パスワードを忘れた? アカウント作成
11791803 story
Wikipedia

Wikipediaの寄付募集とWikimediaの保有現金はミスマッチ? 55

ストーリー by headless
現金 部門より
本家/.「A Mismatch Between Wikimedia's Pledge Drive and Its Cash On Hand?」より

Wikipediaなどを運営する非営利慈善団体であるWikimedia財団の最新の財務諸表(PDF)によれば、資産額は6,000万ドル。これには2,700万ドルの現金及び現金同等物と2,300万ドルの投資額が含まれる。それでもWikipediaで寄付を募集するバナーでは、寄付がなければ広告なしで運営していくことはできないと主張している。ジミー・ウェールズ氏は常に1年分の経費を確保するようにしていると説明するが、Wikipediaの経費は数年で1,000%増加している。経費の増加に伴って確保する資金も増加するため、必要な寄付額は毎年数百万ドル増加することになる。寄付募集バナーの説明とは異なり、増加した予算のほとんどはWikipediaを広告なしで運営するためには使われず、すべてが無償のボランティアによって行われるコンテンツの作成や監督には一切使われていない。急増する予算は財団による大幅なソフトウェアエンジニアリングスタッフの雇用拡大に振り向けられており、近年無償のボランティアから強い批判を受けている。押しつけがましい寄付募集バナーについては、Wikimediaコミュニティー内でも議論を呼んでいる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2014年12月06日 17時17分 (#2723443)

    数年前、「日本からのアクセスが大量なのに、日本人からの寄付が少ない!」って記事になっていた(「wikipedia 日本円 寄付」等では見つからない)が、

    「『日本人からの寄付=日本円での寄付に違いない』=『日本円の寄付が少ない=日本人の寄付が少ない、に違いない』」と彼らが考えていた一方、
    「実は『日本人は気遣ってPaypal等で米ドルなどで寄付していた」」って情弱並みの思考回路とオチを暴露されてから、
    wikipedia財団の財務に対する信頼性って皆無なんだが

    改善されたの?

    • by Anonymous Coward on 2014年12月07日 18時10分 (#2723811)

      http://blog.wikimedia.org/2013/06/04/wikimedia-foundation-releases-det... [wikimedia.org]
      上記の2012年のレポートを見るに、遅くともこの年には問題は解決していたように見える。
      日本はだいたいUKの半分くらいで5位。英語圏以外では1位。
      (これより古い国毎レポートは見つからなかった)

      Country Total amount Number of donors
      US $24,523,562.25 1,002,027
      UK $2,331,848.60 143,555
      Canada $2,018,550.29 112,294
      Australia $1,519,411.86 83,959
      Japan $1,248,684.68 55,015

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      寄付する時はPaypalでドルじゃ?
      という話は見たことありますが、実際に国別に集計されたデータはあるのでしょうか?

      • by Anonymous Coward

        寄付募ってる最中は通貨別で(ある程度)リアルタイムにみられるよ
        公開されているから

    • by Anonymous Coward

      >「実は『日本人は気遣ってPaypal等で米ドルなどで寄付していた」

      この情報が正しかったとしても、
      そこから日本人の寄付が十分であったかについては、何も言えない。

      別の情報からして日本には寄付文化が根付いていないというのはあるので、
      寄付金が少ない可能性は依然高いと思う。
      まあネットユーザーは別、という可能性はあるが。

      あと、
      >「『日本人からの寄付=日本円での寄付に違いない』=『日本円の寄付が少ない=日本人の寄付が少ない、に違いない』」と彼らが考えていた

      この情報のソースはあるのですか?
      間違った方法で類推をしていた、ということは他人にわかりにくいので、
      ソースが存在しにくい類の情報だと思うんですが。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月06日 16時57分 (#2723434)

    どんな組織でも存在が大きくなれば金と利権に走る
    Wikipediaも例外じゃなかっただけ

    • Re:普通じゃない? (スコア:4, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2014年12月06日 18時32分 (#2723470)

      偉そうに「どんな組織でも」と言われると1つでも例外を挙げて論破してやりたいが思いつかない

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        コンブとかワカメの組織は健全ですよ。
        ヒジキやモズクも良いですね。私はよく食べています。

      • by Anonymous Coward

        思いついたら、Wikipediaの組織の項目にでも加筆願います。

        # 貢献してこそのWikipediaです。

        • by Anonymous Coward

          思いついた内容をWikipediaには書いてはいけないそうですよ
          外部に検証可能で存在して無い情報はダメだそうです

          • by Anonymous Coward

            外部に検証可能な情報が存在していれば、きっかけが思い付きだろうがなんだろうが関係ないんじゃない?

          • by Anonymous Coward

            思いついた内容を検証してから書き込めばよい。

            • by Anonymous Coward

              その結果やっぱり思いつきにすぎないことが判明して書き込めなくなったらそれはそれでよし

              • by Anonymous Coward

                この記事には独自研究が…とタグをつけられるわけだな

              • by Anonymous Coward

                なんで書かれなかった記事にタグを付けられるの?

  • なのか?

    ソフトウェアエンジニアリングスタッフを雇い、彼らに給料を払うことも「Wikipediaを広告なしで運営するため」に必要なことじゃないの?

    • ソフトウェアエンジニアリングスタッフって何してるんだろ?
      MediaWiki の改良とバグ取り?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        サーバーインフラの管理以外は金かからんと思うけどな
        Wiki改良はCSの学生をパートタイムで雇ってどうにかなる程度しか必要ない気がするけど

        コンテンツはコピーできるんだから、そんなに無理して運営してるということなら
        一度潰してどこかが復活できるか見てみるのもいいんじゃない

    • なら、コンテンツの作成や監督にもお金使えば?
      なぜソフトウェアエンジニアだけ雇用するのか。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そしたら商業出版社の百科事典サイトと
        やってることが変わらなくなるだろ。

      • by Anonymous Coward

        コンテンツの作成や編纂にお金を投入するところは市販の百科事典に既にあるわけで、そういうのが必要な人はそういう百科事典買えば?と言う話。

        コンテンツがボランティアによって作られいるのがWikipediaの存在意義の一つなんじゃないの。

        • by Anonymous Coward

          ライセンスがCCならどうでもいいと思うけど。

          でさ、広告を入れない理由に中立性というのがあるけど、だったら無償のボランティアは中立なのか?
          むしろ金かけて編集者を雇った方が記事の中立性も品質も高まるんじゃないか。

          あと、ソフトウェアエンジニアを無償のボランティアで間に合わせることは出来ないのかな。
          なんでエンジニアが有償で編集者が無償なんだろうか。
          両方有償とか、両方無償にはならないのか。

          • >むしろ金かけて編集者を雇った方が記事の中立性も品質も高まるんじゃないか。

            朝日「せやな」
            毎日「せやな」
            東京「せやな」
            中日「せやな」
            北海道「せやな」

            日経「広告しだいやな」

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              そもそも新聞は売り物なので、社風(読者)に合わない記事を書いたら出世できなくなり

              • by Anonymous Coward

                Wikipediaは売り物じゃないですが、財団と管理人の方針に合わない記事を
                書いたらBanされまくりですよ。
                少なくとも、一書き手以上の地位に上がるのは不可能です。

              • by Anonymous Coward

                >財団と管理人の方針に合わない記事を
                >書いたらBanされまくりですよ。

                こういうの詳しく知りたい。
                痕跡も残らないのか?

              • by Anonymous Coward

                削除記録 [wikipedia.org]・ブロック記録 [wikipedia.org]は見れます。

          • by Anonymous Coward

            > あと、ソフトウェアエンジニアを無償のボランティアで間に合わせることは出来ないのかな。

            MediaWikiの開発環境で主義主張のぶつかり合いなどから発生する編集合戦が起こると困るからではないかと(適当)

          • by Anonymous Coward

            >むしろ金かけて編集者を雇った方が記事の中立性も品質も高まるんじゃないか。

            中立性なんて幻想だろう。
            ネット接続できれば誰でも同じ条件で編集できる現状のほうがマシ。
            嫌なら有償の百科事典を推せば良い。なんぼでもある。

          • by Anonymous Coward

            > だったら無償のボランティアは中立なのか?
            > むしろ金かけて編集者を雇った方が記事の中立性も品質も高まるんじゃないか。

            そりゃそういう考えもできるんだろうが、ジミーとWikimedia財団は多分そう考えてないんだろ。

          • by Anonymous Coward

            なにより、コンテンツが主で、ソフトウェアはおまけだからでしょう。

            コンテンツの編纂に加わりたいというボランティアが居るというのは、自由に編纂できる百科事典という仕組みが成立するための前提条件。
            そんなボランティアは居ないなら、Wikipediaは必要とされていないとみなして撤退すれば良い。

            ボランティアが居てWikipediaの存在が必要だと言うんで、初めてサイトを維持する意義が出てくる。
            その意義ある事に寄付をしてくれる人まで居るなら、システムの維持管理なんていう雑用は、お金を払って誰かに押しつてもいい。

            もっと言えば、コンテンツの編集は、自分の勉強にも

      • by Anonymous Coward

        もともと財団ボードは個々のコンテンツの中身、各言語版の運営に関しては責任は基本的にユーザーベースで(大まかな方向性ということ以外では)口を出さない、財団はサーバーサイドの運営に責任を持つという方針になっていたはず。
        そのうえで、前世界各地からのアクセスは非常に負荷が高いので、データセンターの運営やHDDの拡大ということ並行して、MediaWikiほかソフトウェア的な負荷軽減をはからないとやっていけないのではと思いますが。
        で、寄付でエンジニアを雇えないなら広告収入で雇わないといけないから、広告バナーだらけのウィキペディアはいやだろという脅し文句になる、と。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月06日 17時23分 (#2723444)

    手弁当だった開発スタッフを雇用したら、そのタイミングは経費が急増するでしょう。
    データ量も爆発的に増加していますので、サーバやネットワークに要求される条件も厳しいはずです。
    エンジニアもそれに対応できる、高レベルの人材が必要でしょう。

    6000万ドルでは、上級エンジニア3-400人を1年雇用することしかできませんし、
    機材をちょっと買い換えたら飛んでいってしまいます。ストレージは消耗品ですし。

    • 6000万ドルというのは資産額でしょう。Salaries and wages は2013年に 1600万ドルから、2014年に 2000万ドル、つまり 25%増しではないでしょうか。

      不透明性は歓迎できませんが、個人的には Wikipedia 等の膨大なコンテンツ容量とトラフィック量に対して常にレスポンスが維持されているのは驚嘆に値すると考えています。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        他のコメントによると、データセンターの費用は2011に260万ドル、サーバ100台規模。
        それから2倍ぐらいにはなっているとしても、人件費の方がずっと大きいですね。
        もっとかかると思っていたけど、テキストベース+一部画像のサイトならこんな物なのかな。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月06日 19時34分 (#2723501)

    カネにがめついだけの財団(笑)なんて要らない。
    資金繰りが悪ければ潰せばいいだけ。

    • by Anonymous Coward
      金のない財団って…貧団に改名しろ
      • by Anonymous Coward

        「当方、人が財産でして」とかえされるよ!

        # 現実に、Wikipediaの存在価値と意義は知識(項目)を集めるだけではなく項目を書くために人・モノ・金を集める場を提供した点ですから。

        • by Anonymous Coward

          日本だと、その返しなら適切な法人格は財団法人じゃ無くて社団法人ですよね。

          • by Anonymous Coward

            Wikipediaの項目を読むとフロリダ州法の非営利組織(非営利コーポレーション)と規定されていますね。

            # 日本の法律では、NPO法人(特定非営利活動法人)格なのかな?

  • by Anonymous Coward on 2014年12月06日 20時12分 (#2723518)

    Wikimedia財団が破産しようが、コンテンツのクローンはいくらでもあるし、本当に必要なら誰かが引き継ぐだろう。

    • by Anonymous Coward

      Wikipediaの寿命はあと10年だから、それまで我慢しとけ

    • by Anonymous Coward

      wikipediaが無くなると、そこに詰まっていた物が拡散して、検索がさらに汚れそうだからなぁ。
      大手を適当に除外しているだけで済む、今の方がまだ良い。

    • by Anonymous Coward

      誰かが引き継ぐって言っても、コストはかかるわけで、同じことだろうけどなぁ。
      より小コストで運営できるかもしれないけど。Googleは慈善事業としてやるのもありか。

      # 俺は金は出さない。でも誰か無料でサービス続けろ。的な印象しか受けない。

  • by Anonymous Coward on 2014年12月07日 13時11分 (#2723736)

    A Look Inside Wikipedia’s Infrastructure [datacenterknowledge.com]
    2008年には独自に構築したデータセンターを使っていたようだけど、今でも自前で調達しているのかな?

    • It’s Official: Ashburn is Wikipedia’s New Home [datacenterknowledge.com]
      今はアムステルダムにあるエクイニクスのデータセンターらしい。
      タンパにあった元々のデータセンターはバックアップ扱いみたい。

      • by Anonymous Coward

        先のリンク先には

        "Wikimedia spent $2.6 million on Internet hosting in 2011, with a server count measured in hundreds, not thousands."

        と書いてあるので、全体の予算規模から考えると借賃自体はそれほど大きくないんだなぁ。

typodupeerror

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

読み込み中...