Microsoft Word、どうやら40周年を迎える 89
ストーリー by headless
曖昧 部門より
曖昧 部門より
Microsoft Word が 9 月 29 日で、どうやら 40 周年を迎えたようだ
(Neowin の記事)。
Microsoft Learn の「Microsoft の歴史 — 1983 年」によれば、フル機能のワープロプログラム「Word for MS-DOS 1.00」がリリースされたのは 1983 年 9 月 29 日。PC World Software Review の読者には無料のデモ版が提供されたという。
同記事に埋め込まれている動画では 11 月 29 日リリースと説明されているが、その数か月後とされる Microsoft Press の設立が 1983 年中ではなくなってしまう。記事では Microsoft Press 設立が 1983 年 11 月 3 日となっており、9月29日を正しい日付と考える方がつじつまが合う。Microsoft Word 1.0 には Microsoft Mouse が同梱され、当時の価格は 498 ドル。インフレを考慮して 2023 年の米ドルに換算すると 1,514ドル39 セントに相当するという。
ただし、Pingdom のバージョン 1.0 特集記事では Word 1.0 のリリースが 1983 年 10 月 25 日となっており、Microsoft 365 のブログ記事や Wikipedia の記事など、この日付を採用する記事も多い。PC World でも Word の 25 周年記念記事で Microsoft のワープロプログラムの始まりを 1983 年 10 月と述べている。
このようなわけではっきりしないのだが、最近 40 周年を迎えた、または近々迎えることは間違いない。スラドの皆さんの中に、他の資料をお持ちの方やリアルタイムでリリースを目撃した方はおられるだろうか。
Microsoft Learn の「Microsoft の歴史 — 1983 年」によれば、フル機能のワープロプログラム「Word for MS-DOS 1.00」がリリースされたのは 1983 年 9 月 29 日。PC World Software Review の読者には無料のデモ版が提供されたという。
同記事に埋め込まれている動画では 11 月 29 日リリースと説明されているが、その数か月後とされる Microsoft Press の設立が 1983 年中ではなくなってしまう。記事では Microsoft Press 設立が 1983 年 11 月 3 日となっており、9月29日を正しい日付と考える方がつじつまが合う。Microsoft Word 1.0 には Microsoft Mouse が同梱され、当時の価格は 498 ドル。インフレを考慮して 2023 年の米ドルに換算すると 1,514ドル39 セントに相当するという。
ただし、Pingdom のバージョン 1.0 特集記事では Word 1.0 のリリースが 1983 年 10 月 25 日となっており、Microsoft 365 のブログ記事や Wikipedia の記事など、この日付を採用する記事も多い。PC World でも Word の 25 周年記念記事で Microsoft のワープロプログラムの始まりを 1983 年 10 月と述べている。
このようなわけではっきりしないのだが、最近 40 周年を迎えた、または近々迎えることは間違いない。スラドの皆さんの中に、他の資料をお持ちの方やリアルタイムでリリースを目撃した方はおられるだろうか。
一太郎 (スコア:2, 参考になる)
対する一太郎 [wikipedia.org]は
> 1983年10月 - PC-100用日本語ワープロソフト「JS-WORD」を発表。(アスキーブランドにて流通、後のATOKに相当するFEPはKTISと呼ばれていた)
なのでほぼ同期
一太郎の悲哀 (スコア:2)
「一太郎」が「ワード」に奪われた地位「マイクロソフトの戦略に敗れた」、それでも伝説の開発者はITの魅力に夢託す…1985年8月「あれから」 [yomiuri.co.jp]
現在の一太郎はepub形式やKindle形式などの出力をサポートし、ダイレクトパブリッシングの方向に力を入れています。
一応「一太郎Pad」というスマホ用ソフトとの連携機能もつけていますがこれが非常に使いにくく、Word OnlineやGoogle Docsのクラウド機能には到底及ばない。
ATOKはサブスクになってもずっと使い続けておりとても好んでいますが、Professionalの有用な機能が無料体験で使えないとか「売り方下手だなあ」と思ってます
Re: (スコア:0)
売り方云々より、国産ソフトにありがちなのが「誰でも簡単に操作できる」って観点が欠落してるんだよ。その記事にもある「技術は負けぬ」というのが若干驕りなところがあって、技術者じゃないと使いこなせないような製品を作るから消費者にはそっぽを向かれる。
確かに初期のWordの売り方は汚かったけど、それを差し引いてもMicrosoftは昔から品質は二の次で「どうやれば簡単そうに見えるか」に全力を傾けてきた。MS製品の品質は二の次どころか最悪にも近い所はあったので、操作体系を改善するだけでサードパーティにも出番はあったのに、そういう努力は怠ってたから一方的に食われるしかなかった。
Re:一太郎の悲哀 (スコア:1)
一太郎やATOKはそもそも、誰でも簡単に操作できるから広まったのでは。繰り返すのか、それ以外の何かか。
Re:一太郎の悲哀 (スコア:1)
Wordって良くも悪くもタイプライター文化のものというか、「後から修正できるタイプライター」なんですよね。
タイプライターになれた人なら「誰でも簡単に操作できる」って方向だけど、
タイプライターに慣れてない日本人には全然簡単じゃない。
まだWordと一太郎が競ってたころ、
Wordと一太郎の比較でよくネタに挙がってたのが「フリーカーソル」の是非。
Wordはいわゆるテキストエディタと一緒で、「入力済みのテキストの範囲内」でしかカーソル移動ができない。
一方、一太郎は、フリーカーソルといって、画面内のどこにでもカーソル移動できて、どこからでも文字入力できる。
タイプライターの派生として「まず文章を入力して」から「修正したり整形する」って使い方なら、フリーカーソルじゃなくても困らないというか、
文書の論理構造を取り扱う点ではフリーカーソルは難があるけど
「紙に手書きで文字を入れてく」って感覚だと、フリーカーソルの方が自然で、
Wordは「右上に文字入れたいのに、なんでそっちにカーソル移動できないんだよ」ってなる。
日本人がExcel方眼紙を重宝するのも根は同じかなと思う。
Re: (スコア:0)
DOSの時代に一世を風靡したWordPerfectは
データゼネラル用が1980年で
> 1982年に IBM PC に移植した WordPerfect 2.20 が登場した。
だから一足先輩だったんだな
WordStar没後31年 (スコア:2)
https://ascii.jp/elem/000/001/482/1482679/
ブラザーの電子タイプライターに9800を繋いで
Re: (スコア:0)
いまだにEmacsをダイアモンドカーソルにバインドしなおして使っています。
Re:WordStar没後31年 (スコア:1)
WordStarは使ったことないけど、初めて使ったテキストエディタはWordMasterでした。
影響力強くて、98初期というかDOSの頃はダイヤモンドカーソルが当たり前だったように思います。VZ、Final、RED++、など。一太郎もダイヤモンドカーソル。
ってことで、テキスト編集系はダイヤモンドカーソルしか使えない体になってしまいました。
(Emacsは一時期ダイヤモンドカーソル化にチャレンジしたけど断念。 [srad.jp])
今も一太郎とMIFES使いなので、ダイヤモンドカーソルです。
Re: (スコア:0)
それとは違ってglobal-set-keyとmode hookで必要なキーのlocal-unset-keyとかをすれば
モードごとのマップ設定もC-gも問題なく可能ですが、C-g二度打ち検出はカスタマイズできないらしく、
C-gを連打するとアボートしたり固まったりすることがありますね。
emacs -nw相当しかなかった時代は処理が遅くてよくアボートしていらつきましたが、
最近Emacsをバージョンアップしてからなぜかよく固まって困っています……
管理工学研究所 松 (スコア:1)
# 一文字タイトル「松」だと、投稿フィルタに引っかかりました。
Re:管理工学研究所 松 (スコア:1)
管理高額〜って揶揄されててよね
作文用紙機能はあったっけ? (スコア:0)
不要なマス目は見にくいだけではあるけれど、日本語の場合マス目に合わせて縦書きならカーニング機能いらんのだが。
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:3)
原稿用紙設定レイアウトはあります。
ただ原稿用紙設定にするとルビなどさまざまな機能が使えなくなりますけど。
やはり元々が日本語向けソフトではない。
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:1)
一太郎を使えばいい。ハハッ
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:1)
だよねぇ。
罫線なんかも含めて、日本的な仕様に対応するなら一太郎一択。
Wordは、欧米的な文章の書き方するなら全自動で良い感じにしてくれるけど、
日本人には余計なことしすぎるので、Ctrl+Zでお節介を取り消す必要がある。
Re: (スコア:0)
今どき、原稿用紙の体裁で原稿作る必要ってあるもんかね
もちろん趣味嗜好ってのはあるだろうが、ビジネスソフトにそこまで付き合わせるのは酷ってもんだろ
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:1)
えっ!?Excelがビジネスソフトとして一番に求められている重要な役割は原稿用紙になることでしょう?
Re: (スコア:0)
いいえ、方眼紙です
Re: (スコア:0)
今どき、原稿用紙の体裁で原稿作れないワープロなんてあるもんかね
もちろん趣味嗜好ってのはあるだろうが、まともな日本語のビジネス定型文書・お役所文書を作れないのは酷ってもんだろ
Re: (スコア:0)
原稿用紙でビジネス文書とかお役所文書作ってるとこあんの!?
どういう業務?
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:1)
原稿用紙どころか今でも手書きっすよ・・
https://pbs.twimg.com/media/FB4tg9jVkAMs8G9.jpg [twimg.com]
まあこんな高級な文書じゃなくても、1990年代までは普通に縦書き文書ありました。
当時は一行当たりの最大文字数も統一されていたので、まあ原稿用紙スタイルかと。
Windows95や98の時代になっても一太郎が廃れなかったのはそれが主原因。
今は縦書きは法令本体や、官報に乗せる告示等、そして国会の質問主意書ぐらいでしかみませんね。
決裁本体自体は電子決裁なので当然(?)横書き
Re:作文用紙機能はあったっけ? (スコア:1)
内容証明の謄本とかは普通原稿用紙の書式使うと思う。
実際は1頁〇行、1行〇文字以内としか決まってなかったと思うけど。
Re: (スコア:0)
日本語フォントのローマ字ってそうなってない?
あとは全角を使うとか。
フォントのメトリクスに合わせて並べるだけのソフトなら、自分でフォントを改造するのも手だな。
Wordはどうなってるんだろう?
競合ソフトはなぜ敗れたのか (スコア:0)
日本だと一太郎ですね。
Windowsの勢いに乗って、Excel/Wordバンドル戦略が当たったのが大きいかと。
私はWindows3.0のアウトラインフォント(WIFE)の表現力で、Word使っていました。
海外だとWord Perfectとの勝負だったのかな。
Lotusも1-2-3/Ami ProでExcel/Word対抗していたかと。
Lotus Improvなんてのもありました。
Re:競合ソフトはなぜ敗れたのか (スコア:1)
一太郎、教育現場で重宝したのでは無いかな?
ATOKの機能か、一太郎の機能か判らないけど、例えば小学校2年生までで学習した漢字までしか敢えて変換しない設定が出来た。
Lotus Improvって面白そうだったけどどう使っていいのか判らないソフトだった。
lotusの営業やったのが知り合いにいたけど、PCへのバンドル合戦のころ、MSに押し負けてある頃からPCメーカーへの営業すら出来なくなったって言ってたな。
Re:競合ソフトはなぜ敗れたのか (スコア:1)
妻(公立小学校教諭)の職場周辺だと、2010年ごろが一太郎→Wordの勢力逆転の境目って感じでしたね。
学校の職員向けパソコンは数台しかなく、
私物のパソコンを持ってくるのが当たり前、ってころは
こだわる教員によって一太郎が一定の勢力を持っていましたが、
パソコンが一人一台割り当てられるようになって、最初からMS Office が入ってるので、
あっという間にWordが覇権を握ったって感じ。
今は私物パソコンの持ち込みもUSBメモリによるデータの持ち出し持ち込みも禁じられたので、完全に一太郎は絶滅。
(とはいえ「自宅で教材資料作って印刷して、学校でコピー」って使い方なら何でもいけるので、妻に頼まれた下請け仕事は一太郎でやってます。「小学校3年以降の漢字はルビを振る」みたいなことができるので、まだまだ一太郎は手放せない)
Re:競合ソフトはなぜ敗れたのか (スコア:1)
導入責任者が、職員や児童の使い勝手まで考えて導入しない限り生き残れなかったのですね。
ワープロとしては、一太郎やOASYSの方が素直に使えると思うのだけど。まして始めて触る児童にとっては。
Re: (スコア:0)
Officeスイートの存在感が大きいと思う。
Word/Excel/PowerPointが独立したパッケージのイメージで売られていたら、Wordは勝てたかどうか怪しい。
Re: (スコア:0)
WordPerfectはWindowsへの移行が遅れた。
日本以外ではWindows用のワープロソフトは実質Wordしか無かった。
Re: (スコア:0)
Lotus1-2-3もWindowsへの移植が遅れた。
遅れたと言うかそもそもロータスはMacからLotus ImprovをWindowsへ移植し、1-2-3はDOS版で終わらせるつもりだった。
で、結局どっちつかずになり、1-2-3と互換性の高かったExcelに市場を取られた。
Re: (スコア:0)
Windowsの勢いに乗って、Excel/Wordバンドル戦略が当たったのが大きいかと。
バンドルもそうだけど、Officeとして纏めてパスポート(だったかな?)という、
ライセンス利用サービスが企業利用PCには効いたと思う。
契約してインストール媒体を入手して、インストールしたPCの台数を(半年毎だったかな)に報告して、
台数に応じたライセンス料を払えば良い。
つまり、
所有台数(経理上のOA用PC台数)に見合ったライセンス数があれば良いので、ライセンスをPC別に管理する手間がかからないし、
バージョンアップなんかも一括で出来て、すごく便利だった。
まーた歴史修正してるー (スコア:0)
まあ別にこれ(汚い手段)だけで売ってた訳じゃ無いとは思うけどね
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981124/koutori.htm [impress.co.jp]
Re:まーた歴史修正してるー (スコア:1)
25年前の記事に今でもそのままアクセスできるImpress Watchは本当にすばらしいなあ
Re: (スコア:0)
日本語だと一太郎のほうが優秀なのにね。
ワードでInDesignで作るような本格的な日本語書類を作ろうとすると
すごく大変。
Re:競合ソフトはなぜ敗れたのか (スコア:1)
---- 6809
Re: (スコア:0)
つ神エクセル
Re: (スコア:0)
Excelはワープロ用には作られてないからちゃんと文書レイアウト実現しようとすると細部ですぐ破綻するけど、
Excelのようなワープロがあればいいのにと思う。
Wordはフォーマット考慮しなくていい文書作るのは簡単にできるけど、少し複雑なことをやろうとした時の
難易度が急に上がりすぎるし洗練度も高くないしで全体的なソフトデザインが良くない。
その辺Excelの方が遥かに良くできてるからExcelでDTP気味の資料作りがされてしまうのだろうけど、
ぶっちゃけ印刷はできればいいレベルのソフト思想みたいだからやっぱり無理がある。
Re: (スコア:0)
お前らOASYS買わなかったじゃん。昨日メーカーサポートが終わっちゃったよ。
そうでなくても一太郎も。
Re: (スコア:0)
買わなかったじゃん以前にまず売れよと。
Re: (スコア:0)
DOS時代のPC-98の一太郎バンドルモデルにMSがイチャモンつけて販売できなくしたのが始まりかな。
そしてWindows95が出て出遅れたところに安価なMS-Officeバンドルモデルが売れて、わざわざ一太郎買う人が大幅に減ったという記憶があります。
OS/2版もあったんですね (スコア:0)
16bit版のOS/2 ver1.2あたりの頃。
Re: (スコア:0)
でもMicrosoftのくせに自社のOSに移植しないんですよね…XENIXに。
# マルチプランにはXENIX版があるのに…(本当
俺もどうやら40周年を迎えた (スコア:0)
同い年だとは知らなかった。感慨深いような、そうでもないような。
Re: (スコア:0)
俺もだった
あとはファミコンさんとか、TOKYOネズミの国とか、わかめラーメンとか
関連のも入れて色々同い年いるね
数式エディタ (スコア:0)
の旧版はお亡くなりになりました。
TeX の書式はサイキ使えるらしいが、なんで初期から使えなかったのだろう。
Re:数式エディタ (スコア:1)
数式エディタは便利なので、今でもWord98をインストールした上で別のWord互換ソフトの中から使ってる
ちょっとした整形のコツ、ノウハウが分かると割と簡単に綺麗な数式を作れる
#なのになぜお亡くなりになったかというとモジュールのセキュリティの問題のため
Re: (スコア:0)
旧数式エディタはMath Type [wiris.com]を機能制限したOEM版だったので、Math Type製品版は今もバージョンアップして続いていますね。もちろん365対応の日本語版もあります。
Re:数式エディタ (スコア:2)
懐しい話ですね。Math Type も良いものでしたが自分は Expressionist 派でした。
なぜなら同じ Prescience 社の Theorist に惚れていたので。(LiveMath x64 版出なかったなあ・・・)
初期の Mac ユーザ/ファンとは言え、Math Type の野郎 MS に媚売りやがって!と思ったからではないですよ。
ホントホント(嘘)。
Re: (スコア:0)
それは初めて知った