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インターネット

英内務省、相反する回答を同時に選択可能なパブリックコメント募集を実施 9

ストーリー by hylom
矛盾 部門より

headless曰く、

英内務省が英国時間17日23時45分(日本時間18日7時45分)まで実施したパブリックコメント募集の複数の設問で、相反する回答を同時に選択可能な状態になっていた(Registerパブリックコメント募集ページ)。

パブリックコメントは銃器所持の許可証を発行する警察向けのガイドライン改定に関するもの。各変更点に合意するかどうかを5段階~6段階で尋ねる設問が4問あり、うち2問はラジオボタンが使われているのだが、あとの2問はなぜかチェックボックスが使われているため、合意と非合意を同時に選択可能だ。問題の設問は問6(許可証発行にあたって健康状態の確認が公共の安全を向上させるか)と問12(新ガイダンスのドラフトが許可証所持者の利益と公共の安全を維持する必要性のバランスをとったものになっているか)の2問。入力内容の確認も行われていないようで、複数の選択肢にチェックが入っていてもそのまま受け付けられる。また、すべての設問に未回答の状態でも受け付けられた。

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  • by Mistbow (12027) on 2019年09月20日 0時04分 (#3688640)
     正しい質問をしないと正しい回答が返ってこないので、設問設定する人は事前に質問が正しいかぜひチェックしていただきたいと思うぐらいには普段から変なアンケート見かけるような気もします。

     ラジオボタンかつ回答必須項目で「Aを持っている」「Bを持っている」の二択になっていて、AとB両方を持っている人やどちらも持っていない人は嘘をついて回答を続けるか回答をあきらめるしかない状態になるオンラインアンケートとか。
     「回答A:10以上、回答B:10以下」のような、10の場合はどちらで回答したらいいのかわからないようなものとか。
    • by Anonymous Coward

      システム作っている立場としては耳が痛いご意見ですが、もともとの設問を作った
      人がちゃんと意識していないことのほうが多いという印象です。

      ある仕事で、場合分けの条件分岐テーブルを作ることになった時、元の日本語で
      書いてある場合分けの条件がどうしても矛盾していることがありました。

      その日本語の条件記述では、「または」という言葉が、論理和ではなくて排他的
      論理和の意味で使っているようだ、と気づいたのはだいぶんあとになってから
      でした。

  • by Anonymous Coward on 2019年09月19日 14時08分 (#3688204)

    自分の意見が言いたくて見た人間なら、それに沿った選択をするだけの話では?
    意に沿った選択が不可能なのであれば問題だけども。

    まあ集計するのは面倒になりかねないかも知れないが、それは自業自得でしかない。

  • by Anonymous Coward on 2019年09月19日 14時13分 (#3688210)
    シェイクスピアの国
  • by Anonymous Coward on 2019年09月20日 0時40分 (#3688658)

    まじめに回答していないとしてフィルターするためのトラップじゃね? 紙の時代からある手法だ

    • by Anonymous Coward

      単に信頼に値しない回答用紙を排除するだけでなく、今なら計算能力はたっぷりあるから、不真面目な回答を寄せる人の思想傾向を調べるとか、個々設問の回答が入力されたミリ秒単位の日時だとか他のアンケートへの回答とか、ひょっとするとよく利用するWebサイトといった情報まで含めてデータマインニングに利用する実験かも。MI6もおっかないけれどMI5もただ物じゃないと思う。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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