
米フェルミ国立加速器研究所、ミューオンが持つ磁石の性質の強さに標準理論の予測値との乖離を観測 14
ストーリー by nagazou
未知との遭遇 部門より
未知との遭遇 部門より
米フェルミ国立加速器研究所は7日、同研究所で行ったMuong-2実験から素粒子物理学の基本法則では説明できない現象を捉えた可能性があるとする発表を行った(フェルミ国立加速器研究所、朝日新聞、産経新聞、読売新聞)。発表によれば、素粒子の一種「ミュー粒子(ミューオン)」が標準理論の予測を外れる性質を示したとしている。未知の素粒子が影響したり、これまで素粒子物理学が想定していない力が作用ししている可能性があるとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
あるAnonymous Coward 曰く、
https://www.asahi.com/articles/ASP49755XP49ULBJ010.html
ミューオン(正確には負ミューオン)というと低温核融合で出て来るから、何か抜け道が出てくると嬉しい。
磁石の性質の強さ ってなんやねん (スコア:0)
磁力、ではないのか 電磁力って可分なのか
教えて偉い人
Re:磁石の性質の強さ ってなんやねん (スコア:5, 興味深い)
ミューオンは1粒で電荷を持ってるんだから、その電気的な強さは変化しない。どの粒も全く同じ大きさの電荷を持っている。しかし、磁場は電荷だけでは決まらず、電荷を動かす速度に依る。
これが量子力学以前の古典的な描像だけど、量子力学的にはスピンを気にする必要があって、磁気のスピン由来の成分を「g因子」という。ただ、このg因子、古い量子力学で理論的に計算できる部分と実験結果が微妙に合わなかったけど、この合わない分(異常磁気モーメント)は統一理論では解決されていて、特に電子の異常磁気モーメントは理論値が実験値の測定限界まで完全に一致する。
ところが、ずい分前からミューオンの異常磁気モーメントの実験値は統一理論の予測値と結構ズレてるんじゃないかって言われてて、じゃあ、大きい加速器で本気を出して測定するぞってなったら、やっぱりズレてるねってのが今回の話。
Re: (スコア:0, オフトピック)
磁石的性質
磁石としての性質
きっと赤と青に塗ってある(違
難しそうなので理解をやめました (スコア:0)
ふみゅー
Re: (スコア:0)
みゅお〜ん
玉ねぎの皮むき (スコア:0)
理論が修正されたら素粒子の玉ねぎの皮むきが終わらなくって、またぞろぞろ新しい素粒子の存在が予言されて発見されるようになるのか?
そろれとも新素粒子は予言されるものの、実験に必要とするエネルギーが大きすぎて実証不可能とか?
Re: (スコア:0)
そうだろうね。
エネルギーが過大か、熱雑音より小さいか(ゼロ点エネルギーより小さいか)
で制御/観測できるレベルからはみ出てたら実験検証できない
(陽子崩壊の観測は人間寿命世代をいくつ要るだろうか)
大きい方は宇宙線の中にもあるけど再現性に難があるから口を開けて待つしか無い
誰かが言っていたけど、世の理(ことわり)はフラクタル次元を持っていて
さらに無限に複雑な階層を持っている
のかもしれない
Re: (スコア:0)
検証(も反証も)できない理論は科学的と言えるのか? それこそ「世界は5分前に神が作った」だって否定できない。検証できないだけで。
Re:玉ねぎの皮むき (スコア:1)
たとえば、ブラックホールの特異点なんて実際にどうなってるかなんて永遠に解らないだろうけど。
そう思っていた磁気が私にもありました。
というようなことが言える時が来るかもしれません。
測定可能性は昔は科学の必須条件と考えられていたこともありましたが、それはつまらない枷なのですよ。
Re:玉ねぎの皮むき (スコア:1)
今回のような実験は標準理論に対する"反証"だからこれを補正出来る理論は科学よね。
理論が予測する、測定範囲外の事象は仮説、又は予想と言うだけの事。
測定範囲内を包摂する複数の理論のどれが正しいかを決めようとする事は科学か信仰か、
ってのは周辺領域だけどそこの議論から新しい検証方法が生まれるから科学では無い、
とも言えない所。
わくわく (スコア:0)
まだまだ世の中わからないことがあるみたいで、おらワクワクすっぞ。
一時は式は揃って、あとは計算だけの問題とか言われてたけど、やっぱ未知があった方が人生楽しいと思う。
Re:わくわく (スコア:1)
Re: (スコア:0)
でも、次第に(一般人にはどうでもいい)細かいところにはまり込んできて・・・・って感じがしないでもない(汗)
どこかで一発、パラダイムシフトが起こらないかねぇ
Re: (スコア:0)
確かに、
最先端に追いつくまでが遠すぎて、たどり着く前に勉強に飽きてしまうし
わかったところで生活に変化ないし
やっぱりワクワクしねっぞ