フリック入力アプリを公開していた個人開発者に対し損害賠償を求める通知が来たという話 64
ほかにも似た案件があったりするのだろうか 部門より
2018年、日本人個人発明家が3D Touch機能に関してアップルに特許侵害訴訟という話題があったが、この訴訟の原告が個人開発者に対しても特許侵害を通知しているという。
tinyfort曰く、
まあ訴訟されたのではなくて侵害のメールを受けたのですが、皆様の情報や知恵を頂ければ。
似たような特許侵害の訴えを体験した/しているホビー開発者もコメント頂ければと思います。少し長文ですが、ことの背景です。
私はmozcをベースにしたAndroid用ソフトウェアキーボード(こんなの)を開発し、Googleストア上で公開していました。T9機能もどきを辞書への単語登録で実現したのと、操作を若干強化しているのが特長です。実のところ全然ダウンロードされずユーザーもほとんど居ない状況が続いており、ほとんど自分専用のソフトになっています。
そこにアベトシヤス氏の特許権管理者から
あなたのソフトはアベトシヤス氏に発行された米国特許第6,520,699号と中国特許番号CN 100396499を侵害している。
私達は過去および将来のすべての侵害に対して損害賠償を受ける権利がある。
本件についての参考として対アップル社の事件を紹介する。事件番号:3:18-cv-01067-SB。
という概要の警告メールが届きました。
Apple社との訴訟の概要は「iOSのフリック入力や3D Touchが特許侵害であるとして日本人発明家がAppleを訴える」にありますね。具体的な特許の内容はGoogle特許のUS6520699B2にある通りです。
ちょうど前後してアプリ開発に対するモチベーションを失って公開を中止していたこともあり、私は
該当ソフトに対する関心を失っているため既に公開を停止済み。
当該特許は本アプリに当たらない。
当該特許は当時の既知技術((T-CUBE(参考用PDF)&MFキーボード等の組合せなど)から容易に想到可能。
既に公開停止しているので議論等の対応は考えていない。
(なお本メール及び返信にはネット等に情報公開する場合がある)
と回答しました。その後返信として
侵害ソフトを提供していないことは確認した。
しかし、過去の侵害に対して金銭的損害賠償を受ける権利がある。
それにもかかわらず、特許の安価なライセンスをあなたに提供する。
別途示される和解契約に従うことを条件として、基本的に以下のとおりとなる。
- 特許を使用するには、安倍氏に100ドルの一時ライセンス料を支払う必要がある。
- 安倍氏は、侵害アプリの開発と使用から生じる特許侵害に対するすべての請求からあなたを解放する。
という概要のメールが届いたのが現状です。
元々根拠のない特許侵害/侵害期間が無いため向こうの訴えの根拠を失っている状況ですが、少し興味が出てきたので、ソフト特許侵害に関して色々と皆さんお持ちの情報をお教え頂ければと思います。
特に本件に関連する部分として
- Apple訴訟の最新状況
- 同様のソフトを出しているGoogleやJustSystem、Baidu、アルテ、flickの対応
- 米国特許第6520699号を明示しているアプリ・デバイスの存在。特に最新のiPhoneやAndroidが表記しているかどうか。(アメリカの特許制度だと特許表示が必須のようですので)
- アメリカから撤退した(私のような)日本人を相手にアメリカで訴訟できるのかどうか。
について何かご存知の方がいらっしゃいましたら情報頂ければと思います。
また、もっと一般的な話として
- 自分が開発している/していたソフトについて特許で訴えられた体験
- オープンソースにおける特許回避策(ソースコードのみの公開など)
- ソフト特許や米国特許制度、米国司法制度における注意事項。
などについても、(問題の無い範囲で)コメントいただけると参考になります。もちろん、法の解釈などについて責任を有さない前提で構いません(出典へのリンクなどはわかる範囲でお教えください)。
このやり取りで少しモチベーションが復活したので、mozcからフォークして改変部分をオープンソースで公開しようかと考えています。今のmozcだとAndroid用にビルドできないですからねぇ。最新の環境に対応すれば少しは需要あるのではないかと。
詐欺の可能性は? (スコア:3)
私なら、アプリ開発者に適当にスパム送って
小遣い稼ぎしようとしている詐欺を疑ってしまうなあ。
その「特許権管理者」とやらは、本当に管理を委託されているという証拠があるのかな?
Re:詐欺の可能性は? (スコア:1)
まあ、アメリカの話ですから。
アメリカとかヨーロッパには内容証明郵便みたいなものは無いみたいですね。
検索してちょっと驚きました。公証人制度が欧米で発展したものかと思っていたのに……
Re:詐欺の可能性は? (スコア:2)
かなT-CUBEとかHANABIなどの先行技術が無ければ正当なものなんでしょうけど。
その辺りの先行技術を知っててやっているのなら詐欺的手法ですね。
まあ、その辺りが落としどころですかね。
今はグローバル化で海外から訴えられる機会が増えていそうですが……
トロールに餌をやるな (スコア:2)
100ドルだったら払ってしまった方が楽と考えがちですが、そうすることでトロールに餌をやることになってしまいます。ヤクザに脅されて金を払ったら、そのヤクザが力をつけるのと一緒です。
訴えてきた所が特許を買い集めてきたパテントトロールなのか、本当に自分で開発(?)して取得した特許なのかに関わらず、あきらかに低品質な特許でボロ儲けしようとしている感じがします。つまり、相手は恐そうな請求書を送って金を取ろうとする詐欺師とほとんど一緒です。わざと、個人でも払えそうな金額に抑えてあるのです。
基本的には、裁判で戦う姿勢を見せてください。それだけで相手がひるむ可能性があります(相手だって面倒くさいのは避けたいので)。
それでももし本当に裁判になったら、面倒と思いでしょうが、クラウドファンディングなどで資金を募って戦ってください。
ここ [techcrunch.com]とか参照。
Re:トロールに餌をやるな (スコア:1)
フリックキーボードの作者なんてほとんど居ない&$100しか取れないんじゃ、おやつにもならない話ですけどね……
アベトシヤス氏が気前よく払っているんですかね?
あと、手間がかかるのは流石に面倒なので、裁判になっても放ったらかしにしてしまうかもしれないです。
どうせ行ったこともない外国の話ですし。
困ってんの?そうじゃないの? (スコア:1)
> 元々根拠のない特許侵害/侵害期間が無いため向こうの訴えの根拠を失っている状況ですが、少し興味が出てきたので、ソフト特許侵害 に関して色々と皆さんお持ちの情報をお教え頂ければと思います。
ここよく分からないです。記事読む限りはお互いの主張がぶつかってるかのように見えますけど。
Re:困ってんの?そうじゃないの? (スコア:1)
単なるフリック入力なら、先行技術にT-Cube (pdf [nii.ac.jp]) とかHANABI [clubnewton.com]があるので特許になりません。
日本だとHANABI自体も特許になりませんでしたし。
特許の解釈に勘違いがあるかもしれませんが、請求金額的に考えても「メール2本でライセンス料を取れれば御の字」ぐらいかなぁ、と甘い考えをしています。
Re:困ってんの?そうじゃないの? (スコア:2)
追記です。
「侵害期間が無い」というのは、警告を受けた前後で公開を停止しているため、侵害している期間が存在しない、ということです。
米国特許だと、侵害した期間は
「特許表示を行う」
「特許の警告を侵害者に行う」
ことにより開始するみたいです。今回は
「特許表示を行っているアプリが無い」
「警告を受けた前後で公開を停止している」
ことから、侵害期間がない、と考えています。
正しいかどうかはわかりませんがね。
Re:困ってんの?そうじゃないの? (スコア:2)
ちょっと細かく書くと、アメリカ特許では
特許所有者が、
特許を実施している(ライセンスされている)アプリが特許表示を行わず
特許侵害をしている人に警告を行わない
状態ならば、損害賠償請求する権利もない。
という話みたいです。
#行動の主体は特許所有者
「特許表示 アメリカ」辺りで検索すると、色々と解説が出てきますね。
アメリカ特許の特許表示について (スコア:2)
アメリカ特許の特許表示については、今岡憲特許事務所の用語解説 [imaokapat.biz]が良くまとまっているかと思います。
Re:アメリカ特許の特許表示について (スコア:1)
話をしている内容があなたと私で異なるようですね。
私はこの枝で「侵害期間」、つまり「特許侵害による請求権が有効になる期間」の話をしています。
あなたは何故か「侵害期間」の話に「特許侵害の範囲適用」の話を持ってきているようです。
全然別の話ですね。私は「特許侵害の範囲適用」の話はしていません。
そのような話はしていません。
Appleの事件も、2009年に特許権者がAppleに対して特許侵害を警告するアクションを行っており、それを根拠にAppleを訴えているようです。
事件の経緯を見ても、アメリカ特許では特許侵害の警告無し&特許表示無しで損賠賠償請求できるという見解は出てこないかと思います。
Re: (スコア:0)
ぶつかる以前に相手は具体的な指摘はしてないんじゃないか?
根拠は示されてない。
リンクの記事には感圧式がキモでないかとあるので、ハードウェア寄りの話であって、
感圧式と無関係のAndroidのソフトに警告を送るのは、正直気持ち悪い。
ソフトウェア特許? (スコア:1)
アプリそのものはフリック検知をする技術構成要素的機能はなくて、下部のOSレイヤからどこが押されたと言う情報を貰ってるだけじゃないの?だったらフロントエンドに過ぎないから特許の対象外だろうね
たかだか1万円程度で和解するって言うなら放置しといても良いんじゃない?
和解金集めてアップル本訴訟の資金集めをしてるようにも思われるし
そもそもソフトウェア特許じゃないんでしょ(静電タッチパネル方式によるフリック入力デバイスなら、ハードウェア特許)?
だったらアップルと日本語入力FEPの組み合わせで共同被告として訴える必要があるんんじゃないかと思うけど
ま特許侵害で民訴する事自体はできるし、訴えられたら特許に明るい弁護士雇わなければいけないけど、それこそクラファンで資金募集したら?訴えられたら、の話だけど
Re:ソフトウェア特許? (スコア:2, 参考になる)
OSが機能を提供していようが、該当する技術を使っていたら特許を侵害していることに変わりはない。
お金を払うのがOS開発側なのかアプリ開発側なのかは話し合いによるでしょう。
賠償額が決まったら、OS側とアプリ側で何割負担するか決めることになる。
特許の内容はUIについてハード、ソフトともに含まれる記述になっていました。
クレーム1でデバイス=ハードについて、クレーム22でメソッド=ソフトについて抑えている。
出願が2003/2/18と比較的新しい特許なので、先願(先に出願されている特許)が見つかる可能性が高そうだけど、
争うならちゃんとしたところに相談しに行くのがいいんじゃないかな。
$100で済むなら払った方が安い気がするので、相手もそのあたりを狙っている気はするね。
↓こちらが当該の特許全文(アメリカ特許商標庁)
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&... [uspto.gov]
Re:ソフトウェア特許? (スコア:1)
範囲としてはソフトも押さえていますね。
OSとして機能を提供している場合は、OSのライセンス契約に特許機能の利用可能範囲が定められていますね。
他のソフトで機能を使用できないとしているライセンスも有った気がします。
(たしか、昔のMS Windowsのライセンスでのmpeg技術の扱いとか)
まあ、$100は微妙な線ですよね。
外国の訴訟とかになると恐怖を感じる人も多いから、$100ぐらいなら払う人もいそうです。
代理人からすれば日常業務ですので大した手間に感じないでしょうし。
#実際には、$100じゃ担当者の手間賃も出ないでしょうから、特許申請/取得/保持のアフターサービスで対応しているだけだと思いますが……
件のApple訴訟はどうなった関連 (スコア:1)
ググったら、https://patents.google.com/patent/US6520699B2/en [google.com]の右側の Application US… events欄の下のShow all eventsをクリックすると2018に申し立て(しかも2つあって1つがSettlemantだとさ)が。そこをクリックすると、
https://portal.unifiedpatents.com/litigation/Oregon%20District%20Court... [unifiedpatents.com]と
https://portal.unifiedpatents.com/ptab/case/IPR2019-00265 [unifiedpatents.com]に辿り着きました。
前者はアベ氏の申し立てっぽいですね。和解したのか自ら取り下げたようです。
後者はPETITIONERがApple Inc.。古い特許や事例がリストされているので証拠として使ったのでしょうか(ここにT-CUBE入ってたらどうなってたのか。)
Dismissingとあるので、申し立て却下ということなのかな。(英語ムズイよぅ…)
T-CUBEの事例は分かりやすいので証拠として採用されれば勝てそうですが、どうなんでしょうかね。広く知られているかどうかも重要なんでしたっけ。
(飽くまで憶測だけど、Appleから取らなくても、Appleと交渉して裏では和解し訴訟を出来レースにして表向き訴訟に勝てば、それをネタに(実際18-cv-01067-SBを見ろとある)他から集金できそうではある。)
比較的新しい特許
新しいのかな。出願日から20年ということで、2021年2月16日で賞味期限切れのようです。特許詳しくないから分からないけど。
Re:件のApple訴訟はどうなった関連 (スコア:1)
情報ありがとうございます。見つけられなかった……
ざっと最後の方をGoogle翻訳にぶん投げて斜め読みしましたが、合意内容非公開で和解したみたいですね。
なお、関連資料にはT-CUBEだけではなくNewton HANABIへの言及も無さそうです(Appleなのに!!)。
まあ、日本のソフト開発はそれだけマイナーという話なのかもしれませんが……
基本的には刊行物に記載されているものなら公知技術です。必ずしも広く知られている必要はないです。
T-CUBEもHANABIも特許出願されている(&特許公報で公開済み)なので公知技術ですね。
#タレコミ文でリンクしたカナT-CUBEも学会誌に掲載されているので公知になります。
確かに新しくはないですね。まあ、特許権の有効期間中なのは変わりませんが……
Re: (スコア:0)
>$100で済むなら払った方が安い気がするので、相手もそのあたりを狙っている気はするね。
そうなんだよなあ。
とかくソフトウエア特許は面倒で、本格的に裁判を争って、相手の特許の無効なり、
その特許を侵害してないことを裁判で立証するのが仮に可能だとしても、裁判費用が
膨れあがるから。できれば大きな会社を巻き込んで、そっちの会社が特許無効の裁判を
やってくれるとかでないと、個人としては手のうちようがないかも。
もう面倒なことに巻き込まれたなあとしか。
#ていうか、先にアップルに対して裁判起こしてる人なのか。
#だったらとりあえずアップルに相談してみるのが早いのかな。敵の敵は味方理論
#少なくとも現状より悪くはならん。
Re:ソフトウェア特許? (スコア:1)
いやぁ、Appleデバイスの開発者でもない自分みたいなホビープログラマーの相談なんて乗ってくれないでしょう。
せめて私がApple Developerに登録していれば違う……そんなことは無いか。
Re:ソフトウェア特許? (スコア:1)
ちょっと自己フォロー
他の枝にありますが、Appleは本件について和解済み&合意内容は機密(非公開)みたいですね。
そうだとするとAppleに問い合わせても情報は出てこないかと……
Re:ソフトウェア特許? (スコア:1)
そこはAppleの方針&和解条件次第ですね。
元々無効化までは考えておらず、ライセンス支払い回避が目的かもしれませんし。
「和解金無し」「合意内容は機密」
ぐらいの条件なら、Apple側としてもそんなに悪い取引じゃないでしょうしね。
流石にそれは「自分の弁護士に相談して」と言われますねぇ……
よくわからんが (スコア:1)
特許の場合は国毎に申請が必要だったはずなんで日本で申請されてなけりゃ問題なさそうだが。
日本の特許申請の場合は現物が必要なので、当時に特許申請しても不備で通らなかったと思うが
実際取ってるかどうかは調べてないんでわからん。
被告不在で勝手に裁判起こされて勝手に判決出されてアメリカに入国した途端取り立てに
来られるとかはあり得るが、普通に踏み倒せば良いと思う。
Re:よくわからんが (スコア:2)
ちょっと追記します。
基本的に特許はその国で(業として)実施しなければ侵害は発生しないのですが、Google StoreやApp Storeはアメリカを経由して配信されるので、アメリカにある特許の影響を受けます。
日本ローカルのアプリでもアメリカ特許に関わるということで、とても面倒な話ですが……
Re:よくわからんが (スコア:1)
特許は属地主義なので、確かに各国の申請・取得が必要ですね。
ただ、日本の特許申請でも現物は不要です。
実物が必要なのは、特許実施のために実物が必要になる微生物とかに限定されます(特許微生物寄託)。
アメリカに行く予定はないので踏み倒せそうな気もしますが、そもそもアメリカで国外にいる外国人を訴えることができるのか興味があります。
誰かご存知ですか?
思ったこと (スコア:1)
どこにぶら下げようか迷ったのですが、まとめて思ったこと並べてみます。
・米国ではメールでの警告もあり。だからメールで来たからといって詐欺だと考えてしまうのは危険かと。
・特許表示が無いから過去分は大丈夫というような話が出てますが、私の理解だと、そもそも特許権者が特許発明の実施(製造や販売)をしていないのであれば特許表示義務はなかったような?
※情報探してみたら意外と無かったので自信が無くなってきましたが(汗)、一応、大野総合法律事務所のニュースレター vol. 15 [oslaw.org]のP. 3の脚注5みたいな情報がありました。
なので、あんまり断定的に安心してしまうのは危険かと。
・Toshiyasu Abe 氏側が Apple を訴えた訴訟(3:18-cv-01067)の詳細な経過は覗けませんが、表に出ている情報だと、Filing Date が 2018-06-19 で、Termination Date が 2018-11-09。で、Apple が当該特許(の問題クレーム)を無効にしようと申し立てた IPR の Filing Date が 2018-11-09。日付だけ見ると、Apple が徹底抗戦する構えを見せたので Abe 氏側があっさりあきらめたようにも見えますね。
・「特許権管理者」がホンモノかは確かめたいところですね。とりあえず、Apple を訴えた際の代理人は Res Nova Law [resnovalaw.com]だったようです。
Re:思ったこと (スコア:2)
メールが来たのは
Attorney, Protea Legal Co.
811 SW 6th Ave., Suite 1000
Portland, OR 97204
www.protealegal.com
からですね。(担当者の名前もありましたが、とりあえず外しました)
Re:思ったこと (スコア:2)
Apple が申し立てた IPR の書類を確認してみたところ、特許権者側(つまり Abe 氏側)の設定した筆頭の代理人が、Protea Legal Co. の Jia J. Feng になってました。 [amazonaws.com]
ですので、Protea Legal は明確に Abe 氏と繋がりのある事務所だと思います。
ほんとにその Protea Legal から(protealegal.com から)メールが来ているのであれば、本物の警告メールだと想定して、きちんと専門家に相談した方がよいように思います。
Re:思ったこと (スコア:1)
情報ありがとうございます。
やれやれ、厄介なことですね。
既に公開停止しているので大きな問題は無いはずですが、後はどこまで手を掛けるかですね……
まずは無料 or 低価格の相談窓口を活用するとかですかね。
自分で調べるとしても、英文の特許を調査するとか面倒だなぁ。
せめてAppleがHANABIとかなT-CUBEを先行技術として提示していれば、特許範囲が絞り込めてよかったんですけどね。
Re:思ったこと (スコア:1)
ちょっと自信ありませんが、これは「特許を実施していないなら表示するものが存在しない」ぐらいの話で、だからといって警告義務が無くなるわけじゃないような気がします。
それに、(ライセンスも含め)特許実施例がないとすると、16年間1件も売れなかったとんでもない特許ということになりますね……
収益はあったのですか? (スコア:0)
もし収益を上げていたのなら金銭的損害賠償を請求されても仕方ありませんね
> ところ全然ダウンロードされずユーザーもほとんど居ない
実際のところ何回ダウンロードされたのでしょうか?
「ほとんど居ない」は言い訳になりません
Re: (スコア:0)
収益なくても金銭的な損害賠償発生するるのは普通だよ
#フリック入力なんていかにも特許取られてそうってわかるものを公開したらこんなリスクあるのは当然だね
Re:収益はあったのですか? (スコア:2)
毎度どうも。
フリック入力を使った入力自体は、類似のものとしてT-Cube [nii.ac.jp]とかHANABI [clubnewton.com]とかありますね。
フリック自体はもう既知の技術でした。
収益なくても金銭的な損害が発生するのは普通ですが、本特許の他の実施例が見当たらない(米国特許は特許表示必須みたいです)&このソフトのユーザーがほとんど存在しないということから、実際の損害は無いんでしょうなぁ。
Re:収益はあったのですか? (スコア:1)
特許使用料を設定しているとしたら、それを無視して使うと損害になりますが、その権利を主張するためには果たさなくてはならない義務があります。
「権利をコントロールするための義務」ということですね。
別の枝にも書きましたが、アメリカ特許の場合は特許取得者が「適切に特許表示を行う」または「侵害者に警告を行う」ことが必要で、その義務を果たさない限りは権利を主張しても認められません。
権利を主張するための行動をしていないのに「侵害された」と主張しても、現実の世界では泣き言にしかならないのが厳しいところで。
専門家に聞け! (スコア:0)
>皆様の情報や知恵を頂ければ。
その有用な情報には100ドルの価値があるのでは。
Re:専門家に聞け! (スコア:1)
プロの提供する「確実に入手できる有用な情報」なら100ドル以上の価値はあるでしょうね。
「頂ければ」とは書きましたが、スラドのネタになればいいので実際にはあんまり当てにしていないです。
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
あんまり当てにしてないと言いながら
元の文章では「皆様の情報や知恵を頂ければ。」とか「お教え頂ければと思います。」とか。
結局どうしたいのか全然わからないですよ
Re:専門家に聞け! (スコア:1)
いや、そのまんまですよ?
「皆様の情報や知恵を頂ければ」「お教え頂ければ」、自分としても助かりますし、スラドのネタにもなるかと思います。
でも当てにはしていないので、「情報出てこなくても良いや」と思うぐらいの話です。
Re: (スコア:0)
>皆様の情報や知恵を頂ければ。
その有用な情報には100ドルの価値があるのでは。
そこは相談にのってあとから請求書を行うメソッドであろう
100ドル (スコア:0)
自分だったらめんどくさいことになると嫌だから払っちゃいそうな金額だな…。
応援してます。
Re:100ドル (スコア:1)
ありがとうございます。
と言っても面倒なので頑張りませんけどね。
できれば放置したいところですが……
倉庫番クローン (スコア:0)
を作ったり移植して公開すると著作権者からではなく
別の人からシンキングラビットに著作権があるので公開停止しなさい
とメールが来るという噂が。
Re: (スコア:0)
『ネプテューヌRebirth』に「倉庫番」て名前のウサギキャラが出てくる理由がやっとわかった
そのパロディネタだったのか
結論(多分) (スコア:0)
https://portal.unifiedpatents.com/ptab/case/IPR2019-00265 [unifiedpatents.com]
翻訳は専門家にお願いします♪
Re:Apple訴訟の結果 (スコア:1)
情報ありがとうございます。
とりあえず最後の方の資料をGoogle翻訳にお願いして調べてみると、
和解したけど和解内容は機密(非公開)
らしいですね。
資料をざっと見てもT-CubeとかHANABIで争った形跡が無さそうですし、全ては和解の闇の中、ですかね……
Re:EFF (スコア:1)
情報ありがとうございます。
海外の団体なので少し敷居が高いですが、状況が悪化した時の選択肢の一つとしてありそうですね。
まあ、まずは海外特許に詳しい弁護士・弁理士の(無料 or 低価格)相談の方が気楽ですが……
Re:債務不存在確認訴訟 (スコア:1)
カウンタークレームも良い手だと思いますが、この場合は「アメリカ特許なので、訴えもアメリカで行う必要がある」というのが悩ましいところですね。
海外で英語で訴えるというのは、むちゃくちゃ高い壁ですね……
Re:えっ (スコア:1)
はい。公開停止しました。
ほとんど自分専用だったので……
まあ、近いうちにmozcに取り込んで公開しようかと思います。
Re:えっ (スコア:1)
元ACです。AndroidやiOSのほとんどのIMをずらーっと試してる変な人です(笑
クラゲ日本語入力キーボードの8方向フリックは見た目が複雑そうでそこが
まず敬遠されるところなのかなぁと思ってますが、操作方法を一読すると
なるほどとなりますね。基本がT9入力なんだよというところを強調してみては
いかがでしょうか。
ところで「序列」って入力したいんですけど、どう操作すればよいでしょうか。
#うちの端末にはまだ入ってます
Re:えっ (スコア:1)
自分でクラゲ配列を使っていて思うのですが、やっぱりT9は同音異義語の扱いをどうにかしないと辛いですね。
候補文字が少ない時は快適ですが、類似の読みが多いと単語を探すのがひどく大変。
この辺りをどうにかしないと実用は難しいかと……
SKKの候補の絞り込みとかあれば少しはマシになるんですかね。
「じょれつ」は
T9風にタッチのみだと
「サ ラタ」で、
ショートカットに対応した配列(クラゲ配列とか)だと
「サ ラツ」
「さ」をタッチ
「ら」を下フリック
で入力できるかと思います。
Re:えっ (スコア:1)
ありがとうございました。
今まで「サヤラタ」で入れてて出てこなくて困ってました。