
厚労省の感染者等情報把握・管理支援システム、感染者急増でアクセス集中が発生する事態に 15
ストーリー by nagazou
急増 部門より
急増 部門より
厚生労働省は20日、「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」で入力ができない不具合が同日に発生したと発表した。不具合が生じたのは午後1時半から6時半ごろの期間で、東京都、大阪府、神奈川県などの一部地域からHER-SYSにログインできなかったり、データ入力などができなかったりする不具合が生じていたという。ここ最近のオミクロン株による感染者急増を受け、感染者のデータ入力が増えアクセス集中が起きたのが原因であるとしている。Med IT TechによるとシステムはマイクロソフトのAzure上で構築されていることから、サーバー増強で不具合は解消されたとしている(日経クロステック、Med IT Tech)。
紙とホワイトボード (スコア:1)
光文社新書の「保健所の『コロナ戦記』TOKYO2020-2021」という本を読んだ。
著者は2020年には東京都庁で防疫担当部門の課長、2021年は都内保健所で課長職にあった医師免許持ちの技官。
2020年半ばまで保健所は紙とホワイトボードで回ってたんだそうで、HER-SYS導入でちょっとはましになったけど、医療現場ではほぼデータ入力をしてくれないんで入力の手間は一手に保健所に掛かっていたとか。
例えば 2022-01-22 の都内新規感染者は1万1千人ほど。都内30の保健所に分けても300人以上の新規データ入力と、前日までの感染者フォローアップ入力が1000人単位であるはずで、よく持ちこたえていると思う。
Re: (スコア:0)
>入力の手間は一手に保健所に掛かっていた
コレはキツイな…
Re: (スコア:0)
別に入力が保健所でもいいんだけど、そのためにがっつり人雇って迅速にやってるとかじゃなくて(本来はほかの仕事がある)普通の職員ががんばってやってたりするんだろうな・・・
管理支援が本来の姿だが (スコア:0)
現実はボトルネックとなってる。
サーバー (スコア:0)
それこそメールみたいな処理でいいんじゃない?一日数千人でDoSなら、100万人くらい感染したら「借りる量増やしました」で追いつかない気がするんだけど。
Re:サーバー (スコア:2)
いいですね、それ。ちょっとした専用メールクライアントを作って、操作手順書と一緒にIDとパスワードを送付して初回ログイン時にクライアント生成の公開鍵か何か送らせ、後は入力フォームをTSV化した可読性の高い署名付きメールの形で……残念ながら、それをちゃちゃっと作れるソフトウェアエンジニアが今時は中々いないんでしょう。特に、誰も望んでいない電子化という時代の波が来てしまってからは。
Re: (スコア:0)
マイクロソフトに「いい感じにオートスケールするようにしといてよ。ただし日額最大こんだけまでで」て言えば済むのでは。クラウドってそういうものでは。
Re: (スコア:0)
実証試験始まりだとスケールどうこう以前に無料枠設定のママだったなんてオチも…w
Re: (スコア:0)
逆にリソース食うよ。
通信経路を変えてもやることは同じだし、メールだと通信効率落ちるし応答時間なども長くなって処理時間も落ちる。大変なことになるよ。
Azureという巨大サービスと無尽蔵の予算を抱えてる国なんだから、必要なだけ借りる量増やす方が現実的。
Re: (スコア:0)
通信経路というより、リアルタイム性の問題だよ。銀行のバッチ処理みたいのでいいんだから。
Re: (スコア:0)
リアルタイム処理だと「この人もうDB登録されてるけど間違えてね?」みたいなやりとりもリアルタイムでできる。
そういうのが後からメールで返って来たらもうね。
Re: (スコア:0)
リアルタイムでやるよりエラーになったレコードがまとめて通知されて、まとめて修正する方が早くないですか?
Re: (スコア:0)
そもそもリアルタイムで誤登録を認識できるならなぜ登録した…
Re:サーバー (スコア:1)
Re: (スコア:0)
バッチ処理向きの処理と、向かない処理がある。
バッチ処理に向かない処理をバッチ処理に回すとぐっちゃぐちゃになる。
銀行に例えて極端なことを書くとこんな感じ。
ATMにキャッシュカードとお金を入れる
↓
キャッシュカードのデータを読み取ってストレージにためておく。お金も貯めておく
↓
夜になってバッチ処理開始
↓
キャッシュカードのデータ破損が発覚。入金処理ができない
↓
キャッシュデータのデータが破損してるからだれが入金したのか分からない
↓
お金が宙に浮く困った困った
これは本来ならリアルタイムで処理すべきキャッカードデータ(顧客情報)の照会すらバッチ処理に回してしまったために起きてる。
感染者情報をメールでバッチ処理なんてのもこれと同じことが起きる。
システムがデータを受け付けたのかが後からまとめてかえってきたら、入力時に使ったカルテなどをまた探さないといけないし、探すキーとなる情報が誤っていたら簡単には探し出せない可能性まである。