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コンピュータやプログラム用語としてのフラグという言葉は、相当昔からあって、で「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」みたいなネタも、やっぱり昔から言われてた。だから『死亡フラグ』という言葉の初出そのものは、探せば相当古いんじゃなかろうかと思う。
ただ、フラグ、という言葉がある程度以上誰にでも通じるようになったのは、個人的な感覚では、90年代、ギャルゲやノベルゲームが流行した頃かと思う。
なので、いわゆるネットスラングの『死亡フラグ』として考えるなら、フラグ、という言葉が普通に通じるようになり、インターネットが一般化した90年代頃に、自然発生的に生まれ、定着したんじゃなかろうか、と思う。
#frag:破片 flag:旗 旗竿(l)が立ってる方が旗と覚えよう。
フラグ自体は遅くとも1970年台初頭, おそらくは1960年台には概念として使われていて, CPUの演算時桁溢れなどでキャリーフラグ等としてハードウェア実装もされていました.
1970年台末から1980年台初頭にかけてホビープログラミングが広がり, 同時にアドベンチャーゲームも一般的になりはじめましたから, 文字通りの「死亡フラグ」が生まれたのは, このころだと思います.
当時はゲームのユーザと開発者の垣根が低くて, プログラミングについては共通知識となっていたような状態ですから, 日常会話の中でフラグが云々というのはまま使われていました.
ですから今日的な感じで「死亡フラグ」とかがマスメディア上で使われたのは, 1980年台の後半ぐらい. おそらくはヤマログ [wikipedia.org]かバカチン市国あたりじゃないかと想像するんだけど…
それこそ当時は何をしても死亡するようなゲームも多かったですからね死亡フラグ立ちまくりでした
むしろ、生存フラグが立たなかったという方が適切なのでは。
フラグの国のアリス、を思い出した。
山下章氏の著書でも探ってみると当時から概念化されていたかどうかはわかるかもなー。実家にまだ何冊かあるかなあ。
ただ、ADV黎明期はフラグ管理というよりはフローチャートとかだったような。
80年代後半、アドベンチャーゲームのことをフラグ立てゲームと言ってる同僚がいてなるほどと思ったのでした。
医療系DBのレコード項目の中に「死亡フラグ」があったという話が。
「フラグが立つ」という言い回しは美少女ADV黎明期には既に一部の方が使っていたように思います。特に初期の美少女ADVは(選択肢自体が理不尽なことはあれど)、好感度が複数条件で加算されるのではなく単純に特定手順でフラグが立つようなものが多かったので、「この選択肢がフラグ(あるいはトリガ)」という発言も目にしました。「ゲームオーバー確定フラグ」なんて言い回しも90年代半ばには既に聞いた覚えがあります。最近だと「フラグが折れる」「バッド直行フラグ」なんて言い回しになるのかな。
そういえば、電源不要ゲーム界隈にもシナリオ進行やNPC挙動の調整を「フラグ管理」と呼んでいるGMがいらっしゃったのを覚えています。
「死亡フラグ」という固定された言いまわしを頻繁に聞くようになったのはやはりタイプムーンやらニトロプラスなどの世代の「エロゲなのにやたらめったら死ぬ」みたいなゲームが流行るようになってからな気がするので、その意味では2000年代の言葉なのかもしれません。
>#frag:破片 flag:旗 旗竿(l)が立ってる方が旗と覚えよう。
前者の「破片」を意味する frag の見出し語は2007年刊行のジーニアス英和辞典第4版には出てなくて、fragmentの語がそれに近いか。一方スラングをネットに求めると、https://www.google.com/search?q=frag+meaning&ie=utf-8&oe=utf-8 [google.com]などによるとfragのあからさまな意味は破片とはちょっと違うみたい。ミリタリ由来の米語スラングだということで能書を読めばなるほどね、なんだけど。fragmentation grenade という火器そのものか、その利用で出来上がるあれやこれやをゆうらしい。
確かに、frag、という言葉そのものには破片って意味はないですね。でも、まあ、http://en.wikipedia.org/wiki/Frag [wikipedia.org]とかを見ても『fargmentationの略』で通じそうですし、『破片手榴弾でぶち殺す』よりはいいかな、とか。それでも、破片より破砕とかの方がよかったかもしれないですが。
手榴弾で爆殺する、という単語を変数名につけた思い出……
そうですかね?破片手榴弾が一番最初に出てきているあたり、ネイティブが聞いて最初に思い浮かぶのはグレネードのほうだと思います。まあ、私はネイティブじゃないので、外野があれこれ言ってもしょうがないのですが……。
# 個人的にはFPSゲームをよくやるので、手榴弾の例えのほうがわかりやすかったり。でも旗竿の説明はうまいと思いますよ。
フラグが立つの語源はflagの方です。
すらどにいる方ならわかると思いますが、昔は「ビットが立つ。ビットを立てる」といったものです。2進数の1の1が旗に見えるため、flagが立つわけです。
昔、YU-NOってエロゲーの記事にフラグが云々って書いてあるのを見て一般人がフラグの意味わかるんか?って思った記憶があるから、一般化したのはその頃じゃないかなー。
そもそも「YU-NOってエロゲーの記事」を読むのは逸般人ではないかと思われ。つまり、YU-NOと共に、フラグという用語の逸般化が進んだ、ってことですね(違)
サターン版はファミ通に普通に載ってたと思ったがファミ通読者が一般人かどうかは知らん
ときメモあたりでエロゲしない層にも比較的普及してた覚えが。エロゲは興味はあってもPC本体がわりと高額だったり、パッケージ買うのもなかなか敷居が高かったり
昔々、PC98向けに出たRPGツクールのDante98では二値の条件分岐を「スイッチ」で行っていました。で、当時中学生だった自分はそれを見て、「フラグのことをスイッチと呼ぶのか」と思ったんですね。どうも普通の中学生にも既にフラグという概念は浸透していたみたいなんですよ。どこで得た知識なのかはさっぱり思い出せないんですけど。
フラグはプログラミング以前に鉄道での排他制御が先ではないかと信号機では文字通り「旗」を立ててました
それはフラグではなくセマフォではないかと。
で、その日本語が「腕木」
線路の脇に立っていたやつね。
コンピュータで使われるフラグの概念は少なくとも1950年代にはあるかと。最初はハードウェアのステータスとして、次にソフトウェアプログラミングの制御方法として。フラグという言葉が、アドベンチャーゲームから徐々に(ゲームをしない層へも)一般化したのは、おっしゃるとおり1990年代と思われ、映画ドラマのシナリオで【伏線】と同義に使われるようになるのも同時期か若干の遅れがある程度でしょう。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
概念は相当古いよな (スコア:1)
コンピュータやプログラム用語としてのフラグという言葉は、相当昔からあって、
で「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」みたいなネタも、やっぱり昔から言われてた。
だから『死亡フラグ』という言葉の初出そのものは、探せば相当古いんじゃなかろうかと思う。
ただ、フラグ、という言葉がある程度以上誰にでも通じるようになったのは、
個人的な感覚では、90年代、ギャルゲやノベルゲームが流行した頃かと思う。
なので、いわゆるネットスラングの『死亡フラグ』として考えるなら、
フラグ、という言葉が普通に通じるようになり、インターネットが一般化した90年代頃に、
自然発生的に生まれ、定着したんじゃなかろうか、と思う。
#frag:破片 flag:旗 旗竿(l)が立ってる方が旗と覚えよう。
Re:概念は相当古いよな (スコア:2)
フラグ自体は遅くとも1970年台初頭, おそらくは1960年台には概念として使われていて, CPUの演算時桁溢れなどでキャリーフラグ等としてハードウェア実装もされていました.
1970年台末から1980年台初頭にかけてホビープログラミングが広がり, 同時にアドベンチャーゲームも一般的になりはじめましたから, 文字通りの「死亡フラグ」が生まれたのは, このころだと思います.
当時はゲームのユーザと開発者の垣根が低くて, プログラミングについては共通知識となっていたような状態ですから, 日常会話の中でフラグが云々というのはまま使われていました.
ですから今日的な感じで「死亡フラグ」とかがマスメディア上で使われたのは, 1980年台の後半ぐらい. おそらくはヤマログ [wikipedia.org]かバカチン市国あたりじゃないかと想像するんだけど…
Re:概念は相当古いよな (スコア:2)
つーか,昔のADVは情報なしにぶっ込まれて,
フラグを探して,立てるのが目的のゲームでしたよね。
Re: (スコア:0)
それこそ当時は何をしても死亡するようなゲームも多かったですからね
死亡フラグ立ちまくりでした
Re:概念は相当古いよな (スコア:1)
むしろ、生存フラグが立たなかったという方が適切なのでは。
Re:概念は相当古いよな (スコア:2)
Re: (スコア:0)
フラグの国のアリス、を思い出した。
Re: (スコア:0)
山下章氏の著書でも探ってみると当時から概念化されていたかどうかはわかるかもなー。
実家にまだ何冊かあるかなあ。
ただ、ADV黎明期はフラグ管理というよりはフローチャートとかだったような。
Re:概念は相当古いよな (スコア:2)
チャレンジADVシリーズはもってないんだよなあ。
Re: (スコア:0)
80年代後半、アドベンチャーゲームのことをフラグ立てゲームと言ってる同僚がいてなるほどと思ったのでした。
Re: (スコア:0)
医療系DBのレコード項目の中に「死亡フラグ」があったという話が。
Re:概念は相当古いよな (スコア:2)
「フラグが立つ」という言い回しは美少女ADV黎明期には既に一部の方が使っていたように思います。
特に初期の美少女ADVは(選択肢自体が理不尽なことはあれど)、好感度が複数条件で加算されるのではなく単純に特定手順でフラグが立つようなものが多かったので、「この選択肢がフラグ(あるいはトリガ)」という発言も目にしました。
「ゲームオーバー確定フラグ」なんて言い回しも90年代半ばには既に聞いた覚えがあります。最近だと「フラグが折れる」「バッド直行フラグ」なんて言い回しになるのかな。
そういえば、電源不要ゲーム界隈にもシナリオ進行やNPC挙動の調整を「フラグ管理」と呼んでいるGMがいらっしゃったのを覚えています。
「死亡フラグ」という固定された言いまわしを頻繁に聞くようになったのはやはりタイプムーンやらニトロプラスなどの世代の「エロゲなのにやたらめったら死ぬ」みたいなゲームが流行るようになってからな気がするので、その意味では2000年代の言葉なのかもしれません。
openDoe-Ming Ver.0.72.9beta
オフトピ(-1) (スコア:1)
>#frag:破片 flag:旗 旗竿(l)が立ってる方が旗と覚えよう。
前者の「破片」を意味する frag の見出し語は2007年刊行のジーニアス英和辞典第4版には出てなくて、fragmentの語がそれに近いか。
一方スラングをネットに求めると、
https://www.google.com/search?q=frag+meaning&ie=utf-8&oe=utf-8 [google.com]
などによるとfragのあからさまな意味は破片とはちょっと違うみたい。ミリタリ由来の米語スラングだということで能書を読めばなるほどね、なんだけど。
fragmentation grenade という火器そのものか、その利用で出来上がるあれやこれやをゆうらしい。
Re:オフトピ(-1) (スコア:1)
確かに、frag、という言葉そのものには破片って意味はないですね。
でも、まあ、
http://en.wikipedia.org/wiki/Frag [wikipedia.org]
とかを見ても『fargmentationの略』で通じそうですし、
『破片手榴弾でぶち殺す』よりはいいかな、とか。
それでも、破片より破砕とかの方がよかったかもしれないですが。
手榴弾で爆殺する、という単語を変数名につけた思い出……
Re: (スコア:0)
そうですかね?破片手榴弾が一番最初に出てきているあたり、ネイティブが聞いて最初に思い浮かぶのはグレネードのほうだと思います。まあ、私はネイティブじゃないので、外野があれこれ言ってもしょうがないのですが……。
# 個人的にはFPSゲームをよくやるので、手榴弾の例えのほうがわかりやすかったり。
でも旗竿の説明はうまいと思いますよ。
Re: (スコア:0)
フラグが立つの語源はflagの方です。
すらどにいる方ならわかると思いますが、昔は「ビットが立つ。ビットを立てる」といったものです。
2進数の1の1が旗に見えるため、flagが立つわけです。
Re:概念は相当古いよな (スコア:1)
昔、YU-NOってエロゲーの記事にフラグが云々って書いてあるのを見て一般人がフラグの意味わかるんか?
って思った記憶があるから、一般化したのはその頃じゃないかなー。
Re:概念は相当古いよな (スコア:1)
そもそも「YU-NOってエロゲーの記事」を読むのは逸般人ではないかと思われ。
つまり、YU-NOと共に、フラグという用語の逸般化が進んだ、ってことですね(違)
Re: (スコア:0)
サターン版はファミ通に普通に載ってたと思ったがファミ通読者が一般人かどうかは知らん
Re: (スコア:0)
ときメモあたりでエロゲしない層にも比較的普及してた覚えが。
エロゲは興味はあってもPC本体がわりと高額だったり、パッケージ買うのもなかなか敷居が高かったり
Re: (スコア:0)
昔々、PC98向けに出たRPGツクールのDante98では二値の条件分岐を「スイッチ」で行っていました。
で、当時中学生だった自分はそれを見て、「フラグのことをスイッチと呼ぶのか」と思ったんですね。
どうも普通の中学生にも既にフラグという概念は浸透していたみたいなんですよ。
どこで得た知識なのかはさっぱり思い出せないんですけど。
Re: (スコア:0)
フラグはプログラミング以前に鉄道での排他制御
が先ではないかと
信号機では文字通り「旗」を立ててました
Re: (スコア:0)
それはフラグではなくセマフォではないかと。
Re:概念は相当古いよな (スコア:1)
で、その日本語が「腕木」
線路の脇に立っていたやつね。
Re: (スコア:0)
コンピュータで使われるフラグの概念は少なくとも1950年代にはあるかと。
最初はハードウェアのステータスとして、次にソフトウェアプログラミングの制御方法として。
フラグという言葉が、アドベンチャーゲームから徐々に(ゲームをしない層へも)一般化したのは、おっしゃるとおり1990年代と思われ、映画ドラマのシナリオで【伏線】と同義に使われるようになるのも同時期か若干の遅れがある程度でしょう。