あるAnonymous Coward 曰く、Googleが企業向けの「Google Apps」無償版の新規登録を終了する(ITmedia)。無償版は従業員数10人以下の企業および個人が対象だったが、今後は1ユーザーあたり月額600円の有償版のみの提供となる。なお、教育機関および非営利団体向けのGoogle Appsは無償のまま引き続き提供されるとのこと。また、現在無償版を使っていたユーザーは継続して無償のまま利用できるという。Googleによると、今後個人向けには無料のGmailやGoogleドライブなどを利用してもらい、法人向けには有償版を使ってほしい、という方針のようだ(クラウドWatch)。
やっぱりクラウドでもコストは必要ってことで・・・ (スコア:3, 興味深い)
クラウドになると何でも安くなると勘違いしているお客様が多くて・・・
GoogleとかYahooとか個人向けで下手なサービスよりも高機能なものが無償で提供されてしまっている事が背景にあるのですが。
個人向けは広告収入で、業務用はちゃんと費用がかかるという区別のためにはありがたいかも知れません。
私個人では無償版を使っています。Googleの技術動向を知るのに重宝しているので、今後新たに追加でAppsを利用するのが有償化されるのは残念です(←って、この意識がダメなんですよねきっと)
Re:やっぱりクラウドでもコストは必要ってことで・・・ (スコア:1)
> クラウドになると何でも安くなると勘違いしているお客様が多くて・・・
客が勘違いしているんじゃなくて、勘違いさせるように業者が仕向けているのでは?
名前からして霞みたいなものであることを強調しているじゃん。
Re:やっぱりクラウドでもコストは必要ってことで・・・ (スコア:2)
確かにそういう側面があることは理解してます。
クラウドになったおかげで、サービスの境界(ハードウェアとソフトの分離)がハッキリしました。
ハード保守はパブリック・クラウド業者に丸投げでコストダウンになっていることも事実です。
まあ、顧客にオンプレミスのサーバをリプレースさせるための言い訳に成っている現実はいかんともしがたいですね。
営業がクラウドの定義をしっかり理解していないという問題もある。まあ、バズワードってことですかね。
>名前からして霞みたいなものであることを強調しているじゃん。
まあ、微妙なネーミングではありますね。個人的解釈としては、『「クラウド」は雲のようにどこにあっても、
サービスさえ提供されていれば場所は関係ないよね?』という程度の解釈なのですが。
サービスとして提供される以上、サービスが稼働しているかどうかの監視は無くなりませんし、
原因はともかくデータの不整合が発生すれば、エンジニアが対応することも変わりません。
インフラコストも、IaaSやPaaSの場合、本来顧客が負うサーバの資産リスクをiDC業者が肩代わりしているに過ぎません。
オンデマンドのメリットはあれど、最終的にかかるコストは、クラウドでも変わらないと言うのが、サービスを提供している側の本音ではないでしょうか。
クラウドの幻想としては、
(ユーザ側の誤解)
・クラウドはハードが故障しない。
・クラウドは完全に自動化されていて人間の工数はかからない。
(サービス提供者側の誤解)
・クラウドだからサポートは必要ない。
・クラウドだからサービスが止まっても自分たちの責任じゃない。
といったところでしょうか。
#ユーザとISerの間で苦しむSEでした。
Re: (スコア:0)
そりゃコストダウンの手法としてクラウドを喧伝してるからでしょ。
無償で提供出来ていたのになんで有償に…って思うのはデフレ経済では当然では?
#好景気になったら全部自社管理にして、他社に頼るクラウドサービスは衰退しそうな気がする
Re:やっぱりクラウドでもコストは必要ってことで・・・ (スコア:1)
>無償で提供出来ていたのになんで有償に…って思うのはデフレ経済では当然では?
確かに、ごもっともで。
GoogleAppsに限れば、当初無料で後から有料って言うのは後出しジャンケンって感じがしますね。
ただ、うちのように当初から有償で提供しているサービスで、「VMイメージを簡単にコピーできるから、検証環境はタダだよね?」って言われてしまうと、それは違うよなぁ・・・と思ってしまう次第です。
有償OSならOSのライセンスは必要だし、有償ミドルを使っていればその費用もかかりますしね。
それにクラウドでOracleのライセンス使おうと思うと、めちゃくちゃだし(※)。
#うちの製品の費用?コピーすりゃタダだから、お客に請求できたらラッキー♪って感じでしょうか(^^;
※:Oracleのライセンスはクラウドに対応したライセンスとは言いがたい。
1インスタンスでも、VMotionする可能性のある物理サーバ分ライセンスが必要とかオカシイでしょ!って、言いたい。
無料ユーザーも囲えてたのでは? (スコア:1)
GoogleAppsだと、ドメイン管理など、一般のアカウントとは違う機能がついてたから、全く同じとは言えないが、
今年始めだったか、に強制的にGoogleアカウント化されたことにより、Appsユーザーも普通にGoogleアカウントとして扱えるようになった。
これは、Googleにとっては、どちら経由でも同じようにユーザー獲得できてたと思うのだが、今後無償Appsを廃止することでユーザーを取りこぼす可能性もある。
特にAppsがあれば、そのドメイン管理者が新たなGoogleユーザーを勧誘してくれるというのに。
Apps版のほうだけ余計にコストがかかる、ということだろうか。有償版の方でシステムは構築する訳で、そのお裾分け的に無償版は利用できると思うけど、サポート面の問題だろうか。
無償版を利用させてもらってる側としては、そんな特別なサポートはいらないのだが。普通のGoogleアカウントと同レベルのもので。
提供は終了してないよね? (スコア:0)
新規登録の受付を停止なんだから。
Re: (スコア:0)
でもって、新規登録を終了した。だよね。
12/6には終了してるんだから。
(/.Jの掲載までの遅さを考慮しなくても)元ネタのITmediaに掲載された時点(12/10)で終了していたし、実際元の記事でも「終了した」とかいている。
そのうち (スコア:0)
グーグルドライブの内容をチェックして、「これは個人じゃなくて事業」とか認定し
ある日突然、請求書が回ってきたりして。
移行先とか (スコア:0)
今まであの機能を無償で提供してくれていたことには感謝するが、
独自ドメインのメール管理用にメールのみの安価なプランとか作って欲しかったな。
自宅メールサーバーやレンタルサーバでの運用をやめてGoogle Appsに移行した人結構居ると思うんだよね。
次に新しくドメインとったときはドメイン業者がやっている無料メールサービスにするか、
月額125円のさくらのレンタルサーバ ライトあたりにするか、
何処かいいサーバ知ってる人が居たら教えて欲しいな。
Re:移行先とか (スコア:1)
つWindows liveアドミンセンター
Re: (スコア:0)
Outlook.comでIMAPさえ使えればと本気で思っている。
♯塩漬けドメインにApps振っておけばよかった、ってのは同感。
Re: (スコア:0)
> 独自ドメインのメール管理用にメールのみの安価なプランとか作って欲しかったな。
これは同感。
自分も家族用のメールアカウントをGoogleApps無償版で使ってるけど、
他に幾つか使わずに塩漬けにしているドメインがあって、そっちもGoogleAppsにしとけばよかったな、と。
今回は「新規受付終了」だけど、
既存ユーザ向けのGoogleApps無償版のサービスもいつまでも続けるとは思いにくいので、
「for Business」より低機能で安価なプランを用意して頂けると嬉しいのだが、
Re: (スコア:0)
さまざま同感。
無償版を足がかりに、と他にオススメしづらくなった。
既存Businessプランユーザをカニバっちゃいそうだけど上限10ユーザまでで年額1万切るくらいとかあってくれると。
なんならユーザじゃなくて従業員数とかで制限かけても。
スタートアップにやさしくしなくても選定されるシェアを得たからなのかGoogle的にヒルユーザが増えすぎたからなのか・・・
# ところで以降先という話題になってますが受信メールを別サーバに移行できるものなのでしょうか?
Re: (スコア:0)
Google関連の移行先絡み案件が3件。
- GoogleApps無償版
- FeedBurner
- iGoogle