NASA主催の超高効率な電気航空機のコンペ、ペンシルバニア州立大チームが優勝 10
ストーリー by reo
桂ァ!今何キロ!? 部門より
桂ァ!今何キロ!? 部門より
danceman 曰く、
Google がスポンサーとなっている NASA 主催の CAFE Green Flight Challenge は、乗員 1 人当たり 1 ガロン (≒ 3.8 リットル) 以下の燃料あるいはそれと等価な電力で 200 マイル (≒ 320 km) を 2 時間以内に飛行できる航空機のコンテストである。今年度はペンシルバニア州立大学のチーム「Pipistrel」が優勝し、賞金 135 万ドルを受け取った。同大会は、燃料効率の高い航空機の開発及び電気航空機産業の振興を目的としている (NASA のニュース記事、本家 /. 記事より) 。
3 日に開催された本大会でこの条件をクリアできたのは、参加した 14 団体のうち 3 チームだけであったという。だがこのうち上位 2 チームの航空機は、条件より 2 倍も燃料効率が高い結果を出しており、つまり乗員 1 人当たり 1 ガロンで 400 マイルを飛行するのに匹敵する効率を達成した。Pipistrel のブログによれば優勝した機体である Taurus G4 は 145 kW のモーター 2 基を両翼に配置した 4 人乗り飛行機で、乗員 1 人あたり 403 マイル/ガロンで 172 km/h を実現できるスペックとなっている。
電気航空機の新時代到来を予感させる結果に、NASA も「超高効率航空の実現はすぐそこまできている」「電気航空機がサイエンスフィクションの領域を超えたことが証明され、実用化に向けた取り組みが始まった」と喜びを伝えている。
あれ (スコア:2)
PipistrelのBlog見る限り、145kWのモーターは1基で、2個あるのは胴体?の部分のようですよ。
二人乗れる胴体の部分が、翼の途中、左右2箇所にあります。
翼の中央にモーターとプロペラがあります。
ハイブリッド化 (スコア:1)
そこそこの効率のエンジンになり得る物体をただ乗せておくだけなんてもったいない。
Re:ハイブリッド化 (スコア:2)
人間の運動効率は良いかもしれませんが、最大出力(全身)はせいぜい 数百W なので、
145kW×2のモータの足しにもなりませんね…。
Re:ハイブリッド化 (スコア:1)
スイスの太陽電池搭載電気航空機、ソーラー・インパルス [wikipedia.org]のモータが7.5kW×4だというのに比べると、ずいぶんパワフルですね。
乗員数と求められる速度が違いますが。
# 関連ストーリー [srad.jp]
離陸 (スコア:0)
自力で離陸できるの?
Re:離陸 (スコア:2, 参考になる)
http://www.youtube.com/watch?v=VuyAuofYP3I [youtube.com]
Re:離陸 (スコア:1)
今回の規定で自力離陸みたいですが、考えようによっては離陸時はコード付けても良い気もするなぁ。
モーターだから少々定格外で動かしても大した問題は無いだろうし、機内に最大負荷時の為の重量を抱える必要が無いのは良いだろうし。
Re: (スコア:0)
別コメでも指摘されてるけど、離陸はできる。
というかレギュレーション内に、離陸時の滑走距離が○○以内、騒音レベルが○○以内、って制限も明記されてる。
Re: (スコア:0)
もちろん自力離陸もO.K.
リンク先にあるのはモーターグライダーだけど、アメリカではキットで売られているくらいのウルトラ・ライトプレーンでも電動が十分に実用レベルになっていて改造キットもあるみたい
Re: (スコア:0)
http://www.technologicvehicles.com/en/actualite-mobilite-verte/815/pip... [technologicvehicles.com]
http://www.youtube.com/watch?v=a3q_cP74l_8 [youtube.com]
ニコイチ、いやちょっと違うか・・・