Anonymous Coward曰く、
Backblazeは大量のHDDを運用しており、それらの統計情報をまとめて定期的に公開している。2019年12月31日時点では、同社は12万4956台のHDDを稼働させており、内訳は2229台がブートドライブ、12万2658台がデータ用ドライブとのこと。
まず故障率の統計だが、2019年末までに同社が監視対象にしていたHDDは合計12万2658台で、うちテスト目的で使用していたものや、稼働時間が5000時間に達していないものを除いた台数は12万2507台。これらの合計稼働時間は3989万0821時間で、うち故障したものは2068台。ここから算出した年間故障率は1.89%だったという。
故障率のみを見ると、東芝のMD04ABA400V(4TB)が0%と優秀に見えるが、これは稼働台数が99台と少ないのも影響しているようだ。東芝のMG07ACA14TA(14TB)も故障率が低く優秀という結果となった。また、稼働時間が少ないために統計結果には入れていないもの、Seagateの16TBモデル(ST16000NM001G、稼働時間は1440時間)で故障率は0%だったという。
なお、全体の故障率は2017年が1.77%、2018年が1.25%、2019年が1.89%と昨年より増加したが、これについては以前に導入していた8TBのHDDの導入から時間が経っていること、Seagateの12TB HDDの故障率が高かったことが理由として挙げられている。