マルチプラットフォームの DAW ソフト「Tracktion」、開発者らが権利を買い戻して新バージョンをリリース 8
趣味丸出しじゃないですかやだー 部門より
hylom 曰く、
今年 1 月に行われた世界最大規模の楽器・音楽制作関連ショー「Winter NAMM SHOW 2013」で、かつて Mackie から発売されていた DAW (Digital Audio Workstation、統合型音楽制作ソフトウェア) である Tracktion の新版「Tracktion 4」が発表された。発売元の Mackie はオーディオミキサーなどでは有名だったもののオーディオインターフェイス分野ではやや弱く、また後発のソフトウェアだったこともあって Tracktion の知名度は低かったのだが、1 つのウィンドウですべての作業が完結するユニークな UI や低価格ながら十分な機能を持つことなどから一部で注目を集めていた。
この Tracktion、そもそもはジュリアン・ストーラーという開発者が一人で開発を行ったソフトウェア。その後 Mackie が権利を購入するとともにジュリアン氏も Mackie に雇用され、開発を続けたという。しかし、2007 年にバージョン 3 が出てからその後まったく音沙汰がなくなっていた。そもそもバージョン 2 が出てから 3 が出るまでも結構な間が開いた (バージョン 2 は Intel Mac には対応していなかったため、しばらくは最新の Mac では使えない状況にもなっていた) のだが、その裏では発売元の Mackie の方針があった模様。ICON の記事によると、Mackie はハードメーカーなので「作ったらあとはそれを売るだけ」という意識で、その後のアップデートにはあまり興味がなかったようだ。しかしリーマン・ショックによって Mackie の商品の整理が行われることになり、そのタイミングでジュリアン氏らが自ら権利を買い戻し、自らの会社「Tracktion Software」で販売を始めることになったという。
ちなみに Tracktion はジュリアン氏がこれまた独自に開発したマルチプラットフォームの C++ 用 GUI ライブラリ JUCE を使って構築されている。JUCE は Mac OS X および iOS、Windows、Linux、Android に対応し、ライセンスは GPL。先の記事によると、このライブラリを使って作られた他社製品もあるらしい。
Tracktion 4 では新機能の追加は特になく、JUCE のアップデートのみが行われたそうだが、今後は 9 か月から 1 年おきにメジャーアップデートを行うそうだ。1 ユーザーとしても期待したいところである。ちなみに Trakction 4 の価格は 59.95 ドル。29.95 ドルのアップデート版も用意されている。対応 OS は Mac OS X 10.7.5 以降、Windows 7 SP1 および 8。
一風変わったUIですが (スコア:1)
いわゆる一般的なDAWがMIDIシーケンサから派生したUIを踏襲しているのと違い、
Tracktionはミキサー付きのMTRのようなシステムになっています。
たとえばギタリストがエフェクターを繋ぎ替えるような感覚に近いUIなので、
他のソフトから移行するには取っつきにくい感じがするのですが…
個人的には、Safe Recモードという、録音を始めたらキーを特定の組み合わせで
押すまで止まらない機能が重宝していました。(Ctrl+Shift+Rだったかな)
ライブレコーディングなど録り直しがきかない場面では非常に有りがたい機能です。
経緯が (スコア:0)
Blenderみたい
ソフトの発想が (スコア:0)
SAIみたい。
実際に使う人が、使いたいように作ったら、周りの人も使い易かったみたいな感じで。
Re: (スコア:0)
ユーザによるカンパで資金調達してたら完全にBlenderですよね
まああっちは倒産→持ち株会社に取られるというもっと悲惨な状況だったのですが…
Re: (スコア:0)
誤字が無いのは採用者がreoたんだからじゃなかな?
Re:hymloなのに誤字が無い (スコア:1)
reo×hylom なのか hylom×reo なのか、それが問題だな。
今回の「誤字ないじゃないか事件」の真相を暴くにはそれに掛かっている。証拠となる薄い本をだれかはよ、はよ
Re: (スコア:0)