東証の売買停止で記者会見。ディスク装置の自動切り替えが機能しなかったのが原因 95
だそうです 部門より
記者会見で説明を行った東京証券取引の横山CIOによれば、高速取引システム「アローヘッド」では、注文売買のためのネットワークと運用系のネットワークの2種類があり、そのうち運用系ネットワークに使われていた共有ディスク装置2台のうち1号機が、午前7時4分にメモリの不具合により故障を起こしたという。
本来であれば自動的に2号機に切り替わるはずだったが、これが機能しなかったとしている。この結果、情報配信ゲートウェイに異常が発生、相場情報の配信処理に異常が生じたとしている。また同時に売買監視用サーバーについても、監視処理に異常が発生したとしている。
システムを構築した富士通は、なぜ自動的に2号機に切り替わらなかったのかについて原因を究明するとしている。2日の取引は通常通り行われているが、当面は不具合が再発したときのために、人員を確保してディスク装置を監視する方針であるようだ。
なお、この会見で日本取引所グループ横山CIOの説明がシステムのことを理解した上で整然と話し、受け答えも正確で、富士通側に責任を転嫁しない対応をしているとしてTwitterでは話題になっていた模様(Togetter)。