PuppetとChef、Ansible、Saltの比較レビュー、Puppetが高評価 9
なぜ日本ではChefがもてはやされるのか 部門より
最近、サーバーの設定作業などを自動化するChefなどのツールがよく話題になっている。はてなブックマークでのブックマーク数などを見る限り、Rubyで実装されているChefが日本では人気のようだが、それ以外にも同様のツールとして同じくRubyで実装されたPuppetやPythonで実装されたAnsible、Saltといったソフトウェアがあり、これらを比較したレビュー記事がInfoWorldに掲載されている(本家/.)。
記事では4つのツールそれぞれをAvaliabillity(可用性)、Interoperabillity(相互運用性)、Management(管理)、Scalabillity(スケーラビリティ)、Performance(性能)、Value(価値)の6項目で評価したスコアが掲載されており、トップはPuppet、続いてSalt、Chef、Ansibleという序列になっている。
詳しくは記事を見てほしいが、SaltはWeb UIの機能不足が指摘されているものの、それ以外の機能については高評価のようだ。Chefについては設定情報をプッシュ型で伝送する機能がまだベータ段階である点やWeb UIの機能が不足している点などが減点要因とされている。Anibleは初期設定の面倒さやWeb UIでの設定内容とコマンドラインでの設定内容が同期されていない点、Web UIの機能不足などが指摘されている。
PuppetやChefは開発者にとって有用な機能を提供し、いっぽうSaltやAnsibleはシステム管理者が興味を引くような機能を多く提供するという点で、やや方向性は違うようだ。そのほか、それぞれの長所・短所は記事の最後にまとめられている。
Enterprise版とオープンソース版 (スコア:5, 参考になる)
ソースの記事は有償のEnterprise版を元に書かれているので、紹介されている機能の中にはオープンソース版では使えない機能が含まれていることに注意。
YAMLでどこまでやれるものか (スコア:1)
この種の比較レビューでは、たいていPuppetやChefに対して「Rubyの知識が必要」というのが欠点にあげられますね。
一方でYAMLベースのソリューションであるAnsibleやSaltを使っている人の話はあまり聞かないのですが、
YAMLだけで実際のシステム構築業務はどこまでカバーできるものなのでしょうか。
結局柔軟性が不足してPythonでモジュールを書く必要があるなら、初めから全部Rubyで書いた方がよいと思いますし…。
使ってる人の意見をうかがいたいです。
なおAnsibleの評点が低いですが、「初期設定の面倒さ」というのはまだインストールパッケージが用意されておらず
gitからcloneする必要があるという話で、こんなことで減点されてもなあと思います。
Web UIの機能が重視される一方で、設定ファイルの機能や書きやすさについてはほとんど言及がなく、
使い込んだ結果のレビューではない点に留意が必要だと思います。
Re: (スコア:0)
Ansibleってyumあったような。
でなくてもPythonのなんちゃらってパッケージ管理のやつで入れられましたね。
そういえば (スコア:0)
Fabricはスルーなんでしょうか
Re: (スコア:0)
あれをconfiguration management and orchestration toolsに入れるのは無理があるだろ。
実質deploymentしかしてくれないし。
Re: (スコア:0)
Fabricはスルーなんでしょうか
おそらく冪等性が保てないからじゃないかと
便利なの? (スコア:0)
という気がしていて手を出してないですがメンテコスト考えても便利なもんなんですかね?
動かなくなったらエラー探す時間>手動でインストールする時間になりそうで。
昔漫画喫茶のPC初期セットアップするためにゲームやらフラッシュやらアップデートやらのサイレントインストーラーつくりましたが、そんな感じである程度の代数(100台とか)入れる時には便利なのですかね、リモートでもできそうだし。
Re: (スコア:0)
サーバーの台数が増えると便利なんですよね。
特に今時の仮想化されたサーバーだと台数が多めになりがちだしwww
でも、操作ミスとかしたら大変なことになりそうで、個人的には何か恐い感じがあるが
Re: (スコア:0)
100台以上を数人で回すにはほぼ必須かなと。
RubyがいやだったんでSaltにしてみよっと。