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2022年12月11日のIT記事一覧(全2件)
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ソフトウェア

一太郎2023 発表、花子はバージョンアップを見送り 87

ストーリー by headless
更新 部門より
fukapon 曰く、

ジャストシステムは 12 月 1 日、恒例の一太郎2023へのバージョンアップを発表した。

今年の目玉はかつて修太と呼ばれた文書校正機能の強化と活用。70 年ぶりに改訂された「公用文作成の考え方」に対応したことを同社は筆頭にあげているが個人ユーザには利点と言いがたく、6 月にリリースされた JUST Office 5 にてお披露目となっている機能。得意としている公共セクターでの劣勢も伝えられる中、世間の目を意識した発表なのだろうか。「JUSTチェッカー」として校正機能を一太郎外で使用する機能も提供される。具体的な使用手順は説明されていないが、スクリーンショットを見るに「ATOKイミクル」同様、文字列を選択してホットキーで呼び出すタイプにみえる。同社が「オンラインの文書作成にも着目」とする通り、ブラウザ上でのブログやメール作成などでは便利そうである。

ATOK はエンジンが Tech Ver.33 に更新され「ATOKパーソナライズドコア」を搭載した。学習機能を一歩深めて、日頃高頻度で入力している単語と関連のある単語への変換が優先される機能である。携帯電話、スマートフォンの流れか、連文節変換よりも単文節変換を好むユーザ層も含めての改良ではないかとみられる。昨年ついにサブスクリプション化(ATOK Passport)に舵を切ったバンドル版 ATOK であるが、今年はさらに進めて、ATOK Passport の契約を前提に ATOK のライセンスを含まない一太郎「ATOK Passport ユーザー優待版」が登場している。そのため一太郎のみでの値付けも表に出ており、DVD-ROM / ダウンロード版で 4,500 円である。昨年個人向け ATOK が完全に Passport 化した際に注目されていた法人向けについては、ATOK Pro 5 / ATOK Medical 3 として Tech ver.32 に更新されたライセンス版が 6 月にリリースされている。

一太郎および ATOK は多少の新機能もありながら盛り上がりに欠ける内容となったが、スイートである「一太郎2023 プラチナ」では例年にない大きな変化があった。花子の 2023 年版へのバージョンアップが見送られたのである。プラチナのバンドル版では「花子Personal」という名前に変えられているが、単体版は花子2022 のままとなっており、Personal の内容も 2022 のままと見られる。花子は 1999 年に Win32 化されてからは一太郎同様に毎年バージョンアップしてきただけに驚くべき事態だ。花子と組み合わせての「透過編集」は一太郎の主要機能の一つでもあるだけに花子の今後は気になるところである。もっとも近年の花子はバージョンアップしても花子そのものへの改良がほとんどなく、2022 でも変化は素材集と画面キャプチャソフトの呼び出しのみにとどまっていた。

余談ではあるがタレコミ子は「三省堂国語辞典第八版」欲しさに一太郎2023 プラチナを予約した。機能の重なる JUST Office より医学辞典をバンドルしてくれよと思いつつ。

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バグ

米ワシントン州、2019 年以来初めてオオスズメバチが確認されない 1 年に 19

ストーリー by headless
年末 部門より
米ワシントン州農務省 (WSDA) は 7 日、今年は 2019 年以来初めてオオスズメバチが確認されなかったことを発表した (ニュースリリースThe Verge の記事)。

米国でオオスズメバチは侵略的外来種であり、ミツバチの巣を襲って短時間で全滅させることもあるため農家や養蜂家が警戒している。ワシントン州では 2019 年 12 月にオオスズメバチの死骸が見つかったことを受けて州内全域にわなのネットワークを張り巡らせるなど監視を強めている。カナダ国境に近い州内のブレイン市では 2020 年に米国で初めてオオスズメバチの巣が見つかっており、2021 年にはさらに 3 つの巣を発見・駆除している。今年はそれ以来初めてオオスズメバチが 1 匹も捕獲されず、確認された目撃情報もない 1 年となったが、米国のガイドラインでは外来種の確認されない年が 3 年続くまで根絶とみなされないため、まだまだ先は長い。

ワシントン州ではオオスズメバチに限らず侵略的外来種の昆虫を根絶するため、わなのネットワークが活用されている。ヤキマ郡では今年、俗に Japanese beetle と呼ばれる日本在来のマメコガネ (Popillia japonica) を 23,000 匹捕獲。捕獲数は 2021 年から増加しているが、検出数はわずかに減少しているという。また、マイマイガ (Lymantria dispar) の捕獲数も昨年の 6 匹から今年は 30 匹まで増加したそうだ。一方、WSDA が対策プログラムの対象にしている外来種の中でも、シタベニハゴロモ (Lycorma delicatula) のように州内で見つかっていないものがあるとのことだ。
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