ビットコイン長者の悲劇、「パスワード忘れ」 56
ストーリー by hylom
こんなに価値が出るとは思ってなかったのだろう 部門より
こんなに価値が出るとは思ってなかったのだろう 部門より
ビットコイン管理ツールのパスワードを忘れてしまったために、自身の所有するビットコインを利用できないというトラブルは少なくないそうだ(ウォール・ストリート・ジャーナル)。
銀行などの口座であれば、暗証番号などを忘れたとしても一定の手続きを行えば自身の口座にアクセスが可能だ。しかし、ビットコインの場合はパスワードを忘れた場合、それを復旧するのは非常に困難だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルの記事では、2013年に260ドルで15ビットコイン(現在の価格で約2500万円)を購入した人がパスワードを忘れてしまったため、総当たり攻撃でパスワードの特定を試みているという話が出ている(FORTUNE)。
また、CNBCによると、所有するビットコイン(7500ビットコイン、現在の価値で約120億円)へのアクセスに必要なデータが含まれたストレージを誤って捨ててしまった人や、パスワードをメモしておいた紙片をハウスクリーニング業者のスタッフが捨ててしまいビットコインにアクセスできなくなってしまった、という例もあるという。前者の事件では所有者がゴミ捨て場の捜索許可を求めたものの、拒否されてしまったという。また、後者の事件では使用していたビットコイン管理ツールに脆弱性があり、それを利用して復旧したそうだ。