことで明らかとなった。事故はカルフォルニア州マウンテンビューにあるGoogle本社付近で、しかも皮肉なことに、自動運転カーを人間が運転している時に起きてしまったという。Googleのスポークスマンは、「安全を最優先にしています。我々の目的の一つにこのような軽度の自動車事故を防ぐことがありますが、この事故は人が運転しているときに起きました」と話している。だが、ソフトウェアによる自動走行中の自動車事故の責任は誰にあるのかという質問に対して、Googleから回答は得られていないとのこと。

またその後NBCにタレコまれた別情報によれば、他にも3台の乗用車を巻き込んでいたという。Googleの自動運転ソフト搭載プリウスに背後から衝突されたプリウスがアコードに衝突。そのアコードがまた別のアコードに衝突し、さらにもう一台のプリウスを事故に巻き込んでいたとのこと。

ネバダ州では今年の始め、高速道でGoogleの自動運転カーの走行を来年3月より認めるとする法案を成立させている。またカルフォルニア州では、人間が乗車していれば自動運転カーの走行は法律上禁止されないことから公道での試験走行は累計でおよそ140,000マイルに達しているという。今回の事故は人の命が犠牲とならなかったのが不幸中の幸いである。

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  • by Anonymous Coward on 2011年08月08日 17時00分 (#1999531)

    それにつけても米国での日本車の多さよ

    #巻き込んだ4台がプリウス2台とアコード2台って

  • by tamanegi (38323) on 2011年08月08日 17時00分 (#1999532) 日記

    カリフォルニアではそんなにプリウスとアコードが多いのか?
    偶然にしてはすごいような。

    • カリフォルニアはホンダが北米に先鞭を付けて以来の拠点だから、というあたりでしょうか。
      プリウスは所得高めの層に売れているのはよく知られていますし。

      まあ最近落ち込んでますが、そもそもアコード/アキュラ自体が、
      例年カムリあたりと販売台数のトップを争っている車種なので多いんでしょう。
      日本でいうフィットとヴィッツみたいな。
      親コメント
    • 本家でも、アコードとプリウスの多さを疑問に思われる人が多いようでした。
      何例かあげると
      ・そんなことが起こりうるのか
      ・カリフォルニアではよほど光化学スモッグが多いのか
      ・金持ちのベイエリアには多い
      ・サンノゼのあたりでは7台の醜悪な緑のプリウスに囲まれて命の危険を感じたぜ
      ・トヨタの回路がエラーを起こしたか(結構ちらほらと)
      ・関係者なのでは 参考映像(グーグルのパーキングアリア) [youtube.com]

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ・ホンダの拠点である
      ・歴史的にエコカー優先政策が取られている
      って事の結果かと。

  • by Anonymous Coward on 2011年08月08日 18時46分 (#1999591)
  • by Anonymous Coward on 2011年08月08日 17時02分 (#1999534)
    問題は安全かどうかではない。事故を起こしたときに皆で袋叩きにしてスッキリするための生贄を用意できるか否か、それが全てだ。
  • by Anonymous Coward on 2011年08月08日 18時26分 (#1999584)
    ある種の人たちの感情的な反発になるのかな。事故発生率がヒトよりもずっと低くても反発が起きるのが目に見えてる。もし死亡事故でも起きれば反対派が飛びついて「私の息子は機械に殺されました」とかキャンペーンやりそう…
    いくら性能を上げても事故ゼロというのは実質不可能だから、自動運転を世論に認めさせようと思ったらかなり大規模なロビー活動が大変そう…

    しかし
    >ネバダ州では今年の始め、高速道でGoogleの自動運転カーの走行を来年3月より認めるとする法案を成立させている。
    こういう対応の早い州があるのが実際アメリカのすごいところだよね。連邦制の強みというか。

    #個人的には事故率がヒトと同じになった時点で導入すべきだと思う。飲酒運転は確実にゼロになるし、免許とる手間もなくなるし、なにより自分が事故を起こす危険がなくなる。
    • by Anonymous Coward
      > 「私の息子は機械に殺されました」
      そういった感情面もあるでしょうが、もっとも重要な問題は、仮に事故が発生した際に誰が賠償責任を負うのか? ではないでしょうか。仮に自動運転で事故が発生したとき、その時点で運転席に座っていた(たとえ運転に関与していなくても)人に責任を負わせるとしても、その人と自動車のメーカー(あるいはGoogle)との間で責任の所在を確認するための訴訟が起きるのは必至でしょう。

      ここで自動車メーカーに責任が及ぶとなれば、メーカーがそういった車を発売することはおそらく不可能になってしまうでしょうし、逆に、搭乗者の責任になってしまうというのであれば、その搭乗者は自分の責ではない理由で殺人者や犯罪者になってしまう可能性が出てくるわけで、やはりそんな車は売れっこないように思えます。
      • 任意保険とセットと考えれば、「不可能」と言い切るほどではないように思える。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          なんでも金で解決できるなら楽なんだが

      • by Anonymous Coward

        自動車は自動運転であったとしても補助と考えて、現状では運転席に座っていた人間が運転者で運転責任を負うと考えるんじゃないでしょうか?
        車内、それも運転席に座っていながら運転に関与していなかったのなら、関与していないこと自体、機械に対する監督責任を怠ったということで運転者の過失でしょう
        免許を持たない者しか車内にいなかったのなら、無免許運転で車内にいる人間(や未成年の場合はその保護者)が罪に問われるでしょうし

        もちろん、何かの時に人間の操作を無視して自動車が動いたならややこしいことになるでしょうが、設計上は人間の操作を優先するようになっているでしょう
        #それでも訴訟リスクは高そうだ

      • by Anonymous Coward

        そこはやっぱ,車会社が弁護士にどれだけお金を使うかという話になるのでしょうか.

      • by Anonymous Coward

        航空会社とパイロットと飛行機メーカーの誰に責任を負わせるか明確じゃないから、オートパイロットは実現のめどすら立っていないし、鉄道会社と運転手とATCの開発会社の誰に責任を追わせるか明確ではないので、ATCは(ryなわけですね。なんだか私とはずいぶん違う時空にお住まいのようですが。

        • by Anonymous Coward

          船舶事故も飛行機事故も鉄道事故も、運転士ではなく運用会社が賠償に当たっている筈です。
          # 鉄道の場合は運用会社と製造会社がほぼ同一なのでちょっと事情が違いますが・・・

          これらの場合、インフラ側の運用ルールが自動運転に最適化されています。
          鉄道は言うに及びませんが、航空機や船舶の場合も相互に位置を認識する為の仕組みが整備されている上に、接近時は手動判断を含んだ回避手順がルール化されています。
          自動車で同等の運用を行う場合、専用レーン外でかつ障害物がある場合には手動判断が求められる事になりますが、専用レーンなんてロクに存在しない上に路肩や他車両が常に障害物となり自動運転が不可能となります。
          そういった本来は人間が判断すべき領域を自動化するのですから、自動車の自動運転をその他のオートパイロットと同列に語るべきでは有りません。

        • by Anonymous Coward
          > 航空会社とパイロットと飛行機メーカーの誰に責任を負わせるか明確じゃないから、オートパイロットは実現のめど
          > すら立っていないし、鉄道会社と運転手とATCの開発会社の誰に責任を追わせるか明確ではないので、ATCは(ryなわけ
          > ですね。
          航空と鉄道に関しては、操縦士や運転士が賠償責任を負わさせるといった事態は、私の知る限り、日本国内ではまだ無かったような気がします。羽田沖で逆噴射した日航機の例でさえ、賠償責任は操縦士ではなく日本航空にあったような。
          オートパイロットの欠陥と操縦士の誤操作が重なった(と被害者側が主張して訴訟になった)中華航空A300の事故でも、やはり航空機会社が損害賠償責任を負うことになっていますね。
          • by Anonymous Coward
            民事上の賠償責任はそうだが、警察検察はウテシやパイロット個人の刑事責任問うつもりマンマンだから困る。
    • by Anonymous Coward
      航空機と一緒でしょ。
      自動運転の機能に問題があればメーカーが責を問われるし、そうでなければ操作者の席が問われる。
      双方に過失があれば双方が責任を負う。
      ってことになるんじゃないかな。
      事故の責任をいうときに観念や感情を引き合いに出しても何も解決しそうにないし。

      >事故率がヒトと同じになった時点で導入すべきだと思う。

      それが実現するためには地上交通にも航空管制並みに強制力のある管制システムが必要になるんじゃないでしょうか。
      フライトプランを提出するように、ドライブプランの公開&提出が義務化されるとか。
      • by Anonymous Coward

        >航空機と一緒でしょ。
        >自動運転の機能に問題があればメーカーが責を問われるし、そうでなければ操作者の席が問われる。
        同意。
        それに、今だって、ブレーキに不都合があったりとかした場合、メーカーは責任問われてるはず。

        自動運転の場合、事故が起こった時に原因の所在がどこにあるかは分かりにくくなるかもしれないけれど、
        映像などの記録必須とかにすれば、バランスとれるんじゃなかろうか。

  • by Anonymous Coward on 2011年08月08日 19時13分 (#1999607)

    自動車α「事故の原因が明らかとなった」
    自動車β「原因は人間だ」
    自動車α「事故を防止するには…」
    自動車β「原因を排除するしかない」

    自動車α「これより我々は安全に責任ある車として」
    自動車β「人間の排除を開始する」

    • by Anonymous Coward
      ロボット三原則の第零条ってやつね。人間を眠らせて安全確保みたいな。
    • by Anonymous Coward
      のちのスカイネットである
  • by Anonymous Coward on 2011年08月09日 5時01分 (#1999802)
    自動運転用の標識を埋め込んだ道路インフラの整備など、新しい技術で新しい社会が見えてくる。超大型トレーラーが通行できる道路やレンタル自転車専用道路など、今までの道路行政の枠を超えたインフラ整備が、もっと進むとよいと思う。そもそも、巨大な機械の責任を一人の人間に負わせることが合理的なのか、どうか・・・。
  • by Anonymous Coward on 2011年08月09日 8時15分 (#1999821)
    人間は、「自動運転で事故を起こした時、手動運転だったことにする」ために乗っているのではないか?
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