日刊工業新聞曰く「PythonはGoogle独自の言語」 120
ストーリー by hylom
Google=>MS,Python-=>C#と置き換えれば話は通じそうなんですが 部門より
Google=>MS,Python-=>C#と置き換えれば話は通じそうなんですが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
朝日新聞に、Googleが国内においてGoogle App Engineの法人向け事業を本格的に進めている旨の記事が掲載されている(ソースは日刊工業新聞)。これによると、2012年中にGoogleはApp Engineの国内サポート体制を整備し、積極的に展開するという話らしい。
しかし、ツッコミどころは、『クラウド基盤の貸し出しサービスは、米アマゾン・ドット・コムなどが先行。グーグルは「パイソン」と呼ぶ独自のプログラム言語を使用していたため、この分野で後れをとっていた』という部分。PythonというGoogle独自言語を使用していたことが問題だったらしい。
Pythonは欧米ではメジャーな言語であり、もちろんGoogle独自の言語でもない。この記事は新聞社のITリテラシーに疑問を感じられるものとなっている。
表記レベルでも (スコア:3, すばらしい洞察)
どっちを括弧内に入れるかとか、App Engineは頑なに「アップ・エンジン」にしてup engineな誤解を招きそうな一方、Javaは「ジャヴァ」か「ジャバ」と書かなくても良いのかとか、内容以前に表記が適当。文章屋さんとして、なんぞ統一ポリシーは無いのかな。
Re:表記レベルでも (スコア:3)
察してあげましょうよ。記者も自分のわかってない内容について記事を書かされてあっぷあっぷなんですよ。
Re: (スコア:0)
俺は「ストレージ」って謎発音表記に突っ込みたい
Re:表記レベルでも (スコア:2)
カタカナ語が原語の発音と違うのはよくあること。理由はどうであれ既に「ストレージ [yahoo.co.jp]」で定着してしまっているのだから、英語の発音と違うとか言っても始まらない。
Re:表記レベルでも (スコア:2)
ヌル値
アルトキー
って奴ですね。
私は原語派です。
Re:表記レベルでも (スコア:2)
普通 [srad.jp]に使われています [srad.jp]。
IBMは「ストーレッジ」、どこか忘れたけど他社で「ストーレジ」でしたね。
Re:表記レベルでも (スコア:1)
ストレス時代の…
# 私はあの薬の名前を考えたやつにツッコミたい
Re: (スコア:0)
え、なんて読むのがふつう?
突っ込めないデスクが悪い……… (スコア:2, すばらしい洞察)
とは言え朝日新聞が日刊工業新聞ソースをそのままのっけたのでねぇ。
日経BPがビッグデータの記事 [nikkeibp.co.jp]で炎上したぐらいなので、お机様の能力がなぁ………と。
(あとで、コッソリ海外事例って追加したのか)
Re:突っ込めないデスクが悪い……… (スコア:1)
Re:突っ込めないデスクが悪い……… (スコア:1)
「ソフトウェアはソースからコンパイルしてインストールする」のが当然だったころの昔からUNIX系OSを使っていた人だと、
パーサジェネレータとしてbisonは使ったこと無くても、
gccをインストールするときにお世話になるので、bisonのことは知っている可能性が高いと思います。
まあ、後に gccのソースにbisonの入力(*.y)だけでなく出力(*.c)も収録されるようになり、
ソースを修正しない単なるコンパイルならbisonは不要になったので、
どっちかというと「にわか乙」というより「おさーんホイホイ」って感じですかね。
作者がいるから (スコア:2)
Python の作者が Google にいるから勘違いした〜なら、まだ救いがあるような気がしないでもないけど、文面からしてまあ違うんだろうな…。
Re:作者がいるから (スコア:2)
「ネットエスケープ」とか、間抜けたことを言ていたくらいなので、そんなものでは
ないかと…
Re:作者がいるから (スコア:2)
多分同じ位の昔話...報道と企業パンフを比べるのもナンですが
NiftyServe(当時)「提携パソコン通信:インターネット」
とあるコラムニスト「インターネットはパソ通会社じゃないでしょ!」
NiftyServe(当時)「一般人にはこういう言い方の方が通じるんです」
Re:作者がいるから (スコア:1)
まあ、NHKを国営放送と勘違いしている人もいるくらいなので、
そんなものではないかと…
Re:作者がいるから (スコア:1)
いや、NHKを国営って言っちゃうやつはただの無知だろ。
Re:作者がいるから (スコア:1)
モンティ・パイソンの空飛ぶサーカスを放映したBBCではないでしょうか?
Re:作者がいるから (スコア:2)
このコメント書いている間に同じ突っ込み入るかもですが、BBCも国営ではないです。
# 海外部だかには国の資本入ってるんでしたっけ?
名前の由来が由来だから‥‥ (スコア:2)
記者が、Pythonは「something completely different」な言語だと思い込んだのかもしれない
# なわきゃねーよ
情報技術記者 (スコア:2)
こちら側にいる人間にとっては笑っちゃうような、また憤慨するような誤認ってことになるけど
記者がPythonのことを知っているとは思えないので仕方ないとこもありますね。
新聞記者の大半は科学技術に対する素養のない人達ですから、科学専門記者という科学分野に
明るい記者がいたりもしますよね。まあ、新聞の科学欄の人気のなさから、最近は
だいぶ部門も縮小されているようで、似非科学的な記事が平気で載るようになったりしているけど。
情報技術は科学の一分野になるのかもしれないけど、かなり特殊じゃないかな。科学が得意な記者が
必ずしも情報技術に明るいとは限らない。
一方で、情報技術が人の生活に与える影響というのは科学一般と肩を並べるほど影響が大きくなっている。
というわけで、そろそろ新聞社にも情報技術専門の記者みたいのを置いてもいい頃合いなかも。
引退したプログラマとかSEとかそういう人達を雇ってくれるといいかもしんないですね。
コーディングに疲れきった人の再就職の口ができるし。
まあ、文章がかけて読める人という条件付きにはなると思うけど
いやいやいや(Re:情報技術記者 (スコア:1)
そこは仕方なくないんじゃないでしょうか。
物凄く乱暴に言ってしまえば、python や、地震や、株式や、原子力や、国際政治の事なんて
ジャーナリストは通じていなくても構わない、と思います。
ですが、それらの話題が報道に載る時には、現地へ行って何が起こっているのかを見たり、
そういう事をよく知ってる人に話を聞いたり、ウィキペディアでちゃんと調べたりして、
おおむね間違いは無い というレベルの文章や文言にして、消費者に提供する必要があるはずです。
分野が非常に狭い世界の話かもしれませんが、これは誤報と呼んで差し支えないレベルの、
不正確な表現だと、私は思います。
// 件の記事を見に逝ったら、赤さんが出てきて「お前さんが読みたがってる記事は流れちまったぜ」
// とか外道な事を言いやがったので、義憤に駆られて id
きっとこの記事の印象が強かったせい (スコア:1)
Google NY が “Python” を大至急検索中 [srad.jp]
BigTable (スコア:1)
GoというGoogle独自の言語があるという話とか、BigTableが独自で受けないからSQLを追加したという話とかとごっちゃになっちゃったのかね。
「Java」などのオープン言語 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:「Java」などのオープン言語 (スコア:1)
# ちょっと考えれば、ActionScriptとか、この文脈で言う所の「クローズドな言語」に相当しそうな
# 言語の例を挙げれなくもないけど、今までそんなこと意識したことないよなぁ、的な意味で
Re:「Java」などのオープン言語 (スコア:2)
オープン系とかオープンシステムって言葉は聞いたことありませんか?
厳密な定義がある言い方では無いですが…しかし、特段変な表現にも見えません。
多分この場合、対義にあるのはASではなくCOBOLやPL/IやRPGなんかでしょう。
Re:「Java」などのオープン言語 (スコア:1)
Re:「Java」などのオープン言語 (スコア:2)
日刊工業新聞は多分、「オープン系」という言葉が通る層を、ある程度対象にしていると思われますが。
Re:「Java」などのオープン言語 (スコア:1)
もちろんGoogleの独自言語ではないが・・・ (スコア:1)
ぼちぼち隔離政策を行うためにもPython 2.5系についてはGoogle Pythonとして独自言語化してくれてもいいような気がする。
世の中からGAEの案件が無くなるまで2.5系をローカルにも保守して使い続けなければならない不幸をいつまで続けるんだ・・・
Everyday Sunday (スコア:1)
子供の頃は日曜版についてくるまちがいさがしをするのが好きだった
2つの絵から7つ違うところを探せという
クイズやクロスワードより好きだったな
大人になったら紙面そのものがまちがいさがしだと気づいた
そして新聞を読まなくなった…
そして、 (スコア:0)
タレこみ人のスルーカが試されていた。
なにをいまさら (スコア:0)
>この記事は新聞社のITリテラシーに疑問を感じられるものとなっている。
これについては「なにをいまさら」としか。
むしろ新聞社のITリテラシーが中学生よりマシだと思ってた人がどんだけいるんだ?
Re:なにをいまさら (スコア:1)
一般の大手新聞社はともかく、日刊工業新聞を名乗るならそれくらいは知っているか、
少なくともあらかじめググっておいて欲しいと思うのは欲張りすぎだろうか……。
パイ○ン (スコア:0)
に空目した
Re: (スコア:0)
パイオン?
#エリュン「割礼するわよ!」
Re:パイ○ン (スコア:1)
なんだろう。カラーコーンのことかな
マスコミなんてその程度 (スコア:0)
コンピュータは工業にふくまれないんでしょう。
@ITとかITmediaなら4/1にもっと面白い物をだしてくれるハズ
Re: (スコア:0)
>コンピュータは工業にふくまれないんでしょう。
魔術か錬金術の類だな。
Re:マスコミなんてその程度 (スコア:1)
国内の話なら、言いたいことは分かる (スコア:0)
独自言語というのは明らかな間違いだしそのほかもいろいろツッコミどころは多いのだけど、国内展開の話に限れば、
Pythonエンジニアが日本に少ないから、Web開発のデファクトである(これ正しい?)Javaのサポートが後回しだったせいで利用が遅れた。
という意味にも取れるね。
ってかGAEのシェアってどんなものなの?
Re: (スコア:0)
Web開発のデファクトである==Web開発の事実上である
おかしいよね。
Re:国内の話なら、言いたいことは分かる (スコア:2)
スタンダードを省略したことだけを突っ込んでいる?
他の意図がある?
Pythonプログラマーとしてはちょっとショック (スコア:0)
マスメディアが知らないのは、まあ最初からあきらめているが、
>Pythonは欧米ではメジャーな言語であり、もちろんGoogle独自の言語でもない。
これ、わざわざ書かなきゃなんないほど、スラドでも知名度ないの?
この方面だとRubyに行ってしまうのかね。。それとも未だにPerl?
Re:Pythonプログラマーとしてはちょっとショック (スコア:3)
わからないけど、その部分を省くと、読解力のない人が
の部分だけ読んで、「Python は Google の独自言語じゃありません。タレコミ人と編集者は馬鹿」とか言い出すかも、とタレコミ人は考えたんじゃないかな。 (まあそうだとしたら、タレコミ人はもう少し読者の文章理解力を信じてくれても良かったんじゃないかと思うけど。)
Re:Pythonプログラマーとしてはちょっとショック (スコア:1)
>タレコミ人はもう少し読者の文章理解力を信じてくれても良かったんじゃないかと思うけど。
無理。日本語に不自由な日本人が多すぎる。
Re:独自な言語の定義とは? (スコア:2)
C# は概ね MS の人だけで作っているけど、
Python n は Guido だけで作ってるわけじゃないし。
Re:新聞記者に (オフトピ:記事が正確になるかどうか関係ないけど) (スコア:5, 興味深い)
ものごころついてからの人生、半分くらい朝日を読んで半分読売を読んでの個人的感想です。
一番差を感じたのが文化面などの政治経済以外の記事の質。
朝日は情熱の感じられない不正確な記事を書く。あるライブ評で、アンコールでやった曲を「あのヒット曲を演奏しないとは」みたいに批判してみたりね。それって、アンコール見ずに帰っただろ? 「政治部目指して入社したのに文化面なんてやる気ねぇっすよ」って速攻で帰って記事上げて飲みに行っただろ? と勘ぐりたくもなる。
読売は逆に力入れすぎ。文化面って一部趣味の偏った記者の解放区になってませんか? というくらいマニアックにこだわった記事が書かれていることがある。過去にテレ朝の戦隊モノやライダーに出ていた俳優を数年後に取材するケースも多いように感じる。放映終了後もお気に入りの俳優のブログをチェックしていて、次のステップ踏み出したらすかさず趣味混ぜて取材しにいってんじゃないの? というような。
はい、まったくの勘ぐり。でも記事を読んで行間からにじみ出てくるものがそう勘ぐらせている。
んで、正確かどうかという話にこじつけると、同じ金払うなら浅くて不正確な記事よりも深くて不正確な記事 (偏っているともいう:-) のほうがいいな、と。
Re:新聞記者に (オフトピ:記事が正確になるかどうか関係ないけど) (スコア:1)
漫画家のすがわらくにゆきが昔「なんで読売こんなデータ持ってるの」ってツッコミを入れていたことがあったのを思い出した。
Re:新聞記者に (オフトピ:記事が正確になるかどうか関係ないけど) (スコア:1)
勤め先とタイアップで半ば趣味の特撮イベントやっちゃう文化部員さん http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E6%BD%AE [wikipedia.org] がいる新聞社、と、読売に関してはそういう認識です。