パスワードを忘れた? アカウント作成
10487884 story
Android

Google、自動車へのAndroid OS搭載を目的とした団体「OAA」設立 39

ストーリー by hylom
運転情報もGoogleの手にわたるのだろうか 部門より
taraiok 曰く、

Googleが車載インフォテインメント(IVI)システムの開発やAndroid OSを自動車に搭載することを目的とした組織「Open Auto Alliance(OAA)」を設立した(オクトバCNETLinuxGizmos.comslashdot)。

メンバーにはGeneral Motors(GM)、Audi、本田技研工業、ヒュンダイといった自動車メーカーに加え、チップメーカーのNVIDIAも入っている。同団体によると、2014年の目標は、Android対応スマートフォンや自動車、IVIシステム間の同期やコンテンツの交換を効率化するための標準化を目指すという。モバイル機器と車載AV機器との通信接続を目的としているMirrorLinkコンソーシアムと同様の内容になるようだ。

OAAでは、オープンな開発モデルと共通プラットフォームによって、自動車メーカーはこれまでよりも容易に、ドライバーには最先端テクノロジを提供できるとしている。Androidは自動車に特化した機能で拡張される予定。詳細については後日発表するという。2014年内にもAndroidを搭載した自動車を披露できるとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 9時32分 (#2524846)

    自動車についてもLinuxについても半可通なのでえらいひとのツッコミ希望。

    まず第一には、
    Automobile Grade Linuxと言う奴がある。
    http://automotive.linuxfoundation.org/ [linuxfoundation.org]
    Androidと言えどもLinuxベースなので、ここと別に直接対抗するわけではないと思うけど、
    ここのメンバーに今回名前の挙がった企業のうち、コアメンバーで重複しているのはHYUNDAIとNVIDIA(こっちは石屋なのであらゆる所に顔を出してるだけだと思うけど)だけという関係にあります。
    参加企業はLinuxFoundationなので当然多岐にわたり、LinuxFoundation本体のゴールドメンバでもあるトヨタ、日産、Jaguar、HYUNDAI、アイシン、デンソー、Panasonic、富士通、Ti、ルネサスなど自動車に馴染みの深いメーカが多数参加していて、今回のメンバーに入っているNVIDIAも参加しています。

    もうひとつが
    http://www.genivi.org/ [genivi.org]
    これは車載情報システムの標準化を図ろうという団体で、ソフトウエアを開発とか言うよりも、規格・基準、認証制度を司る団体なので微妙に違うカモ知れませんが、ここは2010年にMeeGoをリファレンスのプラットフォームにするよ、と言っていたこともありました。

    そして今は。
    上記両方の動きがくっついて、Tizen IVIというのがあります。
    https://www.tizen.org/ [tizen.org]
    https://wiki.tizen.org/wiki/IVI [tizen.org]
    https://www.tizenassociation.org/ [tizenassociation.org]
    こちらはLinux Foundationの上記したがAutomobile Grade Linuxが「リファレンス」としてやっているもので、
    特にIntelが旗を振っている印象のあるプラットフォームプロジェクトのTizenの自動車版。
    一時は死んだなんて話題になりましたが、スマートフォン向けはともかく自動車向けでは順調のようで、関連のデモはトヨタなどAGLに参加している企業はもちろん、それ以外にBMWなどもデモをしていて、それらに較べるとかなり小さい粟粒のような企業からも関連のデモがなされる段階に来ているよう。
    ニュースを見ているともうすでにかなり成果が上がっていて、安定しているかどうかは分からないけれど、この間3.0が出て、それを積んだカーナビは今年中に出るとか出ないとか。

    今回の動きはTizen IVIに対抗したものであるのは間違いなさそうなんですが、
    GM,Audi,HONDAってのは、従来この界隈であまり名前を聞かない企業ですから、どうも遅れを取り戻すためにGoogleを抱き込んだ、あるいは、Googleが遅れているメーカを抱き込んで一発ぶち上げた、と見るのがいいような。
    どうなりますかねえ。

    • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 10時12分 (#2524875)

      現状でその3団体の協業にあるのは正しいんだけど、歴史がちょっと違う。
      もともとは、インテルがやっていたMoblin [wikipedia.org]にMoblin for IVI [asu.edu]があって、それが最初だと思う。
      その後はご存じのとおり、MoblinがMeeGoになったが、インテルは撤退して別にTizenを立ち上げた。
      GENIVIはMoblin時代から関わっていて、MeeGo→Tizenとプラットフォームを乗り換え。
      Automobile Grade Linuxは知らなかったのだけど、2012年設立らしいので、機を見てLinux Foundationが立ち上げたのかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      どのレベルで標準化して、何を新規に開発しているのかは気になるが、10年前ならともかく、2014年の現在のニュースとしては、似て非なるものがまた一つ増えたぐらいの感覚しかない。
      医療、原子力、宇宙と繰り込み機器でLinux系を使用していないものを探す方が難しいのが今日の状況。実際、Linuxで医療向けや原子力向けに組み込みシステムを開発したことがあるしなあ(信頼性確保のためのテストの方の人達は大変だったと聞く)。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 8時04分 (#2524810)

    年末なんですけど、もう9年乗った愛車、レガシーB4。時々朝、アクセル踏んでも吹き上がらない状態。
    そんな事が、2~3回、ヒトツキの間にありました。:

    車検だったので、そのときの様子をスマフォで撮影し(インジケーターに変なサインが上がっていたので)
    メカニックに伝わるように、症状をメモ書きして、写真とともにプリントアウトして渡したところ

    アクセルペダルについているスイッチが故障していました、時々エンジン全開になってしまったのを
    コンピュータが止めていたから、そういう症状になっていたとのこと

    そういえば、オートクルーズのサインも出ていた・・・

    最近の高齢者ではありませんが、アクセルベタ踏なんてしゃれになりません 汗 

    最近の車は、インテリジェントなんですね・・・救われました。

    • by Anonymous Coward

      追い越しの時とか勝手に止められると逆に怖い気がしますがアクセルベタ踏み防止というよりオーバーヒートの防止装置ってことですかね。

      • by Anonymous Coward

        アイドル側スイッチはアイドル制御やフューエルカットのためキャブ車でなければ付いていると思います。
        フル側スイッチは必ずしもではなく、また開度に対する位置や目的もいろいろじゃないかなと思ってます。
        #キックダウンの目安、空燃比や点火時期制御切り替え、開度異常を検知するためのフェイルセーフ機構などなど。
        で、件のレガシィがこれのようなバイワイヤか知りませんが、アクセル開度のスパン調整用かもしれません。
        ただ、当然入力を盲信するわけでなく、なんらかの閾値を越えたら異常状態として警告等や抑制をしている、
        ということかと。

        • by Anonymous Coward

          追記

          件のレガシィがこれのような

          の「これ」を書くのを忘れました。
          http://legacy-b4.dyndns.org/fly-by-wire/ [dyndns.org]

          #こういう時ACの連続投稿制限は困る

          • by Anonymous Coward

            写真拝見しました。これです、メカニックからもフライバイワイヤーなんです、って言われました。
            写真のようなペダルを、交換した部品として見せてもらいました。

            >閾値を越えたら異常状態として警告等や抑制
            入庫の点検の時点では、ログに以上が残っていると言うことしか分からなかったのですが
            点検が終わってから、試運転してみら、同じ症状が発生したので、アクセルペダルの部品を
            交換したのだそうです。

            いやはや・・びっくりしましたよ。何せ、2回目の現象の時は、・・・踏切内でしたから。
            のろのろ動くのは分かっていたので、慌てずにゆっくりすすんで、踏切から出ましたが

            メカニックと上手くコミュニケーションが取れて良かったです。

    • by Anonymous Coward

      レガシーなのにレガシーじゃない…

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 6時11分 (#2524785)

    なんてことがありそう

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 7時29分 (#2524797)

    TLがリブートログで埋まる車種の後ろを走ることは避けたい

  • 既存技術の積み上げだし、
    なにかダイナミックな技術革新があったわけでもないけど
    未来はどんどんSF的になっていくね。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 8時41分 (#2524823)

                   ,, -―-、
                 /     ヽ
           / ̄ ̄/  /i⌒ヽ、|    OAA!!!!
          /  (゜)/   / /
         /     ト、.,../ ,ー-、
        =彳      \\‘゚。、` ヽ。、o
        /          \\゚。、。、o
       /         /⌒ ヽ ヽU  o
       /         │   `ヽU ∴l
      │         │     U :l
                        |:!
                        U

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 10時41分 (#2524887)

    運転情報もGoogleの手にわたるのだろうか

    運転情報がどこまでの範囲を指すかにもよるかもしれませんが、
    当然そこは狙ってくるでしょうね。
    っていうか、自動車のその手のシステムを作ろうとしてる所は、どの企業も運転情報など
    (車そのものの情報とか、GPSの位置情報とか)を収集、利用して、街レベルでの交通システムも巻き込んで
    色々作ろうとしている感じです。

    # トヨタかどっかがそういうスマートモビリティ実証実験している街があったような。

    まぁ、懸念するところは他のいわゆるビックデータ的な情報収集と同じく、プライバシーとかその辺になるでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 11時57分 (#2524912)

    アカウントを登録しないと陸運局へ登録できません。
    アカウントを登録しないと運転(起動)できません。
    アカウントを登録しないとETCの申し込みもできません。

    ETCの申し込みをした時点でアカウントはクレジットなどの情報とリンクされています。

    アカウントから車検,点検,修理情報や走行時のロギングデータが照会されます。
    アカウントから車の位置や走行時のロギングデータが照会されます。
    アカウントから過去の走行パターン(時刻, 経路)が照会されます。
    アカウントから運転者のSNS情報が照会されます。

    政府,行政機関はよりよい行政の為にデータを利用します。
    犯罪の抑止および容疑者や犯人の逮捕にも利用されます。

    当然「燃費向上を謳うアプリをインストールしたところ全てのデータが抜かれました」と言うような問題も発生します。

    • by Anonymous Coward

      そして警察は何の苦労もせずGoogleのクラウドからデータを受け取り、スピード違反を捕まえ放題!

      • by Anonymous Coward
        取り締り機材人員で予算もらって反則金収入があって二度おいしいのに、GoogleからデータもらってGoogleウォレットで払われたら利権のタネなくなっちゃうだろ。
        • by Anonymous Coward

          と言うわけで、米国はITでどんどん行政を合理化を進めるのに対して、
          日本でのITはコスト増や手間増にしかならない、と。

    • by Anonymous Coward

      Googleカーの標準装備の一覧:
      飲酒運転でGoogleが訴えられないためにアルコールセンサーは標準装備です(検知するとエンジンがかからない)。
      事故の防止やもらい事故時等の保険のためにフロントとバックカメラも標準装備です。
      居眠り運転防止のために運転手の前のカメラも標準装備です。
      ノーシートベルトでの走行防止のための車内カメラも標準装備です(助手席と後部座席用)。

      # 運転手を守るよりGoolgeが訴えられないようにするならこれくらいが標準装備でしょう。
      # 保険会社は事故をした時の証拠が完璧に揃うね!。

typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

読み込み中...