スマートフォンで実現する「非破壊自炊」 85
ストーリー by reo
Touchの1080p化希望 部門より
Touchの1080p化希望 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
GIGAZINE の記事で、本を切断したり裁断したりすることなく、そのままデータ化する「非破壊自炊」が紹介されている。
これは「ムービー自炊」と称され、yonta24の日記記事で紹介されているのだが、iPhone 4S でオートフォーカスロックと露出ロックをして本のページをめくる作業をムービーで撮影するというものである。この方法は書籍をムービーにするのでファイルサイズが大きくなるのが難点なのだが、Jiucie というアプリケーションを使うとめくり終えた状態を検知して写真を撮影することができる。この方法では 10 分ほどでコミック本一冊を画像ファイルとして取り込むことに成功しているようだ (もとまか日記乙の記事) 。
iPhone 4S のカメラを用いることで実用に達したとしているが、GIGAZINE の記事中でも指摘されているようにソフトさえ揃えば Android や Windows Phone 端末であっても本質的な違いはない。しかし、実現にはある程度高性能なカメラと、十分にパワフルでプログラム可能なコンピュータが必要となる。それらが極めてコンパクトな筐体に一体化されたスマートフォンだからこそ、実現されたソリューションであるとはいえるだろう。
関連ストーリ (スコア:3)
毎分 200 ページ読み込めるブックスキャナ、東京大学が開発 [srad.jp]
Re:関連ストーリ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
この記事を思い出した
車輪の再発明?それとも手軽に出来るようになったってこと?
めんどくさい (スコア:2)
断裁してScanSnapで取り込むのも結構めんどくさいです。全ページを撮影なんて一冊で挫折しそうです。
CTやMRIみたいなので、本を閉じたままスキャンできたらいいんですけどねぇ。
Re: (スコア:0)
バーコードスキャンしたら電子書籍版のコーナーへ飛ばされるだけでもいいんですけど
何とかなんないもんですかねぇ。
次のステップは (スコア:1)
うまくゆくようになるには、厳しい修行かハンドパワーが必要です
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惑星ケイロンまであと何マイル?
非破壊に価値はない (スコア:1)
書籍の自炊と言うのは、溜まりにたまって生活空間や床の強度を圧迫している本の山を捨てるためにする作業。
非破壊にするためにわざわざ使いにくい形で取り込むなんて本末転倒。
文化的価値のある書籍を電子化保存するならともかく、個人用途で使い道のある技術ではないと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
そんなこといわずに (Re:非破壊に価値はない (スコア:2)
本は購入した以上その人の所有物だというのは重々承知の上ですが、
出来れば価値のない本も捨てずに古本などで再流通させて欲しいとこです。
文化的に価値のない本ほど、二度と手に入らなかったりするのです。
唐沢なをきの「怪奇版画男」とか、あさりよしとおの「細腕三畳紀」とか、面白いのは面白いんだけど復刻されねーだろーなーという漫画は(今でこそ中古流通が増えているしネットもありますが)大量にある割に、古本屋で発掘しないと幻になったりしかねません。
(しかも版画男レベルなら知ってる人も多いですが、ほんとのマイナー本は買い逃すともう手に入らない……)
前述のあさりよしとお繋がりだと、「宇宙家族カールビンソン」を古本屋で集め回って苦労した人や、「ワッハマン」の最終巻を読んでアフタヌーン本誌の中古を探して絶望した人も多いはずです。
雑誌のおまけ漫画扱いのものは、既にロストしてしまったものも多いはず。
ある時期ある種の漫画雑誌を読んでいた人ならお馴染みの「おれさま!ギニャーズ!!」(カイザーズ or ギガーズ or ギ・ライズでも可)のような単行本化は、本当にレアケースです。
ネットのお陰で出来るようになったことは増えましたが、それもある程度要望があって初めて実現することで、本当にニッチな「あの作者が書いた本を読んでみたい!」という需要に答えるリソースは未だ無いと思うのです。(日経ドラッグインフォメーションという一般人にはマイナー雑誌が故に幻になっていた「カッコいい薬剤師」がネットで読めるのは、本当に良い時代になったなと)
ラノベなんかさらに壊滅的です。
例えばソノラマ文庫のシリーズは、人気があるものに関しては加筆修正版が出たりしますが、大体の小説は絶版のままです。
(潰れたレーベル以外でも、例えば「ソリッドファイター」の復刻は成りましたが、「タツモリ家の食卓」は結構厳しいんじゃないかな……)
アレゲな趣味は文化的価値が一般に認められ難いからこそ、個人が次世代に遺産を残していきたいものだな、と。
Re:非破壊に価値はない (スコア:1)
同じく部屋から本を減らすために、破壊スキャンをしてきたので心情はよく分かります
おかげで、文庫本はほぼ全てスキャンして駆逐に成功したし(数年がかりでしたが)
でもたまに、保存しておきたいけど出張で持って行きたい分厚い資料系の本を
そのままスキャンできたら・・・と思うことがあるので、否定せずとも適材適所で
行けるといいですね
#今までは必要な本を厳選して、しょって歩いていた
A4で10ptくらいの文字と数式(小さい字は5ptくらい)が判別できる位の解像度で
写真スキャンできたらいいな・・・実際、どんなもんなんでしょうか
Re: (スコア:0)
どうして捨てることしか考えられないのだろうか?
譲ったり売ったりすることもできる。
Re: (スコア:0)
どう見ても元コメの「捨てる」は「譲る」や「売る」も含んでいるようにしか読めないけど。
文脈が理解できずに字義通りにしか解釈できないのは典型的なアスペルガー症候群の症状なので、一度来院されることをお勧めします。
Re: (スコア:0)
「譲る」や「売る」なら非破壊には大きな価値がありますが、病院に行った方が良い人には難しかったでしょうか。
Re: (スコア:0)
バラバラに裁断された書籍を買ってくれる人がこの世に居るんでしょうかね。
Re:非破壊に価値はない (スコア:1)
人じゃないけど、買ってくれるお店はある。
http://www.saidanbon.com/ [saidanbon.com]
Re: (スコア:0)
法的にはアレですが需要はありますよ。
裁断済みのものを買うと、
1.本を買う 2.裁断 3.スキャン
この工程の「1.本を買う。」にかかる費用が割安になり、
「2.裁断」にかかり手間と時間が省略できますから。
Re: (スコア:0)
まぁ・・・
その場合本には
中古ゲーム:売った奴はできない
CD&DVDレンタル:販売物よりかなり高額(というかリッピングは規制ができたような)
の建前がないので、なんらかしらの規制が入りそうですけどね
Re: (スコア:0)
法的な問題はおいといて、自炊した後のものを誰かに譲ったり売ったりするのは気が引けますな、私は。
本そのものを手放すときに自分の持っているデジタルデータを廃棄、ならまだ自分を納得させられますが。
Re:スキャン後の転売・廃棄の法的扱い (スコア:2)
弁護士の見解: 「Q4:裁断済みの書籍をネットオークションなどで販売するのは?」 「A4:違法とする法的根拠が、おそらくありません。 」 [impress.co.jp]
HIRATA Yasuyuki
Re:スキャン後の転売・廃棄の法的扱い (スコア:1)
> スキャン後に、その本を捨てたり売ったりしたときの著作権法的な扱いについて
> 調べてみましたが、はっきりとした解はありませんでした。
あなたががやったのは「著作権法的な扱いについて調べ」たことじゃなくて、
「自称著作権に詳しい法律素人のブログを読んだ」だったり、
「法律の知識のないまま著作権法の原文を読んでみた」だったりしませんか。
面倒くさがらずに、きちんとした法律の専門家の書いた本を読んでみると、
著作権法が穴のない良く出来た法律だということが分かります。
Re: (スコア:0)
いつもうざいぐらいにいる
ACCSを見ても何も思わないんでしょうね
貴方は
Re: (スコア:0)
ACCSって何ですか?
Re: (スコア:0)
さすがにスラドでその質問はないわ
Re: (スコア:0)
常識
http://d.hatena.ne.jp/keyword/ACCS [hatena.ne.jp]
Re: (スコア:0)
そんなに自分の視野の狭さを大声で宣言しなくてもいいですよ。
電子書籍化というのは携帯性をよくするという面もあります。
Re: (スコア:0)
携帯性に着目できる俺カッケーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
Re: (スコア:0)
これほど意味のないACというのも珍しい。
Re: (スコア:0)
スマホを持ってるなら新たにハードがいらない。これ重要でしょう。
裁断機とスキャナーを揃えると結構な額になるし、置き場所の確保もしなければならない。
1冊10分でスキャンできるなら重要度の低いものをとりあえず取り込むにもお手軽。
誰もが全ての書籍の完全な電子化永久保存を望むわけではない。
また、本を破壊できない条件が付く時もある。
友人や図書館から借りた本とか。
さらにスマホがあれば出先でもスキャンできるから便利。
図書館でコピーを頼むの面倒だし。
# 技術書とかは全部必要なことって少ない上に重いから、
# 出来れば借りて行きたくない。
Re: (スコア:0)
> 友人や図書館から借りた本とか。
図書館はともかく友人が借りた本を自炊して返すのはクロに近いグレー。
Re:非破壊に価値はない (スコア:1)
なんで?
友人間での貸し借り:貸与権は公衆に対してのものであり、特定少数間での貸し借りに貸与権は及ばない。
著作物のコピー:私的使用のための複製であればよく、所有権に対する言及はない。
借りた本やCDをコピーして、自身のために使用する分には何ら問題ない。
ただし、ゲームとかプログラムは別。所有者のコピーしか認めておらず、所有権を失ったら破棄せねばならない。
Re:非破壊に価値はない (スコア:1)
ただ、それらはあくまで「図書館での複製」
図書館で借りた本を個人が自分自身の手で自分自身のために行うのはやっぱり30条の範疇
USB書画カメラ (スコア:1)
自動的にページ分割してくれるソフトがきもですね。
ぜひUSB書画カメラ [sanwa.co.jp]に対応して欲しい所
(カメラのほうも、3メガ程度じゃ無くて、8メガのカメラにバージョンアップしないかな)
Jiucie自体は、openCVを使ったソースの形で配布されているようですが、
ライセンスが配布不可なので、ぜひオープンソース化してPC上でも展開
してほしいな
Re:USB書画カメラ (スコア:2)
リモコンの効くカメラ+アームを上に設置してやってみたことがあります。
2ページを1ページに分割した上で中央のゆがんだ部分や影、色の濃さを補正するアプリケーションも作って。
結果、かなり自動化できたと思うんですができあがったファイルは、スキャンと大分差があって本を読んでいる感覚にはなれなかったですね。
「写真に写っている本」のレベルを脱するには超解像みたいなことをしないとだめなのかな。
ちなみにページ分割しないとかなり使い勝手悪いですね。1ページ目がPDFの1ページに一致してないと目次や索引が使いづらい。私は1ページより前は最後に回してくっつけてしまいますね。
Re:USB書画カメラ (スコア:1)
>スキャンと大分差がある
そうなってしまいますか。残念。
既にトライされた方の意見は参考になります。
写真っぽさは、ピントの関係でしょうか?
今なら、500万画素くらいのUSBカメラもあるので、150dpi相当くらいには
出来るんじゃ無いかと思ったのですが。
>中央のゆがんだ部分や影、色の濃さを補正するアプリケーションも作って。
すごいです。
影などについては、Scan Tailor [sourceforge.net]というツールを作っている人がいて、
なんとかなるんじゃないか?と思ったのですが、ゆがんだ部分を補正する
方法は手を付けてる人がいなくて、なにかいい手は無いか?と探したのですが
可能ならどのように補正されたのか、教えていただけないでしょうか。
実際使えるかというと・・・ (スコア:0)
>しかし、実現にはある程度高性能なカメラと、十分にパワフルでプログラム可能なコンピュータが必要となる。
>それらが極めてコンパクトな筐体に一体化されたスマートフォンだからこそ、実現されたソリューションであるとはいえるだろう。
どっかに書いたかな?
・画像もキレイに保存したいとき(イラスト集、画集、写真集、挿絵etc)には、iPhone4sのカメラではまるで足りない。
・一般的なドキュメントスキャナはテキストpdfにできる。スマフォにやらせるには荷が重い
・結局スマフォを固定する&ライティングをきれいにするという比較的大きなセッティング環境が必要
ってことで既存のものと同程度の空間が必要だったり
既存のものに及ばない性能だったりでいまいちでした。
これを試して「自炊はダメだな」って人が出てこないことを望みます。
Re:実際使えるかというと・・・ (スコア:2)
「非破壊」に意味があるんじゃぁ?読めればいんじゃね?
Re:実際使えるかというと・・・ (スコア:1)
ただ自分より他の人が読んだ方が良かったのでは無かろうかという思いも一方であって本の破壊は心が痛いです。
普及型非破壊自炊方式の普及問題 (スコア:2)
背表紙カットの手間やコスト(投資した場合)は、意外に馬鹿にならない。それを省略できるのは非常にありがたく、むしろ自炊の本命は非破壊スキャンだと思う次第。
撮影方式の画質がスキャンに代わるかどうかは、手間やコスト次第だが、微妙(どうにでもなるし、どっちもどっち)。ここで問題なのは、普及型非破壊自炊方式の普及問題。
出版業界のビジネスモデルは、別に考える必要はあると思うけど、ITという衝撃は不可避なんだから、その出現後の世界を考えるしかないと思われ。
Re:実際使えるかというと・・・ (スコア:1)
Re:実際使えるかというと・・・ (スコア:1)
>また、「実機で試す」には開発者登録が必要なこともあり、
やり方はだいたい見当がつくので、すぐに開発者登録が必要でない別のアプリが出ると思います。
自分もアプリ作って手持ちのAndroid機(iconia tab A500) でやってみようと思ったのですが、カメラの使い勝手が悪かったので断念しました。
iphone3Sのカメラだと使えるんでしょうかね。
今度、画素数が多くて接写機能がありそうなWebカメラを買ってみてPCベースでやってみようかと思います。
#存在自体がホラー
Re:実際使えるかというと・・・ (スコア:2)
Re: (スコア:0)
画質を求めてカメラスキャンしようとすると,解像度は最近の高級デジカメを使えばある程度解決できますが,ひずみ補正(レンズでなくページの三次元的ひずみ)が問題になってそこであきらめる人が多いと思います.今回の方法はそういったところを全部無視してとにかく読めればいいという観点で割り切ってやっているのが良いですね.画質を気にしだしたら個人レベルでできるのは破壊してドキュメントスキャナかフラットベッドで頑張るかの二択に収束してしまうと思います.
Re: (スコア:0)
それ以前に、世の中の多くの人は自炊自体を求めていないと思うよ。
Re: (スコア:0)
ならなおさらこの手の初期投資なしで試せる方法は価値があるんじゃない?
転生? (スコア:0)
本の中身(文書)を魂と考えて、別の器に移行するためにそうそううまい話は無いなぁと思ってみたり。
# そこで、キャシャーンとかマトリックスを思い出したのは秘密。
youtube厳禁 (スコア:0)
発売前のジャンプをyoutubeで公開して逮捕された中学生がいましたね。
あとは歪み傾き補正を (スコア:0)
あとは歪み傾き補正を入れれば立派なブックスキャナーですな。
参考 ブックフリッピングスキャニング [u-tokyo.ac.jp]
Re: (スコア:0)
さきっちょ、で見たトコか。
写真の補正を入れるアプリもあることだし
この研究室の位リアルタイムでなくても
補正はしてるんじゃないんですかね??
# 炊いたあとかな?
部門名 (スコア:0)
Retina [alc.co.jp] ディスプレイ以上は意味が無い というのが(あくまで)dankogai氏の現在の認識 [livedoor.jp]。
なのでリーダーをRemoteに対応させてAppleTVで(何か違う)
Kinnectセンサーみたいな (スコア:0)
奥行きチェックが入れられる仕組みがあれば、歪んだ表面の補正は可能でしょう。
で、iPhone4Sで可能と言うことは、文字通り「デジタル万引き炊」が可能と言うことを意味します。速読よろしくぱらぱらめくられてハイ終了ではないにしろ、今後できなくないですよねぇ
Re:携帯電話の電源はお切りください (スコア:1)
”カメラ機能のある携帯電話の電源はお切りください”という張り紙は、普通にあるものとばかり思ってました。
近所の書店だと、たいていの店で、携帯電話を取り出しただけで、”申し訳ございませんが、店外でお使い願います。”と、店員が駆けつけてきたりします。
デジタル万引きというそうですが、立ち読みしている雑誌の中の画像を撮影して、本は買わないという人が、かなりいて、既に問題になっているそうです。