Youtubeで「ゆっくり解説」系動画の収益化剥奪相次ぐ 98
アメリカ式 部門より
昨年秋頃より、いわゆる「ゆっくりボイス」と呼ばれるAquesTalk系合成音声と「東方Project」のキャラクター等が色々なことを解説する「ゆっくり解説」系YouTuberによる動画が、スパム(価値のない質の低いコンテンツ)判定されて収益化を剥奪されるケースが続出している。
よくまとまっている「オロドウ日記」のチャンネルの対策についてと「ゆっくり解説は困難かも・・・」によると、昨年秋頃にYouTubeパートナープログラムの規約が改定され、スパム判定される要素として「繰り返しの多いコンテンツ」、「教育的または他の価値もない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ」、「再利用されたコンテンツ」が追加されたという。
これを受けて、多くが同じ顔イラストを使用しており、動きが少ないスライドショー的なものも多いゆっくり解説系動画がYouTubeのAIによってスパム判定されやすくなったと思われるとのこと。「ゆっくり解説を独自コンテンツとして見ていないYouTube側の基準を変えなければゆっくり解説はいずれすべて継続困難になる可能性があります」としており、収益化復帰のため以下の対策をするとしている。
- 動きがなくスライドショーと見なされる恐れの高い動画を削除
- 実写動画の拡充、顔出しの検討
- 背景の差し替え
- 一部URLの削除
- 外部サイト誘引と判定される可能性のある画像の削除
- サムネイル変更(企業ロゴを外す)
もし収益化再審査に不合格となったの場合、収入がなくなるためにYouTuberとしての活動は難しくなりそうだ。
また、物理エンジン系Vtuberのこーじ氏も同様に実写動画の拡充や顔出しに踏み切っている。
匿名文化の根強い日本とそうでないアメリカのネット文化の違いが垣間見られる事例かもしれない。また、いわゆるVtuberにも影響があるかもしれません。