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Google

Google、「忘れられる権利」関連で約120万件を超えるリンクを削除 13

ストーリー by hylom
約6割がリジェクト 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Googleは米国時間25日、「忘れられる権利」に関する同社の取り組みをまとめたレポートを発表した。同社がこれまでに受けとったリンク削除依頼の数は34万8085件、また同社が削除したリンクの数は44万1032件、反対に削除リクエストがあったのにも関わらず、削除されなかったURLは60万8169件で、リクエスト全体の42%が削除されたという(GoogleGIGAZINEWirelessWire News)。

また、いくつかの「リクエストの例」も公開されている。たとえばベルギーからは、過去5年間に重大な犯罪で有罪判決を受けたものの、その判決が控訴審で破棄された個人から、事件に関する記事を削除するようリクエストが行われたそうだ。Googleではその個人の名前による検索結果から該当するページを削除している。

また、ハンガリーのある上級公務員から寄せられたリクエストでは、数十年前の刑事上の有罪判決について取り上げられている最近の記事を削除するよう依頼があったが、Googleでは検索結果から該当する記事を削除しなかったとしている。

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  • 賞罰履歴を隠蔽する権利にすれば、プライバシー問題として適切に対応されるし、利用もされやすくなるよ。

    悪人が素性を隠すと言う用途に使わせないために、それなりに客観性のある判断規準が必要なんだけど、忘れられる権利と言う名前だとなんでもかんでも隠蔽してよい風に見えてしまう。
    権利行使の目的に沿った適切な名称をつけた方が、少なくとも議論はやりやすくなると思う。

    もうひとつ言えば、削除判断をGoogleに依存すること自体を憂慮すべきだと思うのだけど、欧州委員会は気にしてないのかな?
    客観判断出来ない曖昧な権利定義はGoogleに今以上の「利権」を与えることにつながるわけで、彼らが目指す方向性とは全く逆の結果を生むのではないかな?

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward

      不満があるなら裁判で決めればいいでしょ。

  • by Anonymous Coward on 2015年12月02日 8時42分 (#2926897)

    将来AIが普及してきたら、忘れないヒトが増えるわけだけど、
    そのときには、強制的に忘れるようにプログラムするのだろうか?

    • by Anonymous Coward on 2015年12月02日 9時13分 (#2926904)

      未来のAI「ヤックデカルチャー」

      # AI・おぼえていますか

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      「あれ?この前底値だっていうから買ったの、まだ値下がりしてるんだけど?」
      「そんなことありましたっけ?忘れちゃいましたてへぺろ」

    • by Anonymous Coward

      それで思い出したが某ギフティアの
      「81,920時間の耐用期間(耐用年数約9年4ヶ月)を超えると人格や記憶が壊れ出すため」という無茶ぶり設定を、
      「人間の忘れられる権利保護のため、一定の稼働時間を越えたロボットは全データ削除が法律で義務づけられている。」
      ってことにした方がまだしも説得力あるし、シナリオ的にもいろいろ作れただろうに。

      ●ロボットとの「思い出」を大事にする所有者
      ●ロボットとの思い出なんてと、所有者の訴えを鼻で笑う一般市民。
      ●社命に従って淡々と回収を進める回収業者
      ●所有者と友人になってしまったために、社命と人情の板挟みにあう主人公
      ●思い出を大事にするあまり「駆け落ち」を選択する所有者
      ●ロボットから市民を「保護する」ために、「危険な暴走ロボット」の破壊を命ぜられる警察
      とかとか。

  • by Anonymous Coward on 2015年12月02日 8時48分 (#2926899)

    和田さんに押し付けて強姦していた当日参加の連中が忘れられる権利を執拗に凸ってるらしいですね。

  • by Anonymous Coward on 2015年12月02日 9時45分 (#2926928)

    「有罪判決」よりも「控訴審で破棄」を優先して出すような
    注釈的表示ができれば、正確性向上と名誉回復が図れていいかも。

    • by Anonymous Coward

      判決が破棄されたものは今回の対応通り削除で良いような気がする

      • by Anonymous Coward

        仮にそれが再度覆された場合に一連の流れを復帰させられるならアリかも。
        判決の最終的な確定がいつになるかは国の制度によってまちまちだからねえ。

      • by Anonymous Coward

        「相殺でチャラになったから」ということで全て抹消してしまうと、
        途中経過の醜聞だけ知ってる人が続報を調べても
        薄気味悪くタブー扱いされてることしかわからなくなるので、
        それはそれでどうなんだろうなあとは思いますね。

  • by Anonymous Coward on 2015年12月02日 13時44分 (#2927105)

    タイトルは「約120万件を超えるリンクを削除」ですが、
    本文は「削除したリンクの数は44万1032件」となっており、
    削除したリンク数が違います。

    ソースを見たら
    >Google が削除のために評価した URL の総数: 1,242,524

    となっているので多分タイトルのほうが間違っています。
    修正お願いしますね>広道さん♡

    • by Anonymous Coward

      あと今回のは「欧州司法裁判所の判決」を受けての削除なので、対象は欧州各国だけです。
      各ソースにはその旨書かれていますので、ストーリーにもほしいですね。

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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