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Google

Google、HDDの厚みを増やすことを提案 98

ストーリー by hylom
Googleなら特注で作ってしまいそうだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

2月23日(日本語訳記事は2月27日)、GoogleがGoogle Cloud Platformブログにてデータセンターで使用するHDDについての記事を公開した。Googleは2.5インチ/3.5インチハードディスクについて、「現代のディスクドライブの寸法は、PCで使われていた3.5インチのフロッピーディスクに起因する」「これが最適なデザインであるとはとても考えにくい」と述べており、今後HDDのデザインを変更すべきだというアイデアを披露している(英語記事日本語記事クラウドWatch)。

これらの話はGoogleが公開したDisks for Data Centersというドキュメント内で詳しく説明されているが、ここではHDDについて「より厚みを増やしてプラッタ数を増やすべき」とし、3.5インチディスクの場合1インチ、2.5インチディスクの場合15mmという例を提案している。プラッタ数を増やすことでディスクの容量を増やし、かつプラッタを小さくすることでディスクのシークタイムや回転数を上げて毎秒当たりIO数を増やせるということらしい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 12時15分 (#2976692)

    「厚みを増やすこと」だけを取り上げたタイトルつけたからみんな厚みの話しかしなくなってるな要は
    ・今の形に拘ることはない
    ・今よりもっと「大容量」「高ビットレート」「低コスト」化できないかを考えてる
    という話

    「美女の条件」って記事を転載して「巨乳は正義」ってタイトル付けたら、尻やくびれや顔のパーツ、足の太さに言及されなくなるのは悲しい

  • Googleが勝手に開発して使えばいい。
    12枚プラッタのHDDとか。

    • by Anonymous Coward

      まったくそのとおりだと思った
      製造ライン作るのもコストかかるんだぞと

    • by Anonymous Coward

      タテだかヨコだかわからんHDDとか胸が熱くなるな……

    • by Anonymous Coward

      そうだとも思うが、いまどき3.5インチHDDなんてサーバー用途が多いんじゃねと。
      その世代遅れとなった「余り」をデスクトップPC他へ回せばいい。
      メインの顧客の要望を聞くのはメーカーとしては当然のことではないか。

      ノートPCだと2.5インチ以下だろうし、今後はSSDの容量UP&コスト低下でSSD標準搭載も
      ありえない話ではないと思う。これは既にiPodなどのオーディオプレイヤーが辿った道だし。

      #「イノベーションのジレンマ」に出てくる破壊的イノベーションみたいな話。

      • by Anonymous Coward

        サーバ用途でもどんどん3.5インチHDDはなくなってきています。
        修理用代替品として3.5インチトレイに2.5インチHDDを搭載したものまで出てきています。

        • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 14時37分 (#2976839)

          サーバ用途で2.5インチ化しているのは、ハイエンド品でしょう。
          3.5インチだと、シークタイムも長くなるし、性能出すにはアクセス速度の遅い内側は無駄になるので、直径を小さくして回転を上げて、という方が有利なんで、2.5インチを使ってます。
          ちなみに、3.5インチのサイズだけど、実際中に入っているのは2.5インチのディスク、って製品もあったはず。
          ただ、こちらは将来的にはSSDと競合する事になるでしょう。

          一方、容量勝負のニアラインストレージだと、今でも3.5インチです。

          親コメント
  • by iwakuralain (33086) on 2016年03月08日 12時41分 (#2976722)

    そのうちどこか買収してつくるかもしれん

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 12時14分 (#2976691)

    Googleが提案している厚みの例ではなくて現在流通してるHDDの厚みですよね。
    ドキュメント内では具体的に何インチ/何mmがいいという具体的な提案はなされてないように見えます。

    We propose increasing the allowable height (“Z height”). Current disks have a relatively small fixed height: typically 1" for 3.5" disks and 15mm maximum for 2.5" drives.

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 12時17分 (#2976694)

    1.8インチぐらいで大量のプラッタとヘッドが高層ビルみたいに積み重なってて15000rpm以上でブン回る縦長のHDDとか作れるんだろうか。
    振動取るためにV8みたいな配置になったり、横にすると暴れるから縦にしか設置できず制御棒みたいに抜き差しすんの。

    • by Anonymous Coward

      AppleのTime Cupsule(2013モデル)みたいな形のHDDが出来上がるわけですね。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 11時43分 (#2976648)

    5インチHDDが復活するのか。
    時代が一回りしたのかなー。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 11時44分 (#2976649)

    なので、
    一般的なPCに入れるのに規格外は困るとかは関係ない。

    データセンター用HDDに専用サイズを作るのは何の障害もないと思うけど(コスト以外)
    そもそも昔はすげえ分厚いHDDはありました。あったはず。
    ググるとConnerのHDD?しか出てこないので不安だけど。
    1個や2個のHDDでは、わざわざサイズを変えるより複数個繋いでRAIDにでもしたほうが良かった。

    データセンターで大量のHDDを発注する側としては、好きに新しいサイズの提案できる立場だと思うけどね。
    何故そうせずにブログで提案とかすんのって感じ。

    • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 12時19分 (#2976698)

      HDDの出荷量に占めるニアライン向けの比率はせいぜい15%だそう。
      この15%向けが仮に全部この仕様になるとしても薄利多売の中ではたかがしれている。そしてこのために一般的なPCとは根本設計が異なるものを開発、それも、信頼性は低くしてもいいから、容量あたりの単価を低くして大容量化し、さらに容量あたりのIOPSを高くするものを出せ、と言われても、そりゃ無理だということ。HDDメーカに提案して一蹴されたのではないかなあ。

      注文したところで現実的なコストでは無理だってのを分かってるから、ブログで提案して賛同者を集めようとしているのではないかと。

      あと、製造業的な観点が全くない。信頼性は低くても安くしろと言う趣旨だけど、安くするには信頼性を上げなきゃなんない。
      矛盾しているようだけど、特にコモディティ化が進んだ量産ラインではこれが成立する。高信頼性という事はばらつきが無くて工程能力が高く、不良が少ないということ。大量生産品においては信頼性が低いが値段が安いと言うものはなかなか無理なのよ。価格を維持するにはどうやっても信頼性は一定以下にはならない。
      それでも安いのが出るのは、選別して高品質品は高く売って、高負荷に耐えないものを安く売る、と言う事をしているから。つまり安いものだけ狙って作るというのは成立しない。

      だからたぶん無理ですわこれ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        まんまどっかのCPU・GPUでよく聞く集積回路のお話ですので、大変納得。

        • by Anonymous Coward

          集積回路で納得というあたり逸般人が揃うスラドですな

          一般には農業で考えるとわかりやすい。
          作物は全部同じ畑で収穫する。その中で選果されてグレードに分かれて販売される。高付加価値品は高く、そうでなものはそれなりに。規格外品はジュースにする。
          農家のおっちゃんに「形が悪い規格外品で十分だから、安い規格外たくさんつくれ」とか言ったらそりゃおっちゃん呆れるわ。

          半導体や電子部品のようなもの以外にこの考え方で作られているものは、特に軸受け(ベアリング)が知られている。同じ工程で大量に流して作られ転動体(ボールとかころとか)を検査して振り分けることで作っている。また小型センサやモーター等もこの考え方で量産されているものもある。HDDの要素部材でもそういうものは多い。

          • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 13時18分 (#2976770)

            ランク別けで選別してる部品で
            「±5%なのに、1~5%まで満遍なく入ってねーぞ」
            なんてクレームを受けた話を聞いたことがあるなぁ。

            1%品は高いから5%品を買って自分ところで選別して安く上げたかったらしいけれど、
            このクレームを受けてから、満遍なく混ざるようにしたとか、30年も前の話らしいからどこまで本当かは知らん。

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 13時54分 (#2976802)

              弊社のことか?

              余所様の製品を大量に買ってきて、その中で独自の方法で選別して、自前のノウハウで組み立ててソフトを組み込んで高精度品として販売する商売をやっております。
              大量に買っても、選別から漏れた奴は市場に再放流すれば捌けるので結構やれる。

              ところが数年間から使える品が全くとれないロットがでてきた。メーカが自ら高精度品グレードをつくって売り始めたからだそうで。
              じゃあ、その高精度品グレードを売ってくれと頼んだんだが、カタログに載ってない裏商品で、弊社みたいな屁の様なスキマ産業の規模では対応できないと。その代わり選別をやってない工場を教えてもらって、そこから指名買いしてまだ商売続けている。

              親コメント
      • by Anonymous Coward

        > 賛同者を集めようとしている
        そこ。
        ブログで賛同者なんて、関係ない野次馬じゃない。
        それより、同じようにデータセンターやってるライバル業者に、共同提案を持ちかけたほうが早い。別に公開する必要もない。
        それをどの業者にも拒否されたんなら、その提案が通るわけないじゃない。

        まあ無理という結論は一致しますが。

    • ちゃんと測ってないけど、3.5インチで1.5インチ厚くらいの古いドライブを、1年位前にいくつか分解しました
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      サイズどころか形なんかも提案できるんじゃないかと思いますよね。
      ガイドレールつけたりスタックできるようにしたり。

    • by Anonymous Coward

      特注品がほしいわけではないから。
      大量に使うからこそ、量産品がほしいのかなと。

    • by Anonymous Coward

      普通に フルハイトのHDDあったよね。最初にPC自作した時はフルハイト使ったわ。
      https://www.google.co.jp/search?q=full+height+HDD&safe=off&tbm... [google.co.jp]

      3.5inchでフルハイトのHDD作るとか、ロマンだなあ。

    • by Anonymous Coward

      すっかり忘れてたけど、SPARCStation SS20にSCSIのハーフハイトさしてたような記憶が。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 11時47分 (#2976651)

    するかもしれない?

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 11時50分 (#2976656)

    現在のクラウド全盛の時代の前提は、PCのコモディティ化によるPC部品の低価格化でしょう。
    安価なコンシューマ製品を故障上等で使ってナンボではなかろうか。

    業務用の専用製品なんて開発しだしたら、かえって高くつくのではないだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 11時50分 (#2976657)

    プラッタ数を増やすことでディスクの容量を増やし、かつプラッタを小さくすることでディスクのシークタイムや回転数を上げて毎秒当たりIO数を増やせる

    確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。
    結局、よくあるアプローチ、普通に薄くて小さいHDDを大量に積んだ方がいいんじゃないの?それとも内部的には薄くて小さいHDDを個別大量に積んでるやつをくっつけて売れと言ってる?

    全般に、SSDが登場する以前にはよく使われていた、超高速回転の早い熱い高い(信頼性と価格が)三拍子揃った高速HDDを、最後の高いだけ除いて作れと言っているだけにすぎないきもする。でもこれだったらSSD使ってキャッシュするハイブリッドシステムの方がいいんじゃねーの?

    駄目だ。凡人素人の俺にはわからん。
    だれか偉い人解説してくれ

    • >確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。

      むしろI/O速度を稼ぐには有利。
      実際には、例えば4kBのセクタを8プラッタのHDDに書き込むには、16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい。
      デカいストレージが、24本のディスクを並行に一気に使ってI/O速度を稼ぐのと同じ考え方。

      親コメント
      • > 16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい

        いや、それ無理。HDDは全ヘッドが一つのアームに固定されており、個別に動かすことはできませんが、
        今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。
        書き込みたいヘッドごとに、ちょうど目的のトラックの上にくるよう位置調整しながら読み書きする必要があるので、
        全ヘッド同時に読み書きはできないのです。

        ヘッドを増やすことのメリットは、シークタイムの減少ですね。シークせずに読み書きできるデータ容量はヘッド数に比例しますし、
        プラッタ径を小さくした方がシークにかかる時間が減りますので、
        同じ容量の場合、「枚数を増やし、そのかわり半径(トラック数)を減らした」方が、より高速になります。

        親コメント
        • >今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。

          まじすか。
          つまり、ヘッド一つの位置合わせはできるけど、そもそも位置を揃えられるようにプラッタとヘッダを並べられないのか。

          嘘言ってすみません。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        複数のヘッドで同時に複数のプラッタにライトできるもんなの?
        プラッタの枚数が増えた分だけR/W性能が上がったという話を聞いた覚えがないんだけど。

    • 制御基盤や筐体の厚みは一定量必要なので、内部ディスクの収容枚数はドライブの外形寸法の厚みと正比例するわけじゃなく、薄手のドライブは容量の面で不利という話じゃないかと。そこでもっと厚みのあるドライブを作って、ドライブあたりの容量を増やしてくれるといいなって提案してるのかな。ラックに収容できるドライブ数、ランダムシークタイムなどのパラメータでシミュレートすると、3.5インチで1インチ厚くらいがいいってことかと。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      今のサイズで技術がこなれてるのに、
      サイズ変えたら、安定性などの技術作り直しになっちゃうんじゃないかな。

      おそらくHDDの個数増やすことで故障率が上がるから、少ない台数で大容量ということだろうけど、
      上述の理由でそれは逆効果。

      「思いつきを言ってみただけなのに、なんでこんな話題になってんの」
      じゃあるまいか。

      • by Anonymous Coward

        >「思いつきを言ってみただけなのに、なんでこんな話題になってんの」
        >じゃあるまいか。

        あなたの思い過ごしです。

  • by Anonymous Coward on 2016年03月08日 12時09分 (#2976685)

    > 3.5インチディスクの場合1インチ
    インチの使用は反対!

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