
OneWebとSpaceXが争う北極圏でのブロードバンドサービス提供 11
ストーリー by nagazou
北極ポート 部門より
北極ポート 部門より
headless 曰く、
衛星コンステレーションによる北極圏でのブロードバンドサービス提供をめぐり、OneWebとSpaceXのStarlinkの競争になっているそうだ(The Vergeの記事)。
昨年COVID-19の影響で資金繰りが悪化したOneWebは米連邦破産法に基づく再建型破産を申立てたが、英政府のコンソーシアムの買収により復活を遂げた。3月25日には36基の衛星打ち上げに成功し、OneWebの衛星コンステレーションは146基まで増加している。
既に1,000基以上を打ち上げてベータ版サービスも提供しているStarlinkには大きく出遅れているが、OneWebの衛星はすべてが極を通過するため、北極圏でのブロードバンド提供には有利だという。一方、SpaceXはアラスカでの高品質なサービス提供を理由に衛星10基の極軌道投入について米連邦通信局(FCC)の認可を受けており、さらに数十基を追加すべくロビー活動をしているとのこと。
OneWebでは5回の打ち上げで2021年半ばまでに北緯50度以上の全域をカバーし、年内にサービスを開始する「Five to 50」計画を進めており、3月25日の打ち上げはその2回目となる。さらに、2022年には全世界でサービスを開始する計画だ。現在OneWebが計画している衛星コンステレーションは648基。Five to 50計画の残り3回で25日と同数の衛星をそれぞれ打ち上げるとすれば254基となり、ほぼ40%が完成することになる。
南極でも有利じゃん (スコア:1)
と思ったが、The Vergeによると
> The Arctic is a nearly broadband desert for the US military, and the UK is willing to spend big to connect rural areas to the internet.
とのことで米軍が大口顧客らしい。
Re: (スコア:0)
まあ、元々衛星通信自体、米軍はお得意様ですからね。
よくわからんのですが (スコア:0)
北極圏って取り合いになるほどたくさんのユーザいるんでしょうか?
Re:よくわからんのですが (スコア:1)
北極圏とは言ってますが、
> 2021年半ばまでに北緯50度以上の全域をカバーし
と言っているので、
イギリス、フランス、ロシア、ベルギー、ウクライナ、モンゴル、中国、アメリカ、カナダ(およびこれらより北の国)
とかなり多くの国が含まれているみたいです。
北極圏上空に衛星を置くことで、ユーラシア北部およびアメリカ大陸北部のかなりの面積がカバーできると言うことではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
北極圏上空に衛星を置くことで、ユーラシア北部およびアメリカ大陸北部のかなりの面積がカバーできると言うことではないでしょうか。
ホッキョクグマ「クマなくカバーとか言われても使えないクマー(´(ェ)`)」
Re: (スコア:0)
北緯50度以上だとするとフランクフルト・アム・マインより北ということになるので
ヨーロッパの北半分は入りますね
ヨーロッパは(アメリカも)日本人の感覚以上に北にあるのです
Re: (スコア:0)
北緯40度線は日本だと秋田県岩手県の真ん中より北寄りですけど、ヨーロッパのほぼ全域ですもんね…
気候からは全くイメージ沸かない…
Re: (スコア:0)
ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキーね。
648基で大丈夫か? (スコア:0)
いやStarlinkが頭おかしいだけで普通に凄い数なんだけど、Starlinkは1440機でもうすぐサービス開始予定で、一方のOneWebは648基となると、単純に衛星の性能が同等なら既に勝てなくね?
Re: (スコア:0)
なんで単純に衛星の性能を同等だと思えるんだろうか?
Re: (スコア:0)
同じような事業をしている会社が、同じ時期に同じような目的で同じようなサイズの衛星を作っているんだから、性能が全然違うってことは無いでしょうよ。
(宇宙機は重量が性能の制約だから。)
むしろ、Wikipedia情報だとOneWebの機体の方が小型(Starlinkが260kgでOneWebが150kg)で、少数の機体で広範囲をカバーするために軌道が遠いから、同等どころか負けている可能性あるぞ。