あるAnonymous Coward 曰く、
こんどは内閣府が、「子供・若者育成支援推進大綱(案)」において、(インターネット利用の弊害)の項目として、ネット依存、ゲーム依存をインターネット利用による弊害として確定させたい模様。
しかもパブコメが、2021/3/6から3/15までと、これまた短い。
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政府は3月末に「子供・若者育成支援推進大綱」の改定案の閣議決定を目指すという。これに合わせて内閣は3月6日から3月15日までパブリックコメントを募集している(子供・若者育成支援推進大綱(案)に対する意見募集について、読売新聞、教育新聞)。
この改正案のポイントとしては、現在は15歳から39歳の死因の第1位が自殺であることから、こうした自殺増加への対策、三世代世帯の減少やコロナ禍による孤独・孤立の顕在化の問題への対応、過去最多となったいじめの認知件数への対処とインターネットやSNSでの誹謗・中傷への対応などが中心となっている。
この改正案[PDF]では子どもなどを取り巻く、社会全体の状況について触れられているが、そののp12の項目に、インターネット利用の利点とインターネット利用の弊害の二つの項目が用意されている。この中のインターネット利用の弊害の部分を抜き出すと以下のような内容となっている。
子供・若者のインターネット利用時間は年々増加し、低年齢化も進んでいる。さらに、違法・有害情報や虚偽情報の拡散、SNS に起因する犯罪被害、ネット上の誹謗中傷やいじめ、ネット依存・ゲーム依存など、インターネット利用による弊害も深刻になっている。
なお具体的な対策としてはp47にネット依存等への対応として
ネット依存(オンラインゲームへの依存を含む)の傾向が見られる青少年に対しては、青少年教育施設等を活用した自然体験や宿泊体験プログラムなどの取組を推進する。
と記載されている。なにか具体的な規制などが盛り込まれているわけではないが、香川県のゲーム規制条例の一件もあるので、先行きが気になる人はパブコメを送ってみるのも良いだろう。