North PoleのSanta Claus、クリスマス翌日にFacebookアカウントを停止される 33
ディストピア感 部門より
Facebookがクリスマスの翌日、North Poleに住むSanta Clausさんのアカウントを停止したそうだ(Santa ClausさんのFacebookへの投稿、KTVF、Fairbanks News-Miner、Consumerist)。
North Poleといっても北極ではなく米国・アラスカ州のノースポール市だが、Santa Clausは本名。市議会議員も務める地元の有名人で、2012年の米大統領選挙では候補者として届け出もしている。
8年前にFacebookアカウントを作成したClausさんの外見は絵に描いたようなサンタクロースで、投稿もサンタクロースっぽい内容だ。Facebookではアラスカ・ノースポールのサンタクロースとして活動しており、30万人以上が「いいね!」を付けている。
ところが12月25日になって、Facebookは特に何の説明もなくClausさんに本人確認を求めてきたという。Clausさんはパスポートや運転免許証、市議会議員の辞令などを送ったが、アカウント情報と一致しない、または認められる身分証明書類にあたらないといった理由でいずれも却下され、翌26日にアカウントは停止されてしまう。
この件は地元メディアKTVFやFairbanks News-Minerで取り上げられることとなり、ClausさんのFacebookアカウントは12月28日に復元されている。Facebookでは誤ってアカウントを停止してしまったと説明しており、サンタクロースの「悪い子リスト」に載ることを恐れたのかどうかは不明だ。
ClausさんはFacebookに対し、8年にわたって無料で多くの人と交流する場を与えてくれたことと、アカウントを復元してくれたことに感謝するとともに、Facebookでの活動は自ら進んでやっていることであり、やめるつもりはないとの意思を示している。