InternetArchiveがMAMEベースの「アーケードゲームアーカイブ」サイトを公開 21
ストーリー by hylom
どういう経緯だ 部門より
どういう経緯だ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Webサイトのアーカイブ作成と保存などを行っているInternetArchiveが、同組織の行っているソフトウェアのアーカイブ活動の一部として「Internet Arcade」を公開した(ITmedia)。
アーケードゲームエミュレータ「MAME」ベースで、Webブラウザ上でゲームをプレイでき、プレイできるゲームには「スペースハリアー」や「ストリートファイターII」なども含まれているのだが、ライセンス的には問題ないのだろうか?
問題はある・・・じゃろ (スコア:2, 興味深い)
本家でも、「それで、権利者が出てきてサービス停止になるのはいつですか」みたいなコメントが付いてるし、許可得てるから問題ないみたいな情報は全くないよね
たぶん、「フェアユースだと思った。悪気はなかった。」ということにするんじゃないかな
romファイルを配布するんじゃなくて、Javascript使ってストリーミングっぽくしてるのはいざトラブルになった時に責任を限定しやすいから、と考えると辻褄が合うし
blog [archive.org]では
ビデオゲームも本や映画、音楽と同様に歴史的・文化的に重要なのだ、と主張してて、「(だからこれがポシャっても後悔はない)」みたいな内心っぽくみえる
Re:問題はある・・・じゃろ (スコア:2)
一番の問題は、「問題があるかどうか不明」な点でしょう。
一般論として、「権利者が不明」な著作物は、パブリックドメインになります。
つまり、本来の権利者が権利を(明示的に)譲渡する事無く消滅したら、パブリックドメインな訳です。
昔稼動していたゲームの「真の権利者」が、現在は解散消滅している事は非常に多い上に、InternetArchiveがそのイメージを持っているかどうかも不明と、二重の不明状態になっています。
今回の公開は、少なくともInternetArchiveがイメージを所有している事を明示する訳で、その「真の権利者」が、名乗りを上げる事を期待している面もあるでしょう。
-- Buy It When You Found It --
Re:問題はある・・・じゃろ (スコア:1)
流石にストリートファイターIIみたいな、現在も続いているシリーズ作品を上げておいて、
その言い訳は無理があるというか、InternetArchiveもしないんじゃないでしょうか。
他にも、少し検索するだけで当時の権利所有会社が顕在であることが明確な作品が
いくつもありますし、権利所有者が不明な作品を選んでいる節がありません。
単に「昔のゲームを動作可能な状態で保存することに価値がある」、という
思想の確信犯ではないかと。
Re: (スコア:0)
権利者が消えてるゲームって、Hackvader系やHac-man系以外だと何があるのかなぁ…
買収されたベンダーのものは買収先ががっちり握ってるだろうし。
Re:問題はある・・・じゃろ (スコア:1)
海外の権利関係は相当輻輳してる筈ですよ。
現地ベンダにライセンスしたり、海外支社を作ったり、それを解散したり売却したり、更には特定ソフトだけを売り払ったりと色々在ったと記憶してます。
既存ソフトは従来通りで新規ソフトは新設した部門(会社)で扱う等の特例も多数在った筈で(そう云う話を何処かで見た)、買収先も「買ったつもりだけど実は無かった」権利が結構有るんじゃないでしょうか?
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
・・・という建前を掲げておいて旨い汁を吸ってやろうという魂胆では?
InternetArchiveというある程度は知られた存在でなければ真逆の反応だったのは間違いない
(C)は当てにならない (スコア:1)
追記しておきます。
ゲーム画面に(C)が有っても、全く当てになりません。
(1) 元が海賊版でそもそも(C)表記が無効。
(2) (C)表記の会社が消滅。
の場合、真の権利者が不明です。
で、2の場合は、更に
(2a) 権利を譲渡せずに消滅
(2b) 元の権利者が吸収合併されたが、その作品の権利は契約上継承されずに権利消滅
(2c) 元の権利者ないしその継承者がその作品の権利だけを第三者に譲渡
の3パターンでも、やはり(C)表記の継承者には作品の権利が無い訳で、誰が真の権利者かの判定には、(C)表記はまるで使えないのです。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
そもそも、2でも「権利者が不明」なだけでパブリックドメインになるわけではありません。
著作人格権は日本の場合移動できないので、除外するとしても、
(2b)の場合は合併であれば法人格を引き継ぐので、継承されないことはないですし、
(2c)であれば表記の第3者となります。
(2a)の法人格が消滅した場合ですが、通常債務・債権整理が行われるはずですので、
そこで権利を取得したものとなります。
追いかけるのは大変ですが、追いかけられないものでもないですし、それでも不明な場合は日本の場合「供託」という手続きを踏まないと違法です。
Re:(C)は当てにならない (スコア:1)
元のゲームイメージは「日本国内版」でしょうか?
海外版の場合、大抵は権利が海外に移ってますので、そこでの法律が適用されます。
米国内で流通していた分には、米国法が適用されるので日本の国内法は通用しません。
(海賊版の場合は、非常に面倒な事になります)
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
海外(たとえばアメリカ)であれば、それこそ「著作者人格権は法律的に移動できない」なんて項目すらないので、
丸ごと権利は移動します。
明示的にパブリックドメインを表明するか、時効がこない限りパブリックドメインにはなりません。
当然、供託のシステムもあります。
Re: (スコア:0)
公開だけならフェアユース
という感じかな。
romダウンロードできたら真っ黒。
Re:問題はある・・・じゃろ (スコア:1)
何本か見てみましたが、URL編集すればゲーム毎にromファイルが置かれているディレクトリのファイル一覧を見れるので、ダウンロード可能ですね。
Re: (スコア:0)
うわ・・・
それじゃもし権利者がゴルァしてきたら、公開停止かな。
ゴルァされるまでは好き放題やるってのは、米国の伝統なのか。
InternetArchiveって (スコア:1)
こんなクソうさんくさいサイトだったんですか。
今までお世話になってたのに...
Re:InternetArchiveって (スコア:1)
以前から音楽や映画などで著作権が消滅していないものが多々ありませんでしたか
webページのアーカイブも基本的に無断で複製されて、問題があれば削除要請というのが当初からの形態だったと思います
Re: (スコア:0)
ビデオゲームに限らずWEBサイトを無断で転載してきたわけですから、著作権に関する姿勢はむしろ以前から一貫しているのです
Re: (スコア:0)
そうは言っても、だれかが保存しなければ、権利切れる頃には、
入手不能なデータってのも生まれちゃうわけでして、
ゴミのようなページでさえも貴重な歴史の1ページとして考えるなら、
きとんと記録を取ることは非常に有用なことなのです。
消えた歴史を掘り返すのは並大抵の労力ではありませんので。
Re: (スコア:0)
一方で忘れられる権利が論じられていますね。
このあたりはバランスが必要でしょう。
どちらも、それぞれの立場で利点があるわけで。
Re: (スコア:0)
だからと言って犯罪を認めるのは違うでしょ
マイナー故に絶版になったら永遠に入手不可能なモノなんて今までに数え切れないほどありますけど
じゃあファイル共有やらで違法ダウンロード/アップロードしてもOKってワケじゃないだろ
Re: (スコア:0)
違法じゃない方法としては、
「非公開でアーカイブだけしておく。著作権や版権などの時効がきたら公開する」
ぐらいしか思いつきませんが、もしそれをやろうとしても公開できるまでが長くて組織が存続できるかどうか。。。
本来であれば国やそれなりの機関が取り組むべきことだと思います。
ゲームの保存問題 (スコア:0)
問題を指摘してる人は少しいるんですけどね。
プラットホームの長期保存が難しいのでプレイアブルな状態でゲームを保存できない。
ゲームも著作物として扱われているのに本や音楽のように収集保存している組織が無かった。