
分散コンピューティングFolding@home、新型コロナウイルスとの戦いを開始 14
ストーリー by hylom
分析開始 部門より
分析開始 部門より
分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home」が、新型コロナウイルス(2019-nCoV)の解析に協力することを表明した。Folding@homeプラットフォームによる演算リソースを、新型コロナウイルスの治療薬開発に提供する。
Folding@homeは分散コンピューティング技術を使ってタンパク質の折りたたみ構造を解析するプロジェクト。クライアントソフトウェアは無償で配布されており、誰もが計算リソースを提供できるようになっている。
ウイルス名 (スコア:2)
ここにも書いておく。
国際ウイルス分類委員会(ICTV)は、新型コロナウイルスの略称を「SARS-CoV-2」と決定しました。「2019-nCoV」は暫定名です。
https://www.nature.com/articles/s41564-020-0695-z [nature.com]
使ってね。
Re:ウイルス名 (スコア:2)
severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2)
SARS 2……?
Re: (スコア:0)
???「わが国の名は入っていないな、ヨシ!」
Re: (スコア:0)
COVID-19 はなんでしたっけ?
バトンタッチ? (スコア:1)
SETI@homeが3月31日で一旦休止 [impress.co.jp]との事なので代わりを探している人は是非。
活用結果が見えてこない (スコア:0)
前から思っていたのですが、この手のボランティア計算って、その結果があまり見えてないと思うのですよ。
計算した、で、その結果で新薬開発してN人助かりました、という結果のレポートが(さらっとfoldingのサイトを見た限り)
計算結果を活用した研究の論文でもいいのですが。
まさか企業で開発進行を独占秘匿しているわけじゃないですよね。
どこかに纏められて公開されているといいのですが。
Re:活用結果が見えてこない (スコア:1)
こちらに成果論文がありますよ。
https://foldingathome.org/papers-results/ [foldingathome.org]
ぶっちゃけ (スコア:0)
計算で何とかなるもんなの?
Re:ぶっちゃけ (スコア:3, 興味深い)
過去にはUD [wikipedia.org]というのがありました。
UDを使ったUnited_Devices_Cancer_Research_Project [wikipedia.org]もあり、UDのページの 公表されていたユーザ に名前のあるノヴァルティスは、世界初の分子標的薬『グリベック』を世に出した会社です。
グリベックが計算により誕生したというソースを私は知りませんが、多分、創薬関係の人なら知っていると思います。
成功したのでなければ、同じような手法で創薬を試みてはいないでしょうし。
グリベックがSTI-571と呼ばれていたころからその治験は注目の的で、アメリカで認可されてから日本で承認されるまでも異例の早さでした。
日本人にはCML患者が多かったので、あれで救われた命は多かったでしょう。
Re:ぶっちゃけ (スコア:1)
この物質ターゲットに対して作用するか否か?(作用には副作用を含む)みたいなスクリーニングにはとても役立ちます。
ここである程度ふるい落とすことで次のステージの作業負担を大幅に減らせるはずです。
計算するだけで特効薬が出てくるわけでは無いですね。
Re:ぶっちゃけ (スコア:1)
創薬とスパコン | 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS) [riken.jp]
環境的に (スコア:0)
今の家庭のパソコンは十分な処理能力があってCPUはあまり進化せず、買い替え周期が長そうだから古いものを使っているとして、電力効率的には中央サーバーと比べて低くなり続けそう。
資金の問題を考えず環境負荷の面で、余剰の家庭用コンピューターで計算するときと、中央サーバーの需要を増やして計算するときでは、どちらがどれくらいいいのか。
Re: (スコア:0)
省エネタイプのスパコンのほうが数倍程度効率いいですね。
Ryzen 3990Xで4.7GFLOPS/W
PEZY-SC2を搭載したスパコン:NA-1で16.3GFLOPS/W
#調べてから思ったんだが、Ryzen3990Xを家庭用の代表に持ってきたのはまずかったか・・・?スラドならアリ?
Re: (スコア:0)
GFLOPS/Wだけでの比較は双方のプロセッサが同じタスクを実行するのに要する命令数が同じ場合だけ成り立ちますね。