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Oracle

米連邦地裁判事、Oracleに対してGoogleの訴訟費用113万ドルの支払いを命じる 12

ストーリー by hylom
それでも赤字とは 部門より
taraiok 曰く、

Oracleは2010年8月、Javaプログラミング言語の特許および著作権をAndroidが侵害しているとしてGoogleを提訴。この訴訟ではGoogleが勝訴。ほぼ無罪となった。これにより、GoogleはOracleに対して訴訟費用の請求が可能になった。米国カリフォルニア州北部地区連邦地裁のWilliam Alsup判事は、9月4日、Oracleに対してGoogleの訴訟費用113万ドルを支払うよう命じている(ArsTechnicaCOMPUTERWORLD本家/./.J過去記事)。

Google側は文書開示関連費用290万ドルなどを含め、403万ドルの訴訟費用を要求していた。これに対し、William Alsup判事は、Googleの主張する文書開示関連費用290万ドルは、電子会議費、同僚や他のベンダー、顧客とのコミュニケーション費などが含まれており、説得力がなく、費用を水増ししていると非難。結局、裁判所が裁判のために任命した鑑定証人に支払われた日当など113万ドルについてのみ認める形となった。特許訴訟では、膨大な費用が必要となる。すでに両社はそれぞれ数百万ドルの訴訟費用を費やしていると見られており、Googleにとって、この勝利は限定的なものといえる(ArsTechnica)。

本家では、OracleによるMySQL潰しの一件のこともあり、Oracleの特許トローリング的な訴訟に批判的な論調が多い。

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  • by Anonymous Coward on 2012年09月07日 18時21分 (#2227091)

    ということですね。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月07日 16時52分 (#2227016)

    よくあることだとは思うけど
    小さいところは訴訟なんて勝ってもデメリットしかないわけで
    捨て身で訴訟されたら潰されるじゃないですか……

    今回のはJavaのAPIに対して権利主張とかいうトンデモだったわけだから
    Oracleにはもっとペナルティ付けてやっていいんじゃないの?

    • by BonTf (8325) on 2012年09月07日 21時12分 (#2227200) 日記

      今回の命令は弁護にかかった費用に関してだけなので、ペナルティを付けるってのは難しいのでは。

      また、著作権に関する主張は殆どの特許が破棄されたあとに強調され始めたので、Oracleが公共性ではなく自分の利益のみを念頭に置いて行動していたのは明らかであり、Googleの裁判費用をOracleが負担しなくていい理由がないと裁判官が述べています。

      いわゆる特許ゴロってのは、意図的にライセンスにかかる費用を裁判にかかる費用より低く設定するんで、みんな裁判するより払っちゃう。これの問題点は特許の妥当性が審理されないままになってしまう事です。また、そう言う所はライセンス以外の事業をしていない所が多く、クロスライセンスも結べない。これらのことはもうずっと批判されています。

      今回に関してはOracleが非常に高額の賠償を求めていたので、Googleには戦わないという選択肢はなかったんでしょうね。

      親コメント
  • >Googleが勝訴。ほぼ無罪となった。これにより、GoogleはOracleに対して訴訟費用の請求が可能

    日本でも痴漢冤罪で拘留され、無罪になった元会社員にも教えてあげたい

    #日本にはそういう規定ないんでしょうけどね

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