米会計検査院、米国家安全保障局のクラウド移行計画で Microsoft の抗議を認める 10
再選定 部門より
米会計検査院 (GAO) は 10 月 29 日、米国家安全保障局 (NSA) のクラウド移行計画 (コードネーム: WindandStormy) で Amazon Web Services (AWS) が選定されたことに対する Microsoft の抗議を認めた(プレスリリース、 The Register の記事、 Windows Central の記事)。
WildandStormy は NSA が機密情報および非機密情報のリポジトリをクラウドに移行して近代化する計画で、契約額は 100 億ドルとされる。GAO は NSA による評価が特定の面で不合理だと判断し、提案を再評価して新たな選定を行うよう NSA に勧告した。Microsoft の抗議には機密情報が含まれていたため、今回の決定も機密扱いになるとのこと。
総額 100 億ドルの軍用クラウドシステム JEDI の契約で Microsoft を選定した米国防総省 (DoD) は、AWS の抗議を受けて計画を打ち切っている。今回は Microsoft と AWS が逆の立場だが、どうなるだろうか