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グラフィック

3DCGソフト「Maya」の廉価版がリリース。お値段たった11万6550円 13

ストーリー by hylom
高くても売れるアレ 部門より
ymitsu 曰く、

3DCGソフト「Maya」の廉価版「Maya LT」が8月29日にリリースされた(4Gamerの記事プレスリリース)。価格は単体で11万6550円と、上位版と比べると非常にお安くなっている。1か月あたり7350円から利用できる「レンタルライセンス」も用意されている。

Mayaといえばゲーム業界などで多用される3DCGソフトのデファクトスタンダードとして知られ、Maya単体で53万5500円、最上位版のAutodesk Entertainment Creation Suite 2013 Ultimateが122万8500円と、価格もプロフェッショナル向け。だが、昨今のモバイル市場におけるインディーズ系開発者の隆盛をみて、インディーズのゲーム開発者でも利用できる廉価版Mayaのリリースが必要と判断したようだ。

ただし、Mayaが業界のスタンダードとなった大きな理由であるスクリプトやプラグインなどの機能が省かれていたり、出力可能なポリゴン数が2万5000ポリゴンまでに制限されているなど、上位版から大きく機能が制限されて11万円超という点は評価が分かれると思われる。

また、あるAnonymous Coward曰く

モバイルゲーム/インディーゲーム開発者がターゲットとのことで、モデリング関連の機能は通常版と同じだが、一部の「先進的なソフトウェアシェーダー」やプロシージャルテクスチャ関連、ペイントエフェクトなどが使えなかったり、アニメーション関連の機能が結構削られていたり、MELやPythonによるスクリプティングなどが削られていたりといった制限がある。また、出力がMaya LT専用のMLTと汎用のFBXのみで,FBX出力時にポリゴン数が2万5000個までになるといった制限があるとのこと(機能比較)。

ゲームで使う3Dオブジェクトのモデリングに機能を絞った、という雰囲気だが、小規模なゲーム向けなら確かにこれで良いのかもしれない。

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  • これ、要するに、ムービーとか連番ファイルとか、最終結果をレンダリングできないんですね。
    重大な機能制限です。

    そうなると、最終的にはMayaを使う仕事がしたいけど、習熟には時間もかかるし、難しくて挫折するかもしれない。
    そんな博打みたいなチャレンジのために、Maya本体を購入する勇気がない人向けですね。
    セーブ機能がないお試し版等では、実作業もろくにできないので、本当に使いこなせるかわからないし、
    かといってセーブ機能を付けたものを無料公開すると、他の目的に利用する輩も出てくるので、
    こういうことになってるのではないかと想像します。専門学校等で使うのもいいかもしれません。

    あとは、Mayaをゲーム等の部品製作だけに使いたいユーザー向けですかね。
    アニメーションのテストもできるので、単なるモデラーよりは使い勝手がいいかもしれない。

    とにかく、レンダリングできないし、制作データはMayaに引き継げないようですし。ムービー制作する人には
    どうにもならないものです。

    • by Anonymous Coward

      Mayaは昔、機能制限付きで無料で商業利用不可版を出してたような。セーブは出来たけど通常版で編集できなかったりレンダリングの時の解像度が制限されてた気がする。

  • by hippopotamus (34561) on 2013年08月30日 16時15分 (#2451102) 日記

    LISPやVBAなどのマクロ、.NET開発などが省かれています。
    定価12万なら安いよー。AutoCAD LTなんて20万ですよ。

    代理店通して実質7, 8万になるんじゃないですか?

  • by Anonymous Coward on 2013年08月30日 14時08分 (#2451011)

    同人で3Dやってる方は頑張って下さい

    • by Anonymous Coward

      Maya のメリットって、Plugin を使った既存フレームワークとの高度な連携がメリットだと思うのですけど、Plugin が使えないのはどうなのでしょう?
      日本だとインディーズ=同人て言うイメージですけど、海外だと大手パブリッシャーを通さないで販売するスタジオが主なイメージがあります。
      このスタジオなら、既に Maya を導入しているでしょうし、海外インディーズへの恩恵はそれ程でも無いのかな?
      # 最も喜んでるのは Modder かも知れませんね。

      • CADやグラフィック系のアプリの廉価版は,
        データサイズに制限があるとかエクスポート出来るデータ形式が限定されている等の機能制限があるわけですが
        これら機能制限はマクロやプラグインを用意すれば回避できます.

        特に AutoCADやMayaを使いこなす職人や会社であれば,そのようなマクロやプラグインの開発は朝飯前です.

        ですので,廉価版でマクロやプラグインの機能を削除するのは当然の判断だと思います.

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        若者のMaya離れを防ぐためのプロダクトのはずが、数々の社内政治的な横槍の末で肝の要素を削られてしまった結果、
        若者のMaya離れを加速するプロダクトになってしまっているようにも見える

        • 若者は学割版を買うんじゃないだろうか

          ちらほら名前が出てるけどBlenderの使い方を覚える暇があるならバイトしてまともなソフトを買ったほうがいいと思う
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            学生は商用利用不可のライセンスでAutodesk製品が無料で使えます。ですので、そもそもターゲットではないでしょう。

            最近のBlenderは結構良くなってきていて、10万円以下で対抗できるまともなソフトウェアは極端に少ないのが現状のようですね。

    • by Anonymous Coward

      ぼくは(プリレンダ一枚絵なので)Blenderちゃん!
      間に合ってます

      • by Anonymous Coward

        あの他の3Dソフト経験者にはなかなかなじめないインターフェースが改善されればもっと普及してもいいと思うんですけどね。

    • by Anonymous Coward

      道具揃えるのにまずバイトせなならんやろ。
      しかも劣化版。
      まずBlender考えるだろ普通。

  • by Anonymous Coward on 2013年08月31日 18時17分 (#2451697)

    max廉価版のplasmaとかあったじゃないですかー
    ・・・一瞬で消えたね。
    combusttionが出るとき「つ、ついにinferno* がWindowsへ移植か!」
    大騒ぎだったじゃないですかー
    ・・・全然別物だったね。
    インターグラフがシリコンに買収「edit* がsmoke* 互換に!」
    打ち切(

    discreetこんなんばっか

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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