米国での新型コロナウイルスの検査数の少なさは検査キットの開発トラブルが原因
米国でも感染者の出ている新型コロナウイルスCOVID-19だが、米国では新型コロナウイルスの検査がほとんど行われてこなかった。その理由の一つが検査キットがなかったことだという。検査が遅れた原因には疾病管理予防センター(CDC)の作成した検査キットに問題があったと報じられている。
作成した検査キットを州および地元の研究所が試してみたところ、欠陥のある試薬が含まれていることが判明した。その結果、検査能力のある施設でも検査を行うことができなかった。AXIOSの記事によれば、検査キットを作成した研究室が汚染されていたとしている。そこで米国政府は、先月末から検査キットの運用や開発条件を大幅に緩和して、外部の施設などが独自判断で動けるようにした。これにより、来週の終わりまでに公衆衛生研究所が1日10,000回の検査を実行できるようになるだろうとしている(Science、AXIOS、Slashdot)。