野村ホールディングスが日本IBMを訴えていた訴訟の内情が報じられる 61
ストーリー by hylom
食い違い 部門より
食い違い 部門より
insiderman 曰く、
今年9月に野村ホールディングスおよび野村證券が日本IBMを訴えていたことが報じられていたが(日経新聞の記事:日本IBMに野村が33億円賠償請求 なぜ訴訟相次ぐ)、この内情が現代ビジネスで報じられている。
この裁判は、野村ホールディングスおよび野村證券が日本IBMに発注したシステム開発について、プロジェクトが頓挫したのは日本IBMの責任だとして約33億円の損害賠償を求めるというもの。昨年11月に提訴されたもので、現在も係争が続いているという。
両者ともに公なコメントはしていないが、野村側は日本IBMに対しアプリケーションパッケージのカスタマイズ作業に手間取ってスケジュールの延期を繰り返した上、要員を引き継ぎなしに頻繁に交代させるなどして適切な開発体制を構築できなかったと主張している。
いっぽう、日本IBM側はプロジェクト遅延の責任は野村側にあるとし、野村側の意志決定の遅れや野村社内での意思統一が図れていない点をその原因として挙げるとともに、引き継ぎ無しでの人員交代などはありえない、プロジェクトの進捗も順調だったとして野村側の主張を否定している。
なお、このシステムについては引き継がれた野村総研が完成させているとのこと。
日本IBMはスルガ銀行ともシステム開発の失敗を巡って訴訟を行っており、高裁では日本IBM側に賠償金を支払うことを求める判決が出ている。詳しくは現代ビジネスの記事を見て欲しいが、野村側が主張している内容はいわゆる炎上プロジェクトでよくありがちなもので、荒唐無稽には見えない。スルガ銀行との裁判においても、日本IBM側の問題点が明らかになっており、傍から見ると野村側に分があるように見える。
ちゃんと管理できてました (スコア:5, おもしろおかしい)
進捗を確認したら予定通りに進んでいると報告があったと言うマネージャー
具体的な解決策もちゃんと検討して報告していたと聞いておりプロジェクトは順調という認識のマネージャー
テストではちゃんと動いていたので問題ないという認識のマネージャー
これらのことを総合的に考慮した結果、当社に不備はないと考えます。
Re: (スコア:0)
思うに大規模プロジェクトの失敗の原因って、発注側、受注側、両経営者の認識の甘さが最大の原因だと思う。
Re: (スコア:0)
>大規模プロジェクトの失敗の原因って、発注側、受注側、両経営者の認識の甘さ
うん、そりゃあ正論…でも社畜を自負してる人間でも能力の限界があって仕事のために生きてる訳じゃないからさ、どこかで信じないといけないわけで。
「大丈夫です」って太鼓判押されてしまったものを、本当にそうか簡単にチェックできる能力とかツールがあるなら発注なんかしねーよって話になる。
特許庁の話もそうだけど、受注する最終局面で「出来ますやれます」ってボタン掛け違えてしまう、「場合によっては出来ます(あるいは出来ません)」と
Re:ちゃんと管理できてました (スコア:1)
「できないじゃなくて、やれる方法を考えるんだよ!」って経営者は多いわな
そういう奴に限って「法律を四角四面に守ってたら会社はやっていけない」とか言ってブラック化させてくんだけど
Re:ちゃんと管理できてました (スコア:1)
>>「できないじゃなくて、やれる方法を考えるんだよ!」って経営者は多いわな
それは当たり前でしょ。
「できない事をやれ」っていう経営者がブラックでしょう。
Re:ちゃんと管理できてました (スコア:1)
だからさぁ、経営者が技術者の意見とか聞かずに「できます」って客に言っちゃうわけ
で、技術者が「~の理由でできません」って説明しても「やれる方法を考えろ」の一点張り
しかも技術的な説明が複雑になるような内容の話じゃなくて
「パソコンなんて10万しないんだからサーバーも20万あれば調達できるだろ」とかだよ
要件にWindows Server積んでてOracle走ってること、ってあるのに
で「じゃあLinuxにMySQLならいけますが」って言うと「いや客の要件通りにやれ」だもん
どうしろって言うのか・・・
Re: (スコア:0)
経営者が無知なだけの場合が多数だから「できないことをやれ」って言ってる場合が多数でしょ。
経営者だから数字を第一に考えるのは間違ってないけど、信用を考えない経営者がブラックだと思う。
Re: (スコア:0)
・必要なのは7本の赤い線
・全ての線が互いに直角に交わること
・7本の線のうち、いくつかは緑のインクと透明のインクを使う
Fight!! [itmedia.co.jp]
Re: (スコア:0)
それに応えれば、中村さんになれる。
Re: (スコア:0)
↑こういう馬鹿が居るのが日本の駄目なところだと思う
「根本的に不可能なこと」と「技術的に困難で解決できてないこと」の区別ができてない人が音頭を取るから
「技術的に困難で解決できないこと」の困難を乗り越えた人を理由に「根本的に不可能なこと」を要求する
あるいは「根本的に不可能なこと」を要求した上で、それができない人を否定にすることで、技術者を潰して行く
スポーツ選手に「100mを10秒台で走れ」というのと「100mを1秒台で走れ」というのを、同じ「課題」だと思っちゃうクチだね
Re: (スコア:0)
まぁ、できなかった場合のリスクを引き受けるのは経営だからね。
ちゃんとリスクを引き受けてくれるのなら良い。というか、むしろ望ましい。
リスク押しつけてくるんだったら話にならないけどねー。
# できないと「思われる」理由なんていくらでもあるし、それを解決していくのが技術や研究。
# 失敗時のリスクを押しつけられたらたまらんけど。
# 投資家マインドのある経営者だといいんだけどね。そうそういませんわな。
Re:ちゃんと管理できてました (スコア:1)
>>まぁ、できなかった場合のリスクを引き受けるのは経営だからね。
ちゃんと報告してくれてるんならね。
大炎上してにっちもさっちもいかなくなってから、結論だけもってこられても知らんがなってのが上から見た景色。
報告書出せっていっても自分は技術の人間だからとかなんとか、じゃあ勝手に死ねよと言ってやりたいのを何度堪えることか…
少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:5, 興味深い)
まあ訴えられて当然だよなぁと感じる
スケジュール表が期日までに埋まってるかどうか
「とりあえず出来たことにして埋め、終わってないところは別行程の中でこっそりやったろ」
そして破綻
試験仕様書つくらな
「似たような案件のコピペでよか、レビューが通るか?"通す"んだよ」
テスト手順、確認箇所が環境とマッチしてなくて滅茶苦茶に
「顧客には適当に説明してこれで納得させるから大丈夫」
そして破綻
彼等とやってるとこんなことばっかり
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:4, 興味深い)
IBMのシステムを使ったSIをしたとき、一部が動作不良で問題を起こしたが、そのときのIBMの技術者は「うちは悪くない。あなた方のスキルが低いからだろう」とのたまった。
IBMの製品は二度と顧客に勧めたりすることは二度とないであろう。
Re: (スコア:0)
ありがちですね
そこから更に突き詰めるとIBM内部で責任転嫁合戦が始まります
Re: (スコア:0)
IBMに障害報告したら
「ハードですか?ソフトですか?」と逆に質問されたよ。
もうAWSでいいかと思った瞬間だった。
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:1)
NTTデータはそれでうまくやりきると聞きますね
下請けをころすけど顧客にはうまくやる
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:5, 興味深い)
NTTDは下請けだけじゃなくて現場のプロパも殺してますよ
それなりに現場権限が強く、火消しが必要な末期的な状態でも赤字覚悟で身銭きって検証機調達や火消し要員調達もしますしBPだろうがプロパだろうが幹部社員だろうが再現なく投入して収束させます
それゆえ利益率は悪いし下請けやBPに出せる単価も低いので
NTTDと関わると儲からないなんて言われがち
IBMはさっさと逃げちゃいますからね
そこのところの違いではないでしょうか
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:2)
>>NTTDは下請けだけじゃなくて現場のプロパも殺してますよ
そういや,20年以上前,父親が入院してたとき,
誰それが失踪したとか,社員の人たちが病室に相談にきてたなあ。
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:1)
全くその通り。
某都内(港区)のデータセンターで仕事しているが下請けは儲からない。
別の案件があれば即そちらに行きたいが仕事がないため仕方が無く対応している下請けが大半。
月単価が安すぎて新人、若手、単価の安い老兵または問題児しか参画させられないなんて声をよくきく。
NTTD側もメーカー、SIerになめられているのはわかっているだろうから下請けをいじめるのかも。
Re: (スコア:0)
逃げないのだけがNTTDの売りだ、とは良く聞きますね。
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:2)
逃げられない,というかw
Re: (スコア:0)
なんか第二次大戦のロシア軍みたい。
懲罰部隊や収容所もあるのかな。
Re:少なからず日本IBMと関わっていると (スコア:1)
収容所はないけど、オフィスが収容所同然になる事はあるよ。
大昔に勤めていた会社で、バカ社長が、化学工場火災ぐらいに炎上している案件の火消しを嬉々として受託しやがって、酷い目に遭った。
その時の俺は若かったから気力体力ともに余裕があったし拝金主義だった(給料は悪くなかった)ので3ヶ月(プロジェクト終了まで)やったけど、そうじゃない奴は当たり前に逃げていった。当然、それを責める筋合いではないよね。
IBMは、技術者には比較的緩かったけど、セールスは結構ブラックなセクションがたまにあった。
IBMは外資なので、基本的にブラックな環境にはなりづらいのかも。
その結果、顧客との摩擦を生むのだけれど。
裁判長殿! ↑ これが我が方の証拠ですっ! (スコア:1)
#さすが./slashdot、内部情報がぞろぞろ出るね。
Re: (スコア:0)
匿名でも裁判資料になるだろうか……
Re: (スコア:0)
矢印の先には
「Ubuntu 14.10(Utopic Unicorn)」をリリース、PaaSのCloud Foundryをサポート [SF.JP Magazine]
と書かれているんですが、証拠になるのでしょうか?
NRIを使っておけば (スコア:0)
こんなことにはならない、とは言い切れないなw。
表面化はしないのでしょうけど。
Re:NRIを使っておけば (スコア:2, 興味深い)
単価高いし技術力低いからできるだけ使いたくないけど金融業務知識は豊富といった感じですね。
ライブラリ管理プロセスのすり合わせやったら、とあるチームに差分チェックとコミット許可出すだけのライブラリンが3人もいると聞いてひっくり返りました。一時期人が足りなくて中国人ばかりだったせいか謎ローマ字変数名は当たり前、今時固定長データなのは古い時代からの名残だからわかるとしても、注文用のAPIと照会用のAPIで同じデータ扱うのにコード体系が違うとか。
IBMのグダグダは (スコア:0)
普通の仕事をよく考えながら普通にこなす人材が超リストラクチャの嵐に巻き込まれて普通の人生をよく考えながら普通に転職の道を選んでしまい
一発屋とか派閥屋等が社外事に出張ってくる確率が高まった性なんじゃないかと愚考するしだい。
そもそも大手SIerって (スコア:1)
社内間、顧客企業間との政治事や理不尽が多すぎて、
システム屋(SE・PL・PM)として優秀な人ほどさっさと抜けていっちゃう体質だなーって関わってて思う。
そしてでかい分だけ派閥だの年功序列だのの旧来体質が残ってるから、
システム屋として未熟な人でも上のポジションについちゃってたりする。
日本IBMは外資だけど、日本に根差してく形で業績伸ばしてきた歴史があるから、
似たような体質になってんじゃないかなーという想像。
Re:そもそも大手SIerって (スコア:5, 参考になる)
日本IBMは派閥化よりももっと深刻な問題をかかえてます
昔っからいる変な人ほど強い
無能とは言わないけど癖のあるベテランというか
とにかくオペレーション命、資料は残さない
やる気=トライ&エラー!成果物は何となく動くブラックボックス
サーバーにもホストにも「機嫌」がある、あの子達の機嫌を取れるのは俺だけさ
って感じの中年が現場を支配している
出世しないで若いリーダー相手にシステムの機嫌がどうとか説明しながら
自分がいないと回らないシステムを作為的に作成する
これが当たり前なので独走中年のキャパを超えるトラブルがあると
「システムがへそを曲げた」以上の調査結果が出てこなくなって
リーダークラスの人間が顧客と揉めながら工数確保に奔走
独走中年はまたその工数を余すところなく食べ尽くすというループ
結果、大規模プロジェクトほど頓挫しやすくなる
Re: (スコア:0)
今IBM本体に技術者っているんですか?
Re:そもそも大手SIerって (スコア:1)
一応いますけど
グループ内の子会社に散らばってますね
大半はそこからの出向扱い
更にその子会社の中は
プロパ4割
BP6割
漏れなく指揮系統が滅茶苦茶なのでBP活用できてません
Re: (スコア:0)
要はIBM古参社員のは総じてコボラーなんだな
Re:IBMのグダグダは (スコア:1)
IBMならよくあること
自分は国内SIerの一員だけど親身に対応してくれないIBMから替えたいお客様が多くてウマーですわ
Re: (スコア:0)
私も、頭にFがつくよく古いとかドメスティックとか言われるSIerですが
昔は結構あった、IBMとの競合が本当に少なくなってきてるのは感じる
特に地方は、全く聞かなくなった
逆に、ここまで話が酷くなってないけど、収束の尻拭き仕事とか、
早期リプレスなんて話が多い。
Notesから逃げ出し考えてるお客さんからの引き合いも多いね
Re: (スコア:0)
Notes使ってるところってもうないだろ~って考えていた時期が僕にもありました。
あれこそWinXPなんかより先に滅するべきだと思う。
IBM関係ではないですが (スコア:0)
プロジェクトが進んでいく・・・というか、始まると、ほかのプロジェクトと二足のわらじを履いて、
そのうち別のプロジェクトがメインの業務になり、結局最初のプロジェクトには人が残ってないか
居たとしても何も判らない新人くんが火事場に投入されて丸焼けになる事がよくありました。
引き継ぎ?そんなもんありませんよ。引き継ぐにはその間メンバーを重複して在籍させなきゃいけないじゃないですか。
そんな人員的余裕は無いっすよ。
そういう業界なのでIBMの話を聞いても、「え?あそこもそーなの?」程度の感想しか出てきません。
結局国内の会社は外資系でもその会社に入ってく連中は国内企業からの転職組が大多数なんだから
どこも同じような状態で大火事なんですよ。
Re: (スコア:0)
そんな常識は聞いたことありません。
もし常識なら、日本IBMもあなたの会社もおつきあいお断りですね。
Re: (スコア:0)
ちゃんと文章を読めない人ですか?
どこにも常識って書かれてないように思いますが、ひょっとして私の目が悪い???
Re:IBM関係ではないですが (スコア:1)
この人達は日本IBM系列会社のなかの
人達に近いなぁ
Notesメールでこんなトンチンカンな嫌味の応酬毎日やってるよ
Re: (スコア:0)
あそこもそーなの程度の感想しかないとか、どこも同じような状態とか書いてるからでしょ
目じゃなく頭が悪いみたいね
Re: (スコア:0)
「そういう業界」っていうのが、具体的に何を指しているのか判らない。
IT業界だとすれば、マイナーな(最悪な)部類だと思う。
Re: (スコア:0)
100人程度までなら、
余計な管理資料は作らない
進捗会議は基本なし
長文仕様は書かない、論理整合性のみチェック
変更時のことを考えて整合性チェックツールを必ず作る
プレゼン資料は絵で伝わるように
目的機能に最適な言語を選ぶこと
クローンNG、短くシンプルに
設定作業は基本不要にするが設定可能に
値設定ミスができないようにUI持つか、動かす前に弾く仕組みをもつこと
というのもありましたよ。しょぼいバグが無いので非常にやりやすかった。
ただ、ついてこれない人も多数脱落していった&切っていたので、経営者、幹部、事務屋の評判が非常に悪かったんですよね。
昔気質 (スコア:0)
ITバブル時代の悪癖がどうしても抜けない日本IBM
とりあえずパーッと実装して実機から設計起こせば楽っしょ→ひとつのトラブルが元でひっちゃかめっちゃかに
試験手順?書くの面倒だ後回し→網羅性なしテストケース間での整合性もなし何をテストしたかったのか誰もわからないエビデンスだけが残る、しかもそこから試験仕様書に書くテスト手順を起こそうとか言い出す
ちょっとした情報連携や周知をしない→各々が自分の感性とセンスを信じて黙々と作業をする為人事次第ではそれだけで破綻する
設計を書かない見ないで実装する→確かこんな感じで動くはずだ→動いたり動かなかったりする謎システムが出来上がる、何故そんな状態になったかは作業者本人でさえ説明できないのでサポートに丸投げして製品仕様やバグだと言わせるよう誘導する
動けば正義→運用なんて未来のことはその時代の人間が考えればいい
という昔横行した詐欺まがいのSE会社の生き残りみたいなもんです
さすがIBM (スコア:0)
ソフトもハードもゴミしか作れないキングオブ糞企業だな
Re: (スコア:0)
何も出来ないよりはマシ
#と開き直るのも・・・
Re: (スコア:0)
どうせ人も金も余ってんだから
長い目で見て開発やらせるか人連れてきて作ればいいのに
いつまで糞みたいなSIerに丸投げして同じような訴訟続けるの
Re: (スコア:0)
もしかして、その野村って「野」と「村」の間に「々」が挟まっていたりしませんかね