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小学館の図鑑で毒キノコを「食用」とする誤記載 67

ストーリー by headless
誤記 部門より
小学館は20日、「小学館の図鑑NEO きのこ」で毒キノコを「食用」とする誤記載があったとして、同書の回収・交換を発表した(プレスリリースYOMIURI ONLINEの記事日本経済新聞の記事)。

誤記載があったのは25ページ左下、「キシメジのなかま①」の「ヒョウモンクロシメジ」の説明文で、「毒」とすべきところが「食用」になっているという。誤記載は監修者からの修正指示を編集者が見落としたことが原因とのことで、今後は編集・校了体制を一層強化して再発防止に努めるとのこと。

現在までに誤記載による健康被害は報告されていないが、ヒョウモンクロシメジを発見した場合にも食べないよう呼び掛けている。同書が手元にある場合、小学館の「図鑑NEO きのこ」回収係あてに送料着払いで送れば、修正版が完成次第返送される。同書は6月23日発売で、これまでに1万6千部が売れたそうだ。

農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)によれば、ヒョウモンクロシメジは欧州や米国では有名な毒キノコで、日本では10年ほど前から発生が報告されているという。誤って食べた場合、ごく少量でも嘔吐や下痢などの中毒症状が出るとのことだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ある意味乱暴だが… (スコア:3, すばらしい洞察)

    by jpgr (27776) on 2017年10月21日 19時20分 (#3299599)

     もうさ、有毒か無毒かには触れずに「触ったり食べたりしないでください」と書けばいいんじゃない?

     キノコ狩り経験のある大人だって間違えて毒キノコ食べて中毒起こす事件だって後を絶たないんだし。

  • by masakun (31656) on 2017年10月21日 19時28分 (#3299602) 日記

    Amazon からはなくなっていたが楽天ブックス [rakuten.co.jp]にページがあったので紹介すると…

    日本ではじめての児童学習向けきのこ図鑑が誕生しました。

    きれいな写真とわかりやすい解説で、日本に実際に生えるきのこ
    約700種を掲載!
    (略)
    まだまだ不思議なきのこの生態が、この一冊でまるわかり。最新のDNA分類に基づいた掲載順なので、きのこに詳しい大人も楽しめる一冊です。

    これは大人も楽しめる児童向けの読み物であって、家で見るもの。おそらくこの本のどこかには「毒キノコの見分けは難しい」ことは書かれていると思うが、編集者も勘違いしてしまうのが華麗なる毒キノコの世界。 [karapaia.com]

    1.ドクツルタケ
    新聞紙上で毎年戦歴を並べる最強の戦士。「殺しの天使」の異名を持つ。エレガントな姿からは想像もできない凄まじい毒性を持ち、肝臓、腎臓をスポンジ状に破壊、数日間から約1週間苦しみを与えた末、死に至らしめる。体重60?の人間の場合、ドクツルタケ約1本分(8g)が致死量に相当する。必殺技は「天ぷらによる一家全滅」

    カラパイアの記事くらい面白く書かれていたら、買ってもいいかな(笑)

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • by Anonymous Coward

      > 華麗なる毒キノコの世界。
       
      こっちもなかなか。

      2.クサウラベニタケ
      有名な食用きのこである「ウラベニホテイシメジ」と同じ時期、同じような環境に互いに混じりあって発生する毒キノコで、ベテランキノコハンターでさえこの2種の判別は難しい。 まさにゲリラ戦の勇士である。 かつてカストロから、チェ・ゲバラと並んで勲章を授与されたこともある。嘘である。

      嘘である で吹いた。

    • by Anonymous Coward

      人類はなぜこのような、見分け損なったら致命的で大して栄養にもならないものを食べようと思ったのか。

  • とか思ったけど、そもそもAI研究者とアウトドア&野草趣味の人は交わりそうにないな。
    しかもこういう用途で「判定正解率97%達成!」とか謳われても、そりゃ使えねー。ハードルは極めて高い。

  • 2種類きのこの先生にきのこ狩りに連れて行ってもらったことがある。

    一人は、マニアでものすごくたくさんの種類を知っており、鑑定ボランティアができる。
    もう一人は信州出身で、数種類のキノコだけを知っている。

    収穫量は後者がはるかに上。
    信州の先生、
    「このキノコは、数日来の天気から判断すると、こっち側の斜面で沢筋から離れたところに出ている筈だ」とか、探す場所の目星をつけ、自動車でポイント間を移動しながら狩っていく。

    そして、食べる段でも信州の先生に軍配が。
    マニアの先生のは、食えるけど食味成績は「可」なキノコが多数あったり、美味しい種類であっても美味しくない成長度合いであったり、種類が多くても結構残念。あとは、「これは有毒と言われているけど、1回に煮こぼせば大丈夫だから」とかそんなのも含まれる。
    一方信州の先生、知っているキノコはおいしいキノコだけ。しかも、狩ってくるのは、食べごろのやつばかり。

    • by Anonymous Coward

      何が言いたいのかよくわからんのですが…その結果になにか意外性があったのですか?

      後者の先生の方が気持ちのいい人で楽しいキノコ狩りだったとか?

    • by Anonymous Coward

      毒キノコに関する知識は広い方がいいと思うんだよね。

      • by Anonymous Coward

        ホワイトリスト(知らないもの、確信の持てないものは食べない、知っているものだけ食べる)方式のが現場レベルでは大事では?

  • by ukenerai (36532) on 2017年10月23日 14時16分 (#3300235) 日記

    ヒョウモンダコも猛毒を持ってますね。
    ヒョウモンは豹紋で、有毒生物だと知らせるために
    このような模様らしいですが、海と陸、動物と菌類で
    同じことをしてるのは興味深いです。

    --
    -- う~ん、バッドノウハウ?
  • by Anonymous Coward on 2017年10月21日 19時52分 (#3299609)

    このキノコとして出ていた写真のキノコは別種で食用だったという話もあるようで…

  • 20XX年、世界は核の炎に包まれた!海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、人類は死滅していなかった!
    「うっ…なにか食い物は…あ!キノコがあるぞ…これは食えるのか…だ…ダメだ!おれのiPhoneは真っ暗だ!」
    小型のコンピュータのようなもの、そんな精巧な機械が残っているはずはねぇ。
    「まだ持っていやがったのか。やっぱり紙だ!ケツを拭く紙にもなるぜ!」

  • by Anonymous Coward on 2017年10月22日 14時47分 (#3299841)

    スギヒラタケは少し前まで食べられるになってたけど、脳炎との関連性が疑われてから毒キノコ扱いになってたような…
    後、ホテイシメジのように酒飲みは食べれないキノコとかもある。
    毒キノコかどうかも分かってない名前もないキノコも沢山あるので確実に判別できるものしか食べないほうが良いよ。
    縦に裂ければとか塩漬けとか加熱とか見た目が地味とか毒キノコの判別にはならないよ。

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