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音楽

KORGのアナログシンセ、アップデートもアナログ 21

ストーリー by headless
メロトロンと勘違いしちゃいました 部門より
hem 曰く、

KORGのアナログシンセ「monotribe」は、古典的なアナログシンセの動作と操作性をほぼ再現した楽器で、実売2万円程度という手ごろ感もあり、この種のガジェットの中ではよく売れているようです。

発売後半年が経過してversion 2へとメジャーアップデートしたのですが、なんとアップデータはWAVファイルで配布されています。このファイルにはシステムをエンコードした音声が収録されており、PCなどで再生した音声を本体のSYNC-IN端子に流し込む方式とのことです(monotribe version 2)。

BASICのプログラムをカセットテープから読みこんだ世代のタレコミ子は、monotribeのアナログへのこだわりに、迂闊にも目から汗が溢れてしまいました。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • KORG Kaptivatorのバックアップ機能も面白いですよ。
    多数の動画クリップを非圧縮で記憶し、それぞれに再生開始終了ポイントやモードなど属性を定義でき、リアルタイムにそれらを楽器のごとく再生する機器です。

    これのバックアップ機能は、
    「あるクリップの属性データを静止画として表示」
    「そのクリップの動画をそのまま再生」
    を繰り返し、ビデオ出力から送出するというものです。バックアップ機能から出力されるビデオ信号をDVカメラなどで記録し、レストアするときは、その記録した動画をそのまま食わせます。

    この「静止画として表現された、あるクリップの属性データ」は、画面いっぱいに並べられた、機械的に認識しやすいよう工夫された、テクノな感じの数字だらけの画面です。クラフトワークのNumbersっぽい味があります。
    http://www.youtube.com/watch?v=RYTdG4KOHcg
  • 逆の発想 (スコア:5, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2011年12月04日 19時33分 (#2060826)

    ラジコン用のプロポ(送信機)には、特に飛行機やヘリなどの空ものの場合には「トレーナー端子」と呼ばれる端子があります。緊急時(初心者が気体の姿勢を見失ったりしたときなど)に上級者に操縦を代わってもらうために、送信機を接続しておく端子です。

    #実際は、送信機の設定を揃えたりするのも面倒だし、墜落しそうになったら「奪い取る」のが手っ取り早いのであまり活用されません。

    その信号を、PCのサウンドカードに突っ込んでジョイスティックとして使用する"SmartPropo"というものがあります。

    以下、駄文。

    その端子からは、(送信機の設定によって)PWM信号なりPCM信号が出てきます。PWMの方は、波形を見ればどんな信号か一目瞭然なのですが、PCMの方は、波形を見ても良くわかりません。誰に聞いても知らないので、自分で解析しようとしました。しかし、DSOなど高価な測定機器は持っていないので、PCのオーディオ端子に突っ込んで観測する方法を思いつきました。8bit/mono/48kHzで「録音」して、適当なヘッダを付けてPGM(P5)画像ファイルとして(横幅を調整しながら)開くと、きれいな縞模様が現れました。そこからの解析は早かったです。地道な作業でしたけど。

    解析しているうちに、「リアルタイムで解析したらジョイスティックとして使えるんじゃなかろうか」と思い始め、できたのが "SmartPropo" です。

    今から考えると、赤面するくらい拙いコードです。簡単な等化は行っていましたが自分のPC専用だし、ブラインド等化なんてもちろんやっていない。動かない人も居て当然ですね。初めのうちは、「動いたよースゲー」というのと、「期待していたけど動かなかった残念」という反応が半々くらいで返ってきました。しかし、そのうちに修論や就職活動で忙しくなってきてメンテナンスできないでいると、罵詈雑言や誹謗中傷ばかりが目立つようになりました。

    で、面倒くさくなってやめてしまいました。ら、今でもメンテナンス続けてくれている人がいました。うれしい気持ちが半分、残りの半分は、いつまでたっても消えない黒歴史・・・。

    http://www.smartpropoplus.com/dnn/ [smartpropoplus.com]

    #本人なのでAC

  • ラジカセで副音声を録音して、MZ-700にロードさせたりしてたなぁ(遠い目)

  • by mfukuda (15975) on 2011年12月05日 0時28分 (#2060965) 日記
    ROLAND MC-8もカセットテープで記録再生できたから、ある意味先祖がえりというか、「わかってるな」という感じ。
    • Re:ROLAND MC-8 (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2011年12月05日 9時28分 (#2061035)
       MC-8と言えばやはりYMO。
       カセットテープで記録再生していたのはシーケンス信号ですが、1曲のロードに数分かかるため1979年のライブではシーケンス有りと無し(オール手弾き)の曲を交互にやっていました。翌年は2台のMC-8を交互に用いることにより全曲シーケンスに対応。
       しかし元々ライブで使うことを想定した機械ではないので熱暴走することもしばし。シーケンサが止まったら手弾きに切り替えるという職人技でしのいでいました。クラフトワークも当時はMC-8をライブで使っていましたが、こちらはシーケンサへの依存度が高かったためか暴走したら手が付けられなかったようです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ROLAND A300PROのバージョンアップは、MIDIファイルでした。

      • by Anonymous Coward

        エクスクルーシブメッセージとか使ってバイナリ直で埋め込めるコンテナ形式だから全然意外性が無いってのが悲しいとこですね。

        機種指定付きのMIDIファイルではMIDI音源側のコンフィグ的なデータが埋め込まれてるとか日常だったしなぁ…

  • by Anonymous Coward on 2011年12月04日 15時31分 (#2060727)

    >アップデートもアナログ

    これはデジタルなんじゃないの?
    波形データをそのままアナログで取り込んでアップデート、とかならアナログって言えるだろうけど、システムソフトウェアのアップデータなんだからデータ自体はデジタルなんでしょ?搬送波がアナログと言うだけで。

    デジタルの無線に対して「使ってる電波は連続的な波形だからアナログでの通信だ」とか言わないのと同じで。

    • by Anonymous Coward on 2011年12月04日 15時48分 (#2060731)

      「アナログ」と「アナクロ」の混用でしょう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      アナログモデムの立場は・・・・。

      個人的にデジアナどっちでもいいんだけど、まあ、面白いなぁ。こういうの。
      希望者にはカセットテープで郵送販売しますとかあったら。
      そのまま再生しちゃう人続出な世の中なんだろうか。

      • Re:アナログって…… (スコア:3, おもしろおかしい)

        by PEEK (27419) on 2011年12月04日 18時59分 (#2060809) 日記

        希望者には穿孔済みのパンチカードを郵送します。

        --
        らじゃったのだ
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        今時のPCはシリアルなんか付いていないし、誰でも持っていて、なおかつコスト的に
        一番敷居が低いI/Fがオーディオ出力というのは確かに面白い。

        # ダンプ入力を選択しなかった時点でKORGのエンジニアは偉い (か?)

        • by Anonymous Coward on 2011年12月05日 0時12分 (#2060957)

          ニンテンドーDSのソフトで、ユーザーがマップを作れるゲームがあったんだけど、そのマップ作成コンテストの優勝作品をWEB経由で配布するときに
          そのメーカーのホームページからWAVファイルで配布、ユーザーはソレをPCで再生させてるスピーカーにDSのマイクを近づけてマップを読み込む、ってのがあった。

          アナログとデジタルがいい感じに融合してると思ったね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          > 誰でも持っていて、なおかつコスト的に
          > 一番敷居が低いI/Fがオーディオ出力
          フロッピーディスク以前のマイコン時代もそうだったわけだ。アメリカでは「テレタイプ」という機器が万年筆くらいに普及していたので使えたらしいけど。

  • by Anonymous Coward on 2011年12月05日 14時22分 (#2061200)

    某キャリアの研究所で、音声帯域のデータ通信ということで開発やっていました。
    振幅を既存の音声信号にあわせてやって、紛れ込ますのがミソです。
    空間を飛ばすと(SP->MIC)歪んじゃってメタメタでしたが。
    あー、カセットに入れて試してみればよかったなぁ

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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