IT系大学が乱立したインド、結果として卒業生のレベルが低下 101
インド神話は終了か 部門より
Anonymous Coward曰く、
一昔前は優秀なITエンジニアが多いとして話題になっていたインドだが、最近では工学系の大学が乱立した結果教育水準が大幅に低下し、基本的なスキルさえ身に付けていないエンジニアで溢れているという(GIGAZINE)。
インドではかねてからカースト制度の枠外のITエンジニアに人気が集まっており、2000年頃は競争率50倍のインド工科大学 (IITs) を卒業する必要があったため、そこから優秀なエンジニアが多く輩出されていたという。しかし、定員があまりに少なすぎるとして規制緩和が図られ、その結果3500校を超える工科大学や工学部が設立されたそうだ。
ところが、こうした大学のうち実に3分の1は「お金さえ払えば入れる」ようなもので、卒業生の実に9割が必要なプログラミングスキルすら習得できていないまま送り出されているという。政府は遅まきながら2020年になり新しい大学の認定を停止することを発表したが、こうした低レベルのエンジニアは年収4500ドルの低賃金で働いたり、またはエンジニア職にあり付けずに営業やマーケティングなどの職種や、場合によってはUber配達員などになることもあるとのこと。