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クラウド

クラウド連携機器は利用する前にサービス終了後のことを考えておこう 66

ストーリー by hylom
データが抜けるだけマシかな 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

オムロンヘルスケアのクラウドサービス「ウェルネスリンク」が2018年3月18日で終了する。スマートフォン向けアプリは2017年12月6日にすでに終了しており、PC向けサービスも終了が告知されていた。これらは同社の血圧計や体重体組成計、活動量計などと連動してデータの管理や閲覧などを行えるサービスで、サービス終了後はデータのPCへの取り出しのみに対応するソフトウェアを提供するという。

一応、半年前に予告され、代替ソフトも提供されるなど救済措置は行われているが、クラウドサービスはメーカーの都合で簡単に打ち切られるという問題には利用する前に対応を考えておく必要があろう。

私も活動量計と体重体組成計がサービス打ち切りにされ、かなり不便になった。なお、代替ソフトはシンプルな作りで、今まで面倒だったデータのCSVでの取得がメニューから可能になったため、EXCELで自分で処理する人には好評なようである。

いずれにせよ、IoT時代では負け組みデバイスはVHSとβの頃より酷い目に遭うことは確実のようである。

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  • by minet (45149) on 2018年03月07日 12時18分 (#3372620) 日記

    今まで面倒だったデータのCSVでの取得がメニューから可能になったため、EXCELで自分で処理する人には好評なようである。

    プロダクトの現役中はユーザーを囲い込むつもりでいたからデータ取得とかはショボくしてたけど(「データを人質に取る」と言います)、
    プロダクト終了に際して最低限の代替手段、つまりデータ抽出機能を提供したら、上級ユーザーには便利になっちゃうというね。
    造る側の立場で身に覚えがあるから耳が痛いわ〜

  • これRemo側がサービス終了したらまるごと死ぬんだよな……
    スマートホーム系は全部同じリスクがある
    ハウスメーカーが自分で作ってるやつほどサクッと死にそうで怖い

    • by Anonymous Coward

      辞めるときにはサーバー側のコードもgithubなりに公開されるんじゃね?
      Remoは最近大きな出資も受けたようだし、もうしばらくはいけるかな。
      でも、各家電が公式にHomeKitやAlexaなんかに対応してきたらいらない子になる可能性はあるかも。
      動きの遅い、そして大手プラットフォームに乗っからず独自でやりたがる日本の家電は対応なんかしないから大丈夫だな。

  • by jtss (23444) on 2018年03月07日 20時43分 (#3372944)

    新たなサービスがとか言ってますが、スマホアプリだと新しいOSのパージョンでしか動かないので、古いアンドロイドOSのスマホを使っている人はお手上げになります。体重計や活動量計や睡眠時間管理をデータ転送(wifiとかBTで)で管理していた私は、できなくなりました。めんどくさいので週1回記録に変更です。(そんなに毎日記録をとってもあんまり意味がないことがわかったので)

    --
    JTSS
  • MS-DOSでコントロールしていた機器はいまだに現役で動いていたりするけど壊れたら終わり。

    //陸王の中古ミシンの山のようにPC9801の中古を確保しているところもある。

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 11時37分 (#3372589)

    持病の治療で今後一生計測し続けることになり、本体買い換えても計測データを継続できるオムロンにした。
    数年前に購入したが、本体が壊れるより早くサービス終了されてしまってがっかりしている。
    たぶんもうオムロンは一生選ばないと思う。

    • by shibuya (17159) on 2018年03月07日 12時30分 (#3372629) 日記

      製造元:キタノ製作株式会社とラベルに明記されているけんおんくん MC-1008W
      のごとく旧型で単機能なら過度の期待(連携サービスを生涯あてにすること)
      なしで電池交換すれば一生つきえあえそう。
      わたしのパートナーになってたぶん15年以上ひょっとしたら20年以上の古株。

      ところでストーリー本文の論調ではオムロンヘルスケアが負け組みデバイス側
      ということ?であればその視点で勝ち組ってどこ?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        メーカーではなくデバイスでしょ。
        任天堂やMicrosoftが負け組に分類されることは無いと思うけど、
        Virtual BoyやWindows Phoneが負け組デバイスというのは異論が無いと思う。

        • by shibuya (17159) on 2018年03月07日 13時20分 (#3372667) 日記

          >Virtual BoyやWindows Phoneが負け組デバイス

          大変わかりやすい例示ですね。
          寡占が進むと上記列挙リストがどんどん長くなる。

          ところで任天堂はどこまでやるんだろ?ゆりかごも墓場もサポートか。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            Wiiショッピングサービスは2019年1月に終了なので、ハードの修理はともかくクラウドサービスを墓場までやるつもりはない模様。
            2012年12月発売のWii Uもこれでソフトのダウンロードが出来なくなってしまう。正味6年2ヶ月と、結構短い。

    • by Anonymous Coward

      Withingsの体重計はNokiaに買収されてシームレスにサービス続いてたな。WiFiルータ交換してから設定しないで放置してるけど。
      データ移行の仕組みとかあればいいのにね。

      • by Anonymous Coward

        Nokia (旧Wihings)は、月額料金かからずにやたら色々記録できるし、アプリもGoogle Fit等の他のサービスと連携できるし、CSVエクスポートもできるし、とても使いやすくて良いサービスですね。
        ヤフオクで旧モデルの体組成計を格安で手に入れて使ってますが、まだまだ全然使えてるので有り難い。
        Withingsからサービスを引き続き利用できたので、至れり尽くせりという感じです。

      • by Anonymous Coward

        Withingsのうれしいのは、体重計自体が Wi-Fi 接続しているので、
        計測したら、こっちが何もしなくても、クラウド側に保存してくれることかな。

        オムロンに限らず大体の血圧計では、携帯からアプリを開いて、
        転送を実行しないといけないのが、地味に面倒。

  • by shesee (27226) on 2018年03月07日 11時53分 (#3372601) 日記

    サービスは残って良かったけど、クラウドサービスの移行が大混乱だった。
    今は安定している。
    BLEでフォントを転送する無茶はやめたようだ。
    それまでウォッチ側のOLEDディスプレイに日本語を無理やり表示していた。

  • 逆に、金になるサービスを考えれば良いのだろうけど。
    例えば、蓄積した体のデータによって健康であると判定されると、提携している保険会社の保険料が安くなるとか(オンラインで申し込める車の保険のアレとか)。
    企業のサービスとしては、そこでの契約成立に伴った企業からのインセンティブが期待出来れば続ける意味が出てくるかなぁ。

    使っているTORQUEの歩数計データもTANITAのHealthPlanetってサービスとデータ連携出来て、それに併せてBT連動する体重計をTANITAのにした経緯があるので、他人事ではないなぁ。
    #最近、HealthPlanetで参加料を取るウォーキングイベントの通知が来ていたけど、からだカルテっていう有料サービス(TANITA)の紹介もあったので、そういう事なのかなと。
    • もともとは、本体の価格で償却するつもりだったはず。
      売るときには売りのひとつでもあったんだから、中の人の都合で簡単にはやめてもらっては困る。

      場合によっては、訴訟になる可能性はあるのでは。
      事前にサービス停止のおそれを示していたとしても、それだけで許されるのか、という議論はあっていいし。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 企業としては金にならないサービスは続けられないしね
       
      その理論で行くから、GoogleやAWS的な仕事ができず、結局総取りされちゃうんだよね...
      ま、しゃーないか。人・物・金が無いし。

      • by Anonymous Coward

        その理論で行くから、GoogleやAWS的な仕事ができず、結局総取りされちゃうんだよね

        GoogleやAWSは黒字だし、GoogleもAmazonもある程度の期間黒字転換できないサービスはばっさり終了しておりますが。

        • by Anonymous Coward

          しかしec2やgmailを廃止しようとしたら公権力が介入してくると思うぞ。
          もう大きすぎて潰せないレベル。

          • by Anonymous Coward

            儲かってるんだから潰すわけないだろ。
            儲からなくて潰したいなら有料化・値上げすればいいだけ。そうすればユーザーも減って「大きすぎ」ではなくなるよ。
            ユーザー減ったところで潰せば問題なし。

  • ちょっとだけ活動量計使ってた時期があったんだけど、データの取得がアプリ依存でほんと使いにくかった。
    アプリでは一週間分のデータしか見れないから、長期的なデータを見ようと思うとクラウドサービスを利用する必要がありますとか平気でマニュアルに書いてあるんだよな。そして、クラウド用のアプリは別にインストールしないといけない。

    長期ログ見れないと活動量計使ってる意味なんてほぼないわけで、個人情報の扱いとか多少ゆるくてもアップロードを許可せざるを得ない。
    活動量計ログのデータ量とかそんなたいしたものじゃないから、素のCSVでローカルにおいといても特に不都合とかないだろうし、顧客のデータを集めたいがためにああいう仕様になってるんだろうとしか思えない。

    正直、こんなんならクラウドなんかいらないと思ったね……。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward

      今使ってる安物の活動量計なんか2日分しか保存されないよ。本体にということならわかるが、スマホに保存できないのはなんなの。
      名前も知らない中国資本っぽい会社のクラウドとかできれば使いたくないわー。

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 11時34分 (#3372586)

    もうメーカーが欲しい、十分なデータが集まったということなのだろう。
    遠隔診療でもないだろうに、体重、血圧を他人のサーバーにあげて何が嬉しいんだろう
    最適なアドバイスができる?そんなのはローカルPCでもできるだろうに

    • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時00分 (#3372607)

      もうメーカーが欲しい、十分なデータが集まったということなのだろう。

      オムロンは、すでに新たなサービス「OMRON connect」を立ち上げており、データはまだまだ集めますよ。
      今回終了が案内されている「ウェルネスリンク」はドコモヘルスケアのプラットホームでサービスされていました。
      これを独自サービスの「OMRON connect」に集約していくために、「ウェルネスリンク」を切ったという事情のようです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そーいや、すこし名前の似ている Garmin connect というのを使っているのですが、これもまた意味不明。
        デバイスを同期すると web でいろいろ処理や確認ができるというのだけど、ローカルで十分。
        同じような趣味の仲間がいる人はいいかもしれないけど、ボッチの私には不要。

        だからといって、 csv でダウンロードもできないから、同期して眺めるだけになってる。
        経時変化をすこし web でできるけど、そんなの自分で表計算でやりたいわ。

        なんでもかんでもクラウドにデータをあげさせる風潮はやめてほしい、ほんと。
        むろん、スマホ使っていて、あるいは表計算とか使う気ナッシングだから、クラウドで気軽に見たいよという人にも提供することは否定しないが、それしかないのは歓迎でない。

    • by Anonymous Coward

      >そんなのはローカルPCでもできるだろうに
      ここ
      ・自分のPCが必要ない
      ・どこでも自分のデータが参照できる
      がポイント。
      んで、そういうのが要らん(自分が物理的に所有するストレージで充分な)人には
      今回代替ソフトが割と好評という現状

      • by t-wata (10969) on 2018年03月07日 12時16分 (#3372619) 日記

        ・データを取り込むために測定機器とローカルPCとの接続不要
        というのが一番のポイントじゃないですかね。
        測定機器とPCとの接続方式はWiFi、BTとか、もしくは接続せずにデータカードを介してとか色々あるでしょうけど、PCの電源を入れてから測定しないといけなかったり、媒体にデータを保存してPC側で手動で取り込まないといけないなど、使い勝手が悪くなってしまいます。
        クラウドだと測定機器がネットワークに繋がっているか、QRコードなどを表示しスマホで取り込むとかでデータの保存ができるのでローカルのPCでデータを使う前提でも手軽でしょう。

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        >・どこでも自分のデータが参照できる
        つまりそんな事をしたい人はいなかったんやな
        • by nemui4 (20313) on 2018年03月07日 13時49分 (#3372683) 日記

          >>・どこでも自分のデータが参照できる
          >つまりそんな事をしたい人はいなかったんやな

          医者と栄養士のアドバイスで、検査結果や投薬情況と毎日の血圧体重食事をクラウドに保存しておいて診察の判断に使われたりアドバイスしてもらってます。
          最初紙(手帳)でやてってめんどくさいと言うとそうするように言われて、スマホ乗り換えてもデータは残るし医者にも見てもらえるのでけっこう便利です。

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      >遠隔診療でもないだろうに、体重、血圧を他人のサーバーにあげて何が嬉しいんだろう
      >最適なアドバイスができる?そんなのはローカルPCでもできるだろうに

      自己診断でもないだろうに、体重、血圧をローカルストレージに保存しておいて何が嬉しいんだろう
      最適なアドバイスができる?そんなのはクラウド経由で専門家に依頼すればいいだろうに

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 11時48分 (#3372594)

    厳密にはクラウドなのかはわからないが、スマートホームなどのデバイスには
    ネット経由でサーバー上に登録してからサービス経由で操作するものが多い。

    スマホやスマートスピーカーでスマート家電を操作するときには、アプリで
    そのようなサービスと連携させてから使う。
    すなわち、スマート家電の操作はスマホ・スマートスピーカーに設定している
    わけではないので、サービスに障害が起きたり、サービス終了すると機能でき
    なくなる。

    スマートホームデバイスの自前サーバ運用ができるような仕組みが必要かも。

    • by Anonymous Coward

      持続性のあるサービスであることをうたって集客するのはいいけど、
      自前サーバとかほとんどの人は作れないよ。ギーク向けのデバイスを売るってこと?

      • by Anonymous Coward

        サーバー用のプログラム配布するだけでいいんじゃね?自分でやりたい人向けに。
        で、サーバー作れないような人からは、しっかり金とってクラウドで対応し続けたらええやん。

        普通に考えれば、サーバーのランニングコストがかかるわけで、最初に製品売り切りだけでビジネスを続けるのは難しい。
        それでみんなサブスクリプションに移行してるわけだし。
        IoT製品は原価割れの割引販売して月額で稼げばいいんじゃないかなぁ。長期契約しない人は定価で。

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時08分 (#3372612)

    クラウドに限らず、ネット連携機能はサービス終了する前提で買わないと駄目でしょ
    家電でも動画配信サービスと連携する機能が有ったりしますけど
    2、3年で仕様変更等で連携機能が潰されるのが大半です

    このオムロンのやつは代替ソフトウェアが配信されるようなので
    良心的な気もします
    こういうのは元々はPC必須だったりすますし
    PC使えない層がわざわざ買うものでも無いでしょうし

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時14分 (#3372618)
    • by Anonymous Coward

      スマホアプリの終了まで7年サービスしたわけだが、
      サービス開始から2016年10月の終了のお知らせまでコンスタントに売れたとして
      平均の製品寿命は4年2ヶ月しかないことになる。

      陳腐化の速い分野の製品ならまだ諦めもつくが、
      健康家電で平均4年、最短で1年2ヶ月の寿命ではさすがに金返せのレベル
      しかも新しいクラウドサービス始めるから古いクラウドサービスは対象機器も含めて終了って何それ
      機能は同じなんだからソフトウェアだけ作れば対応できるだろボケが

      # 終了のお知らせ間際に買った体組成計があるので怒り心頭

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時21分 (#3372622)

    なんでそこでExcelが出るんだ
    さらにクラウドで展開されてるオフィス系サービスに突っ込んで管理してこそ華

    • by Anonymous Coward

      そしてそのサービスが終了して草

    • by Anonymous Coward

      そのクラウドサービスもサービス終了しちゃうかもしれないじゃないか。
      個人でデータを管理しようとすると、表計算ソフトとしても使えるExcelになるでしょ、普通

      • by Anonymous Coward

        何故にそこまでネタにマジレス

        • by Anonymous Coward

          ネタと分からんのは元を書いた人間の責任だ

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時34分 (#3372632)

    Eye-fiがなぁ。
    使い勝手も良かったんだけどなぁ。
    単なるクソ遅いSDカードになってしもた。

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 12時37分 (#3372636)

    十年以上前にオムロンの万歩計を使っていたけど、その頃はUSBでデータを吸い出してローカルのDBに貯めるタイプだった(保存には今じゃ影も形もないボーランド系のライブラリを使ってたなぁ)。
    それがモデルチェンジでクラウド化されて、しかも月額有料制へ。
    その頃、他社のもほとんどがクラウド化やスマホ連携になってしまい、スタンドアロンPCで使える製品がほぼなくなってしまい、結局ヤフオクでオムロンの旧モデルを買いあさって使っていたw

    今の万歩計って一ヶ月程度でバッテリー切れするけど、当時のはボタン電池1つで半年も使えた。機能も十分備わってたしネット接続もいらないし、万歩計に関しては昔の方が優れてたかも。

    #今はMiBand2と非純正ソフトでスタンドアロン運用してる

  • by Anonymous Coward on 2018年03月07日 13時20分 (#3372665)

    > EXCELで自分で処理する人には好評なようである。

    ソシャゲもサービス終了したら、自分がゲットしたカードの絵とかをスマホの壁紙とかにできるようにしてほしいなぁ。
    (上に乗ってるステータスとか文字とかぜんぶ取っ払った状態。copyrightは入れるべきかな)

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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