Mozilla、日本政府の公開鍵基盤(GPKI)について「対応予定なし」というステータスに 134
正しいやり方をしようとしない日本の政府機関 部門より
FirefoxはGPKI(政府による公開鍵基盤)に対応しておらず、一部政府系サイトの閲覧時に警告が表示されることが以前から問題となっている(過去記事)。この問題を解決できるよう活動は行われているものの、この状況が改善することはまだしばらくないようだ(IIJ 大津繁樹氏によるTweet、「yumetodoの旅とプログラミングとかの記録」ブログ、Bugzillaでの議論)。
Bugzillaではこの問題に対するステータスが2月27日に「WONTFIX」(修正予定無し)へと変更されている。長い議論となっているが、証明書を発行する認証局に対する基本要件(Baseline Requirements、BR)に準拠していない時期に発行された証明書がまだ有効なままで残っているのが非対応の理由となっている。
この問題がWONTFIXとなったことを受けて、GPKI側は問題のある証明書を無効化する準備をしているとしているが、これに対しMozilla側はこういった証明書が無効化されずに残っていること自体がBR違反であるとして、無効化を行ったとしても必ずしもGPKIに対応するわけではないとしている。