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インターネット

SpaceXのイーロン・マスクCEO曰く、Starlink衛星通信サービスはゲームに使えるほど遅延が少ない 29

ストーリー by hylom
実現が待たれる 部門より

Anonymous Coward曰く、

宇宙開発企業SpaceXは通信衛星を使ったインターネット接続サービス「Starlink」の実用化を目指して通信衛星の打ち上げなどを行なっている。同社のイーロン・マスクCEOによると、この衛星ブロードバンドサービスは、高速化つレイテンシが小さく、レイテンシが重視されるオンラインゲームであっても十分に対応できるという(Ars TechnicaSlashdot)。

SpaceXがこのサービスの計画を始めた2016年後半、レイテンシは25ミリ秒から35ミリ秒になるとされていた。しかし現在は20ミリ秒以下のレイテンシを目標としており、将来的には10ミリ秒以下も実現可能だという。これは有線のインターネット接続サービスに匹敵する数値だ。

また、マスクCEOは衛星ブロードバンドサービスについて、高速ブロードバンドにアクセスできない地方の顧客が主に使用するもので、Starlinkは通信事業者にとって大きな脅威ではないと主張している。その理由として衛星通信は人口密度の高い地域には適していないためだという。都市部ではセルあたりの帯域幅が狭くなってしまうため、パフォーマンスが低下するそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2020年03月14日 23時20分 (#3779356)

    地球の裏側まで行って帰るのに16ms超えるんだから何使ったって遅い。

    • by Anonymous Coward on 2020年03月15日 13時14分 (#3779447)

      その光速が、光ファーバー内と宇宙空間で異なることを利用して遅延を減らすのですよ。
      何使ったって時間がかかるのは確かだけど、低速の光ファーバーより衛星間のレーザー光通信の方が(光速が)速い。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      地球の裏側が遠いんですよ。それと比べたら、数百km上空の衛星なんて地表に張り付いているようなもの。

      • by Anonymous Coward

        衛星に対戦相手がいるんですね、わかります。

        • by Anonymous Coward on 2020年03月15日 2時54分 (#3779382)

          マジレスすると地球の裏側までケーブルで結ぼうとすると地表はいろいろ迂回しないといけないので
          それに比べると数百キロ程度は誤差で衛星経由したほうが短い経路で裏側まで結べるって事かと

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            マジレスすると一台の衛星だけ挟んで地球の裏側と通信するのは不可能なので

             端末-衛星-地上局-地表のケーブル-相手側の端末

            みたいになってしまうのでは?
            衛星から隣の衛星へリレーみたいなことは難しそうだし。

            • >衛星から隣の衛星へリレーみたいなことは難しそうだし。
              砲台-衛星-衛星-衛星-衛星-ヤマトですね、分かります。

              --
              -- う~ん、バッドノウハウ?
              親コメント
            • by Anonymous Coward

              マジレスすると、Starlink計画は衛星間での光通信を前提としてます。
              初期の衛星の数が少ない間は地上経由しますが、数が増えたら衛星間通信に切り替える予定です。
              そうでなければ遅延は減りません。

              • by Anonymous Coward

                おお、光だと指向性が強いし低軌道同士だと他の衛星をトラッキングするのが大変そうだけど、実用化のめどは立っているんですね

  • by Anonymous Coward on 2020年03月14日 7時43分 (#3779089)

    > 都市部ではセルあたりの帯域幅が狭くなってしまうため、パフォーマンスが低下するそうだ。

    日本では小笠原諸島以外で使い物にならなそう。

    • by Anonymous Coward

      自分の車の通信ですら安定できないのに、それを使わせるのかってね

    • by Anonymous Coward

      「ゲームに使えるほど遅延が少ない」(ゲームに使えるとは言ってない)的なアレ

      • by Anonymous Coward

        将棋とかでは?

        • by Anonymous Coward

          やねうら王の開発日記とか読む限りだと意外とシビア(10秒ギリギリまで思考させたいけど通信の遅延まで読み切る必要があるみたいな)

      • by Anonymous Coward

        アナログ回線で通信対戦してた時代にあった
        キー入力を送信するタイプのゲームなら向いているんじゃないかと思ったけど
        最低帯域幅の保証がないときついか

    • by Anonymous Coward

      小笠原にも光ファイバーが敷設されているそうですよ
      遅延は確かにある本土よりはあるかもしれませんが・・・

    • by Anonymous Coward

      衛星電話もこの手の問題有ったような
      目と鼻の先に同じサービス使ってるやつが電話したら
      接続が不安定化するとか

    • by Anonymous Coward

      小笠原は、今もう海底光ファイバケーブルが敷設されてますよ。

  • 「光ファイバー網より速い」スターリンク衛星網の実力を英専門家が分析 [yahoo.co.jp]

    去年ですがこんな記事を見かけたのを思い出しました。
    ただこっちは、個別のユーザーの通信が早いという話ではなく、大陸間などの長距離通信だとStarlinkの方が早くなり得る、という話でした。
    個別のユーザーも早いとなると、最速を求める人がそっちに流れたりするんですかね?

    • by Anonymous Coward

      個別のユーザーも早いとなると、最速を求める人がそっちに流れたりするんですかね?

      また、どこぞの通貨がsatelliteとか呼ばれるようになったりして。

    • by Anonymous Coward

      遅延と伝送容量は分けて考えないとね。
      衛星通信が速いと言ってるのは、遅延が小さくなり得ると言うこと。

      光ファイバー内の光速は真空中の70%以下になるのに比べて、空気中や宇宙空間を伝わる衛星通信は100%に近い速度になる。
      だから長距離なら、地上から衛星に通信するオーバーヘッドを入れても、衛星通信の方が遅延時間が小さくなる可能性がある。

      伝送容量についてはもちろん、光ファイバーの方が衛星通信よりも圧倒的に大きい。

      • by Anonymous Coward

        ゲームを皆でやるために、オービタルリングを作ってファイバーぶら下げろ
        とイーロンマスクあたりに吹き込め

        ということですね!

        • by Anonymous Coward

          しまった、ファイバーじゃ駄目なのか
          では光空間伝送を(どんな?

          • by Anonymous Coward

            サーバーとゲーマー達を真空のチャンバーに詰め込めば最速なのでは(何が

      • by Anonymous Coward

        計算してみてみますか。
        地球の反対側として 20,000㎞ ならば、衛星まで 400km くらいとか考え、大気・真空区間を 21,000㎞ と仮定し、光ファイバーは 20,000㎞ とすると……
        衛星系は 21,000㎞ x 1,000ms/300,000km → 70ms
        光ファイバー系は 20,000km x 1,000ms/(300,000km x 70%) → 95ms
        となり、その差は 25ms ほど。
        機材の差を別として、ほかに考慮すべき点は光ファイバーが地球の反対側までまっすぐ引かれることはないので、もっと長くなることを考えるとその差は大きくなると考えられます。また、衛星系は衛星が動いているので遅延は一定でなく、徐々に短く/長くなり

        • by Anonymous Coward

          もちろん、HFTに使われる機材は、取引所のサーバと同じ建屋において低遅延を実現してます。
          これが一般株主がHFTに参入できない理由で、不公平と言われてるところですね。
          低遅延の衛星間通信も、ファーストクライアントは取引所間の裁定取引をする顧客と言われてます。

          • > もちろん、HFTに使われる機材は、取引所のサーバと同じ建屋において低遅延を実現してます。
            > これが一般株主がHFTに参入できない理由で、不公平と言われてるところですね。

            具体的には、東証アローヘッドのコロケーションサービスみたいに、
            金を詰めば同じ新豊洲のデータセンター内にサーバを置けるわけです。
            Amazon Outposts とか、AWSコンソールからしか管理できず、しかも割高なのに、
            どういうとこで使うの?というと、そういうところに使うそうです。

            AWSの一部として管理できるけど、取引所と同じLANにある、みたいな感じで。

            親コメント
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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