米ミネソタ州地裁、特定の氏名で画像検索した人全員の情報をGoogleに請求できる捜査令状を発付 13
Googleは関係なかったというオチが想像できるのですが 部門より
米国・ミネソタ州の地方裁判所が2月、特定の期間に特定の人物名でGoogle画像検索を実行したユーザー全員の情報の取得が可能となる捜査令状を発付していたことが先日判明した(Register、Ars Technica、Consumerist、発見者Tony Webster氏のブログ)。
問題となったのは、何者かが被害者になりすまし、被害者の信用組合口座から別の銀行口座に送金させようとした詐欺事件に関連する捜査。犯人が身分証明書として信用組合に提出した偽造パスポートのコピーには、被害者と同姓同名の人物の写真が使われていたという。
同じ写真はGoogleの画像検索結果に表示される一方、BingやYahoo!の検索結果には表示されないことから、地元イーダイナの警察は写真の入手元をGoogle画像検索と断定。裁判所は検索を実行したユーザーの情報について証拠提出命令を出していたが、Googleが拒否したことから捜査令状が発付されることになったようだ。
令状は被害者名のバリエーション4種(ミドルネーム表記の違いと思われる)のいずれかを2016年12月1日~2017年1月7日の期間に検索したユーザーについて、アカウント情報やIPアドレスなどをGoogleから取得可能な内容になっている。令状はイーダイナで請求されたものだが、対象となるユーザーの所在地はイーダイナに限らないとみられている。
しかし、たまたま被害者や被害者と同姓同名の人物をGoogleで検索した知人など、事件とはまったく無関係なユーザーも令状の対象に含まれることから、不合理な捜索や押収を禁じた合衆国憲法修正第4条に違反するとの指摘もある。Googleは個別の事件についてコメントはできないが、極端に幅広いユーザーに関する情報が請求された場合には常に拒絶していると述べているとのことだ。
あなたが深淵を見つめるとき (スコア:2)
『こころせよ。あなたがgoogleで検索するとき、googleもあなたを検索しているのだ』
Re: (スコア:0)
まあビッグデータ収集的にはそうだよな。
部門名 (スコア:0)
>Googleは関係なかったというオチが想像できるのですが
なんで? 犯人がGoogle画像検索で探しただろうって別におかしな発想じゃないと思うが。
結果として外れだったとしても、別の手がかりをたどるだけの話だろう。
データ量は膨大になりそうだが、容疑者に関する別の情報と組み合わせれば絞り込みが可能だと考えているんだろう。
プライバシー問題を別にすれば、ビッグデータ時代の捜査手法として違和感はない。
プライバシー問題は…どうだろうねえ。
個人的には、犯罪捜査目的であれば正当な理由だと思うし、外部流出とかしないかぎり気にならないが、
国家権力を信じない人もいるだろうしねえ。
Re: (スコア:0)
Google画像検索が何かって知ってて言ってるんでしょうか?
普通は、画像がアップロードされた一次配布元で取得したという発想になるのでは。
まず思い付くのはFacebookやTwitter等のSNSの画像じゃないですか?
個人ブログ画像だとしても、画像検索で得たとも限りませんし、なんでいきなり画像検索のみ調べるんでしょうね。
あちらの捜査機関にも湖南君が居たという事か。
根拠も用途もしっかりしているし (スコア:0)
何が問題だという指摘なのか分からん…
Re:根拠も用途もしっかりしているし (スコア:1)
> 極端に幅広いユーザーに関する情報が請求された場合には常に拒絶している
極端に幅広かったのが問題なんじゃない?
事件とは無関係の人間の、Googleアカウント情報まで要求しているわけで。
Re: (スコア:0)
十分に制限されていると思うけどねぇ。
その「偶然」にユニークな名前を検索した人ってのは、
ナンバーの部分一致から自動車の持ち主を調べるのと同じプロセスでしょ。
Re: (スコア:0)
> 同姓同名の人物の写真が使われていた
ユニークの意味!
Re:根拠も用途もしっかりしているし (スコア:1)
ユニークっておもしろおかしいって意味じゃないの?
Re: (スコア:0)
君の発想はユニークだね。
君の存在自体もユニークだね。
Re: (スコア:0)
自動車ナンバーはユニーク番号として規定されているが、人名はそうではないよ。
と、実は町内に同姓同名が居た自分としては力説しておきたい。
引っ越し時に水道料金払い忘れた様で、うちに問い合わせが来て発覚した。
読解力が低下してきたみたい (スコア:0)
> 犯人が身分証明書として信用組合に提出した偽造パスポートのコピーには、被害者と同姓同名の人物の写真が使われていた
犯人が偽造パスポートで身分を証明するのに、自分の顔以外の写真を使った?まずここから意味不明。
顔の確認をされないという状況なら、なんで同性同名の写真を使う必要があった?
本人の顔を使って、正しいパスポートとして処理させるつもりだったのなら、この信用組合はパスポートの顔写真を照合に使ってるからって事なの?
それだと、もし正規のパスポートが盗まれてたら、口座も盗まれるってこと?
この手の犯罪得意な人説明お願いします。
# まぁ我らが印鑑と通帳制度も・・・
Re: (スコア:0)
犯人は偽造パスポートのコピーを(郵送などの)直接対面しない方法で提出した。
よってパスポートの顔写真が犯人の顔と一致する必要は無い。
ということでは。