米国でマラリアの国内感染が 20 年ぶりに発生 16
ストーリー by headless
発生 部門より
発生 部門より
米国でマラリアの国内感染が 20 年ぶりに確認されているそうだ
(CDC のアドバイザリー、
フロリダ州保健局のプレスリリース、
テキサス州保健福祉局のアドバイザリー、
Ars Technica の記事)。
国外旅行歴のない患者でマラリアの国内感染が確認されたのはフロリダ州サラソータ郡での 4 症例とテキサス州キャメロン郡での 1 症例で、いずれもカを媒介とした三日熱マラリア原虫 (Plasmodium vivax) によるものだ。フロリダの 4 症例は地理的に近い範囲で発生しているが、フロリダとテキサスの症例に関連を示唆する証拠はないという。米疾病予防センター (CDC) では 2 州の保健当局と連携してさらなる症例の監視やカの発生防止等に努めている。マラリアの国内感染は 2003 年にフロリダ州パームビーチ郡で 8 症例が確認されたのを最後に発生していなかったとのこと。
現在のところ米国内でマラリアに感染するリスクは高くないが、媒介するハマダラカは多くの地域に生息しており、感染者から吸血した個体が感染を広げる可能性がある。特に年間を通じてハマダラカが生息する地域で、マラリアが風土病となっている地域から旅行者が訪れる地域ではリスクが高くなる。国外旅行者の増加する夏季を迎えることも懸念材料だ。そのため、医師には原因不明の発熱について、国外旅行歴にかかわらずマラリアの可能性も視野に入れるよう推奨している。
国外旅行歴のない患者でマラリアの国内感染が確認されたのはフロリダ州サラソータ郡での 4 症例とテキサス州キャメロン郡での 1 症例で、いずれもカを媒介とした三日熱マラリア原虫 (Plasmodium vivax) によるものだ。フロリダの 4 症例は地理的に近い範囲で発生しているが、フロリダとテキサスの症例に関連を示唆する証拠はないという。米疾病予防センター (CDC) では 2 州の保健当局と連携してさらなる症例の監視やカの発生防止等に努めている。マラリアの国内感染は 2003 年にフロリダ州パームビーチ郡で 8 症例が確認されたのを最後に発生していなかったとのこと。
現在のところ米国内でマラリアに感染するリスクは高くないが、媒介するハマダラカは多くの地域に生息しており、感染者から吸血した個体が感染を広げる可能性がある。特に年間を通じてハマダラカが生息する地域で、マラリアが風土病となっている地域から旅行者が訪れる地域ではリスクが高くなる。国外旅行者の増加する夏季を迎えることも懸念材料だ。そのため、医師には原因不明の発熱について、国外旅行歴にかかわらずマラリアの可能性も視野に入れるよう推奨している。
寒くてもマラリア (スコア:2)
38度線は野生の王国で、蚊の駆除とか出来ないので、観光に行くときは注意してください。北朝鮮から流れ込むので、韓国もとばっちり。
アメリカも帰国者で止められるといいのだけど、ホームレスに入り込まれると、リザーバーになって、蚊に原虫を供給してしまう。
Re: (スコア:0)
DDTを使いたいところ
Re:寒くてもマラリア (スコア:2)
Re:寒くてもマラリア (スコア:2)
大韓民国におけるマラリア患者報告数増加、続報
https://www.phwr.org/journal/archives_Supple_View.html?eid=U3VwcGxlX25... [phwr.org] 参考:South Korea reports 3.3-fold increase in malaria in 2023
韓国は2023年マラリアが3.3倍に増加していると報告
https://outbreaknewstoday.com/south-korea-reports-3-3-fold-increase-in... [outbreaknewstoday.com]
マラリア・キャリー (スコア:0)
米国まで誰が運んできたんだろうか。。
Re: (スコア:0)
俺がいた
米国でマラリアの国内感染?? (スコア:0)
なぜ、「国内」感染としているの?
国外感染ってあるの?
マラリアの米国内感染が 20 年ぶりに発生
でもいいのでは?
Re:米国でマラリアの国内感染?? (スコア:5, 参考になる)
デング熱 [forth.go.jp]、ウエストナイル熱 [forth.go.jp]、ジカウイルス感染症 [tokutenryoko.com]が蔓延しており、チクングニア熱 [forth.go.jp]などの輸入感染症も花盛りのアメリカ合衆国で世界最大の感染者数のマラリアだけがなぜ騒がれるのかと思うでしょうが、マラリア感染者から吸血した蚊に刺されることによってもマラリアに感染することがあることは20世紀末ごろにようやく確かめられました。
感染症では世界最大の罹患人口をもちながらそれまで確かめられていなかったことからわかるように、”滅多にない”ことなので、複数例の(渡航歴のない)マラリア患者が出たということは、蚊の行動半径内の繁殖場所にボウフラがマラリア原虫に寄生される場所があるということなので、「国内」感染かそうでないかは重要なのです
もちろん、スラドのストーリータイトルとして適当かというのは別問題ですが。
ちみに、CDCがMalaria is a medical emergency and should be treated accordingly.と言うように、(熱帯熱)マラリアは発症後48時間、72時間、7日以内に治療開始できるかどうかで予後が大幅に違います。7日はICUのある病院に入院して生還できるタイムリミットですが、肝臓移植が必要になるかもしれません。
今世紀の状況は知りませんが、日本国内で一般外来で治療(どころか診断)が受けられる医療機関は(知る限り)4か所です。マラリア汚染地域から帰ってきたときに発熱、節々の痛み、食欲不振などのコロナっぽい(多分、血液検査しないと素人どころか医者でも鑑別できない)症状があったら検疫で助けを求めましょう
#個人的にはマラリアよりインフルエンザのほうが10倍辛かった
Re:米国でマラリアの国内感染?? (スコア:1)
>国外感染ってあるの?
あるよ。外国で感染した人が帰国後に国内で発症したら国外感染だよ。
温暖化の影響 (スコア:0)
マラリア原虫はマラリア患者の血を吸った蚊(ハマダラカ)の体内で成長し、10日ほどで感染能力を持つようになる。
一般的に、蚊の成体の寿命は1~2週間。
そしてこの寿命は気温によって伸びる傾向にある。
温暖化により気温が伸びると、いままでマラリア感染のなかった地域(蚊が早く死んで感染が広がらなかった地域)もマラリア感染が広がることになる。
温暖化を止めないといけない理由はこのへんにもあるのだ
Re: (スコア:0)
熱帯の人々はどうしてるんですか?
Re: (スコア:0)
熱帯の人々はどうしてるんですか?
進化(?)します
遺伝子レベルで欠乏的な状態になって蚊などが好まない体質になります
その地域外では遺伝病扱いですが現地では適者生存みたいな
# まぁ全部がそうはならないのも生存戦略
マスクもソーシャルディスタンスも無意味 (スコア:0)
蚊が媒体となる伝染病は、マスクもソーシャルディスタンスも効力が無い。
マラリアの基本再生産数R0(1人が何人に感染させるか)は約17。デング熱でも11。
今はまだ制御可能な感染者数だが、注意する必要がある。
ちなみに新型コロナのR0は2ぐらいだったのにみんなあんなに騒いだので、日本にマラリアやデング熱が上陸したら大パニックになりそう(何年か前に代々木公園でデング熱が見つかったけど、幸い広がらなかった)。
Re:GM不妊蚊を開発 (スコア:2, 参考になる)
遺伝子組み換え蚊はデング熱を媒介するネッタイシマカ
マラリアを媒介するのはハマダラカ