Firefox 69.0リリース、「サードパーティのトラッカーCookie」のブロッキングが全ユーザーのデフォルトで有効に 28
有効 部門より
Mozillaは3日、Firefox 69.0をリリースした(The Mozilla Blogの記事、 リリースノート、 Neowinの記事、 VentureBeatの記事)。
本バージョンでは、コンテンツブロッキングの「サードパーティのトラッカーCookie」が全ユーザーのデフォルトで有効になる。このオプションは6月のFirefox 67.0.1で新規インストールしたユーザーを対象にデフォルト有効になっていた。また、「暗号通貨マイニング」のブロッキングもデフォルト有効になっている。
設定項目はFirefoxの「オプション→プライバシーとセキュリティ→コンテンツブロッキング」に含まれ、「標準」と「厳格」では「サードパーティのトラッカーCookie」「暗号通貨マイニング」ともにブロッキングが有効になる。標準と厳格の違いは、厳格で「フィンガープリント採取」のブロッキングが有効になる点だ。「カスタム」を選択した場合は個別にブロッキングする項目を選択できる。
このほか、Firefox 69.0ではWebページでのメディア自動再生ブロッキング機能が強化されており、音声付きのメディアだけでなくすべての音声・動画の自動再生を無効化できる。また、予告されていた通りShockwave Flashプラグインの「常に有効化」オプションが削除され、実行時に毎回確認が求められるようになった。
Flashの非推奨化にともなって、64ビット版Windowsでは32ビット版Firefoxを実行していることを識別する必要がなくなったため、32ビット版Firefoxと64ビット版Firefoxで同じUser Agent文字列が送信されるようになっている。これにより、フィンガープリンティングに使われる要素を減らすとともに、他のアプリをダウンロードする場合の利便性も向上する。