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ビジネス

テクノロジーは雇用を奪っている? 112

ストーリー by reo
そうですねー 部門より

taraiok 曰く、

MIT の研究者で Enterprise 2.0 の提唱者として知られる Andrew McAfee 氏は、ブログ上で現在の雇用と賃金についての問題を米国内の雇用と賃金の推移グラフなどを用いて指摘している。その中で、民間雇用率や GDP、労働生産性などの経済指標の中から、1980 年代以降、平均家計所得の上昇率だけが低下していることを問題視している。同氏は近年、平均家計所得の上昇率が低下している理由として、グローバル化、政府の税金政策の変化、オフショアリングの普及に加えて、コンピュータとロボット技術が高性能化していることが影響しているという (Andrew McAfee’s Blog の記事本家 /. 記事より) 。

これまで経済学の世界では、技術進歩によって発生する失業は (市場の成長よりも下回ることから) 、一時的な問題に過ぎないという考え方が主流だった。しかし、最近はこの考え方を変える経済学者が増えているという。ノーベル賞を受賞した経済学者 Paul Krugman もその一人。NewYorkTimes のコラムの中で、コンピュータの主要部品であるマザーボードの製造はほとんど自動化されており、アジアの安い労働力はもはや不要になった。技術の革新と進歩は労働者の多数を傷つけることができると指摘している。

Andrew McAfee 氏は、コンピュータやロボットは教育が不要であることから、新入社員などの仕事を奪い、労働賃金の低下圧力となった。今後、ロボットがますます強力になり、賃金と仕事のボリュームに影響を与える幅が大きくなれば、その影響はより大きくならざるを得ない。教育と起業家のシステムに根本的な変革が必要なのかもしれないとしている。

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  • by akiraani (24305) on 2012年12月17日 13時02分 (#2291580) 日記

    なので、理屈の上では平均所得は上がっている。
    であれば、過剰な不労所得をある程度再配分してやることで問題は解決できるはず。
    仕事を奪われること事体は避けられないのだから、別の解決方法を模索すべき時期になっているのでは

    • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 14時16分 (#2291660)

      仕事を奪われる側は、新しいイノベーションから遠い層だから
      それらに配分することがいいとは思えない。

      新しい何かを作ることと効率を上げることというのは別の種類のテクノロジー使用方法で
      新しい何かを作ることは、市場を育て、新しい市場・仕事を産むかもしれないが
      効率を上げるために使われるテクノロジーは金を持たない人間から
      仕事を奪いその給料分だけを既得権益側に集める働きしかない。

      ホント、テクノロジーの使い道なんだと思います世。

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      • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 17時35分 (#2291786)

        テクノロジーが進めば進むほど、テクノロジーの進歩に関与できる人の割合は減っていき、
        そういったテクノロジーによって奪われる所得は、より少ない人に集中するようになると思われます。

        ロボットにはできない、新しいイノベーションを生み出せる能力こそ人間らしいので、
        ロボットにできる仕事はロボットに任せて、人間は人間らしい仕事をすべきだ、というお題目は
        かっこいいですが、実際にはロボットにできるような仕事しかできないような人間もいっぱいいるわけで。
        しかも、テクノロジーが進めば進むほど、そういう人のほうが多数になっていきます。

        新しいイノベーションから遠い層が少数であるうちは、そういった人々を低所得層に押し込めて、
        不満を無視しておけばいいのかもしれませんが、このままだと、そのうち、どこかで破綻するような気がします。

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    • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 17時13分 (#2291775)

      そんなのは法人税でガッポリ取れば済む事。
      後は企業内の厚生関連を優遇すれば、人を使った方が経済的な事も増える。

      まあ、ずっと逆方向に進んでいるけど。

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    • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 18時20分 (#2291812)

      この場合の不労所得は法人が得るものであって、個人が得るものではありませんよ。
      そして企業は利殖が第一目的ですから、利殖につながらない資金の還元などしない。
      今日日、社長も企業に雇われてるんですから。

      僕はスカイネットなんかが実現するとしたら、襲ってくるのはターミネーターなんかじゃなく、
      まさにこういう事例だと思うな。

      親コメント
  • 確実に雇用機会を奪ってるなぁって思います。

    僕が作ったツールによって自動化されて、その分派遣の人が減りました。
    更に作ったツールによって簡易化されて、効率が上がった為、その部署の人員が減りました。

    最初はよかれと思って作っていましたが、途中から罪悪感も少し・・・。

    システム開発部門は、コーディングは上海に投げてます。
    VPNとSkype大活躍のようで。あ、メッセンジャーも。

    ITだけを見ると、上流工程部門しか残らなくなる気が・・・。

    • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 16時57分 (#2291769)

      私も似たような経験がある。もっとも、社内SEではなく、業務委託で入っていたお客さんの社内で働く社外SEでしたけど。
      僕が作ったツールによって自動化されて、その分他社の派遣の人が減りました。
      更に作ったツールによって簡易化されて、効率が上がった為、その部署の人員が減りました。
      更に作ったツールの運用のマニュアル化で、中国の子会社に作業が移管され、国内から部署そのものが無くなりました。
      それによって、下請け会社である私の勤務先との契約が終了し、私自身、契約終了で無職になりました。
      自分で自分の首絞めて、どうするんだろうね。

      親コメント
    • いつか歴史が辿った道。

      例えば日本の農業界だと、ほんの40年ほど前までは、親戚じゅうが集まって人間が手作業で田植えをしていました。
      それが田植え機の登場により、たった2~3人で倍の面積を、半分の時間でこなせるようになり、品質も向上しました。

      しかし一方で、農村の労働者過剰で都市部への出稼ぎ→地域の過疎高齢化。
      生産原価の低下→利益率の圧縮。
      等々の崩壊を引き起こしました。

      技術発展の先にあるのは、何なんでしょうね。

      --
      #壮大なストーリ。空転するアイディア。
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      • by Anonymous Coward on 2012年12月18日 3時26分 (#2292041)

        1次産業従事者数は、実質的には明治中期頃にピークアウトし、以降は横ばいから漸減しています。人口比で見れば明治以降下がりっぱなしです。
        一方でこの時期には日本の人口は増加してしており、この時期から農村では人余りが生じていました。日本の伝統的家庭では長男がすべてを相続することになっていたので、結局その他の子供は都市に出て日本の殖産興業を支えたのです。

        農村高齢化は、高度成長に伴う都市と農村の所得格差に引っ張られて、家を継ぐはずの長男まで都市に出ていっちゃった結果です。農村へのテクノロジー導入によって仕事が奪われたということではないでしょう。
        農村へのテクノロジー導入は、むしろ残された人々による「三ちゃん農業」でも生産力を維持することに寄与したといってもいいのではないでしょうか。

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  • by poquitin (42421) on 2012年12月17日 15時16分 (#2291707)

    機械化→仕事なくなる→でも無職がいるのは社会的によろしくない→ワークシェアリングするしかないね
    ってのはもう1世紀前くらいからわかりきっていて欧州はフランスを中心に法律で労働時間を短くすることに注力してきたのに
    「働いたら駄目」っていうこのテーゼはどうも日本には馴染みませんね
    今回の選挙でも雇用創出の言葉は聞いてもワークシェアリングの話は全然聞かなかったなあ

    • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 17時32分 (#2291785)

      ワークシェアリングが話題にも上らないのは単純に失敗したからだと思いますが、この部分。

      >機械化→仕事なくなる→でも無職がいるのは社会的によろしくない→ワークシェアリングするしかないね

      この最後の論理は全く理解できません。
      かつて100人の人間が必要だった作業が10人でできるようになるということが産業の効率化であり生産性の向上なわけで、その効率化によって必要がなくなった90人はより生産性の高い仕事につくことで社会は発展するわけです。
      つまり必要なのは新しい分野の開拓であるのであって、せっかく効率化した分野を無理やり生産性の低い状態に戻すことではありません。そのような社会は停滞するというか、より生産性の高い社会に負けて衰退するでしょうね。

      社会福祉も当然必要ですが、いかに新しい分野を開拓してイノベーションを起こすかという前向きな話をできなかったのがこの3年でしたからね。無駄削減、仕分け、その代償が単純な現金支給では停滞するのも当然でした。

      親コメント
      • かつて100人の人間が必要だった作業が10人でできるようになるということが産業の効率化であり生産性の向上なわけで、その効率化によって必要がなくなった90人はより生産性の高い仕事につくことで社会は発展するわけです。

        その理屈の前提として、資源と需要が無限であることがあるよね。
        その前提は正しい?

        親コメント
  • 数値制御の工作機械が高性能化して下手な職人より上手に部品を作れるようになり、
    人間はその機械に材料を投入して、出てきたゴミを掃除するのが仕事になっちゃいました、とかあるよね。
    # もちろん給料は下がっている。

    • プログラミングも、出来のいい web service が充実してきて、下手なプログラマがロジック組むより、ユーザが直接サービス連携・マッシュアップすればよくなりつつある。人間は、どろくさい入力作業とか、ゴミデータの掃除とかが仕事になりそうだ。

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  • by wildcard (416) on 2012年12月17日 12時47分 (#2291560)

    ちょうど200年前からあるラッダイト運動と同じですね。

  • by Anonymous Coward on 2012年12月17日 16時08分 (#2291749)

    >民間雇用率や GDP、労働生産性などの経済指標の中から、1980 年代以降、平均家計所得の上昇率だけが低下している

    というのは調査から分かる事実として、それを引き起こしている一因が

    >コンピュータとロボット技術が高性能化していること

    というのは、著者のごくありふれた「ぼくがこう思うから」的な考えが書かれているだけで、何の証明も無いんだけど。

  • 農業生産と物流、およびそれらを支えるインフラ全てを任せられるようになったら、
    雇用が奪われようが、関係ない。

    一気に変わりそうな気がするんだよなぁ。
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