MGSVでサーバー内の核兵器が2,147,483,647発を超え核廃絶EDが解放される 36
地球終了EDも用意しておけば良かったのに 部門より
コナミのゲーム『メタルギアソリッドVファントムペイン (MGSV)』において、存在自体は知られていたものの達成は困難とみられていた核廃絶エンディング(核廃絶ED)と呼ばれるイベントが2月2日、PC版において突如として解放されるという珍事が発生したようである(AUTOMATON、GameSpark、FPS News)。
本作における核兵器は、オンライン要素の「FOBミッション」において他のプレイヤーからの報復を抑制する効果があるアイテムなのだが、核廃絶EDは「サーバー上の全プレイヤーが核兵器を廃棄する」という、全プレイヤーの協調が必要な非常に難しいEDとして条件が開示されていた。PC版の核兵器数も2018年1月時点で7533発であり、本来であればEDが解放されることはないはずなのだが、2月2日になり「総核兵器数: 2147483647」の文字とともに全ての核兵器が廃棄されたというEDが流れてしまった(ED動画)。
プログラマーならすぐ気付くであろう意味深な数値は、どうみても桁あふれが原因である事を示唆しているが、ユーザーの協調を信じて入れられた仕組みがユーザーのクラッキングにより突破されてしまったのだとしたら、何とも皮肉な結果である。
メタルギア公式Twitterアカウントは今回の問題の原因として「サーバー側が不正な値を受信したことにより、全ユーザーの核保有数が0であると認識し、発生した」と発表している(AUTOMATONの続報)。