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宇宙

地球から11光年の「Ross 128」で地球サイズの系外惑星が見つかる 20

ストーリー by headless
発見 部門より
AC0x01 曰く、

ヨーロッパ南天天文台(ESO)は、地球から11光年の距離にある赤色矮星系「Ross 128」で、地球サイズの系外惑星「Ross 128 b」を発見したことを明らかにした(プレスリリース論文: PDFCNN.co.jpの記事Space.comの記事)。

Ross 128 bは質量が地球の1.35倍ほどの地球型惑星で、小型の赤色矮星である主星Ross 128を9.9日で周回している。地表に液体の水が存在可能なハビタブルゾーン内にあるかどうかは明らかになっていないが、平衡温度は-60~20℃と推定される。類似の惑星としては、より地球に近いProxima bが昨年発見されているが、Ross 128はProxima bの主星Proxima Centauriなど多くの赤色矮星のような強いフレアを放射することがなく、比較的穏やかな星であることから、より生命の存在に適した環境であることが期待できるという。

Ross 128付近では今年5月に謎の電波が観測され、人工衛星由来の信号である可能性が高いと片付けられていたが、ひょっとしたら何かあるのかもしれない。

なお、Ross 128は地球に近付いており、79,000年後にはRoss 128 bが地球に最も近い系外惑星になるとのことだ。

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  • by Anonymous Coward on 2017年11月19日 15時53分 (#3315164)

    生命が存在できそうな一番近い系外惑星が見つかる [nikkeibp.co.jp]
    太陽系から11光年、温暖な地球型惑星「Ross 128 b」を発見。放射線の影響少なく、表面温度-60~20℃ [engadget.com]
    地球の比較的近くに人が住めそうな惑星が見つかった、そこまでの距離は11光年 [techcrunch.com]
    地球に似た温度の惑星「Ross 128 b」11光年先に発見 太陽系に接近中 [sorae.jp]
    11光年先、地球に似た惑星=太陽系に接近中-生命存在か・国際チーム [jiji.com]

    アレシボ大学の生命が存在しそうな系外惑星ランキング [upr.edu]でも4位と分析されている模様。
    一方、一番上のナショナルジオグラフィックの記事だと、Ross 128は確かに現在では穏やかな恒星だけど、若いころはProxima Centauriと同じく活発だったはずなので、その時期に不毛の地になってしまった可能性はあるという。なかなか難しい。

  • by manmos (29892) on 2017年11月20日 11時21分 (#3315419) 日記

    現在の技術でそのサイズが発見出来るのは、地球から近く、主星が小さく、主星からも近い奴だけって事ではないか?

  • by Anonymous Coward on 2017年11月19日 16時41分 (#3315178)

    主星Ross 128を9.9日で周回している

    これって1年が9.9日ってことだよね
    てことは
    -60~20℃が9.9日間昼夜で起こるんだよね

    地球の気候とはかなり違うから
    植物生育は厳しいんじゃないかな
    重力が強ければ時間も遅くなって
    帳尻つくかもしれないが
    そうじゃなさそうだよね

    元よりハウス栽培前提ってのは
    ハビタブルゾーンとしてどうなの?
    ってのは気のせいなんでしょうか

    • by Anonymous Coward

      いや自転周期や自転軸の角度も考えないとそこまでは…

    • by Anonymous Coward

      地球上だって、太陽様が穏やかにあらせられるまでは
      その影響の穏やかな海洋中で生物はじっと地上進出を我慢していたわけで
      大気で―60-20℃が10日変動しても海の下数メートル深より深いとこはそれほど変動しないかもしれない。
      (-60度に長期的にさらされるのは別ですよ)

      それが現在までも続いている惑星生物圏・あるいは惑星文明なんてもの
      SF的には想像力を喚起させられるものでありますね。

      #そもそも四肢(数は4とは限らないが)を持つ生物が生まれるのか(タコやイカみたいなのはあるのか)、
      #四肢がなくても文明(道具の発明と継承・改良)は発生するのか、とか
      #空を飛ぶ、そして宇宙へはばたく、なんて発想を文明が持つのか、とか

      • by Anonymous Coward

        >その影響の穏やかな海洋中で生物はじっと地上進出を我慢していたわけで
        生物の多様性という話では、地上進出を淡々と狙っていた生物はあるでしょうが
        全体的には、今の環境では暮らせなくなりつつあるから地上進出をよぎなく
        されたというのものだと思う。

        進化がなだらかではなく急激に変化していると言うのはそういうことです。
        ちなみに人間の次の進化は、肉体的ではなく精神的なものだそうです

        国難に立ち向かおうぜ!兄弟!

    • by Anonymous Coward

      いや平衡温度が-60~20℃というのはこの温度のどこかに位置しているだろう、という話かと。
      夏の日中の温度が20℃で冬の夜が-60℃、という話では無いはずです。
      現在の観測技術ではそこまで細かくは分かりません。
      (地球の平衡温度は-18℃で、温室効果を含めると15℃)

      また、赤色矮星系の惑星は主星に近い事から、月のように自転と公転が同期していると思われるため、片面が常に昼で片面が常によるという、地球の常識とはかけ離れた環境になっていると推定されます。
      なので、生物などもかなり異なる生態になるでしょう。

      • by nnnhhh (47970) on 2017年11月19日 23時41分 (#3315302) 日記

        常昼の熱極と暗黒に閉ざされた冷極
        大気の対流で常に暴風が荒さらされた永遠の黄昏地帯に息づく生態系
        そんな感じですかね
        知的生命が居たら両極の探検でスゴい物語がありそうだ
        生息区可能地域が幅の狭い帯状となれば地域分断も起きやすいだろうし、
        人種なんかとは比べものにならないくらい分化した知的生命が居たりして…
        永遠の風があるなら風力ベースの植物とかもあるかも…

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      地球も-60℃の南極と+40℃の赤道直下が同時に存在してますよ。

    • by Anonymous Coward

      それだけ激しい環境変化があると、むしろ適応進化が促進されるんじゃないの

      • by Anonymous Coward

        地球上での生命の発生が超デリケートな条件の元で起こったことだとしたら、そこには不毛の大地が広がってるだけかもしれない。

    • by Anonymous Coward

      ええ、住みやすいですよ。

      • by Anonymous Coward

        夏40℃で冬も40℃のロシアがあんなに住み辛いのに?

    • by Anonymous Coward

      地球でも1年が10日だと、夏と冬の気温差は小さくなるのでは?
      そんだけ短い周期で夏至と冬至が来るんだったら太平洋高気圧もシベリア高気圧も発達できないじゃん。

    • by Anonymous Coward

      これだからスラド民は...
      即死しない環境なら御の字だろ。

      • by Anonymous Coward

        どうせ-60℃の環境で暮らしたこともない奴ばかりですよ

    • by Anonymous Coward

      重力が強ければ時間も遅くなって
      帳尻つくかもしれないが
      そうじゃなさそうだよね

      この「重力が強ければ時間の流れが遅い」というのはブラックホール近くのような地球表面の何万倍もの強い重力下でやっと顕著になるようなレベルで、惑星表面のような0~100Gくらいの桁ではほとんど差はないです。地球の質量が今の1000倍になっても1秒の長さは1.0000005倍にしかならない計算です。

  • by Anonymous Coward on 2017年11月20日 11時28分 (#3315423)

    凄い遠心力がかかっていそう
    赤道付近では重力で相殺されて無重力状態とかかな?

typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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