Google社員が中国向け検索エンジンの開発中止求める書簡を公開

あるAnonymous Coward 曰く、

米Google社員グループが同社上層部に対して、中国向け検索エンジンの開発計画を中止するよう求める公開書簡を出したそうだ。この公開書簡は、ソフトエンジニアと研究者からなる少なくとも10人のGoogle従業員が署名していると模様。

「プロジェクト・ドラゴンフライ」と名付けられた中国向け検索エンジンが実現すれば、国家による監視が可能になると主張。またGoogleの経営幹部に対し、透明性を確保し説明責任を果たすとともに、明確な意思疎通を求めた。

さらに「われわれはそれがどこであろうと、弱者を抑圧する権力者を助ける技術の開発を拒否する」とした上で、「中国のドラゴンフライは危険な前例になる。Googleは他の国で同様の譲歩を迫られた場合、拒否しにくくなるだろう」と指摘している（Bloomberg、Slashdot）。