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人工知能

歴史教科書で古い写真をカラー化 60

ストーリー by nagazou
白黒の方が落書きしやすい 部門より
maia 曰く、

古い写真を大規模に(52枚)AIでカラー化して掲載した歴史教科書(小6用)が登場した(時事)。白黒写真だと子供たちが興味や関心を持ちにくいらしい。記事で見る限り、よくある控えめで淡い着色だ。どうせなら遠慮しないで、もっと迫真の(カラー化と分からない)カラー化をしたらいいと思う。なお肖像写真など白黒のまま残したものもある。

教科書でこれだけ大規模に写真がカラー化された例は初めてであるようだ。カラー化されたのは幕末や太平洋戦争などの白黒写真で、著作権者から許諾を得たものについて、収集した当時の資料と突き合わせるなどして完成させたとしている。

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  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 15時44分 (#4435241)

    これは人工着色です、と明記してほしい
    誤ってる可能性もあるのだから
    最近はCGが発達して実景と区別がつかなくなってきたし
    想像図ならそれは明記してほしい
    # 幼少のむかし岩崎一彰氏の宇宙イラストは実写だと信じていたのでAC

    • by Anonymous Coward

      そのうち着色資料が原本になって、いつのまにか事実に置き換えられるんだよね、コレ。

      • by Anonymous Coward

        SCP-8900-EX
        我々は失敗した。

    • by Anonymous Coward

      >これは人工着色です、と明記してほしい
      その通り。色は彩色した方の主観です、とかね。
      どういう根拠で色を付けてるんだろ。

      • リンク先の記事によると

        カラー化した写真は専門家が可能な限り調べて着色した点を強調。AI技術の進歩により、フェイクニュースや歴史改変が容易な時代になったとし、「過去の出来事をきちんと調べることが大事。子供たちに探求していくスタンスが伝われば」と期待を込めた。

        だそうです。

        巻末には「資料を参考に推定して着色した」旨の記載はあるそうですが、
        個々の写真には人工着色って旨の記載はなさそう。
        まあ、わざわざ場所を取って一々記載するのどうかとは思います。
        肖像画にも肖像画だってキャプションは付けないでしょうし。

        親コメント
        • AIをどう使ったのか、記事の記述*からはわかりません。

          AIが着衣部分と判断してあてた衣装の色が妥当な選択であったのか、専門家が可能な限り、ほかの方の投稿にもあったように「当時存在しない染料」の発色などを根拠に、調べたのでしょう。

          ブラウン管テレビの頃の話ですが、服飾文化・美術史系の学位論文のネタを漁っていた友人曰く、国営放送の大河ドラマが扱った題材は周辺情報につき調べ尽くされるので、自分のネタと被らないようにする、とのことでした。それこそ「当時存在しない染料」による色使いがドラマ中でなされないよう、学位研究同様のアプローチと深度で「専門家」が「調べ」るから。

          そうやって専門家チェックがまともに入っているのなら、理屈上、当該旧写真の着色をAIでやろうが手でやろうが、妥当な色が表示されているのかという点で差は出ないはずです。

          記事にはAIという語を出したかったのでしょうが、AIの恩恵は恐らく、仕上がり52枚という、手作業でやった場合と比しての枚数の多さにしか現れていないので、AI(他コメントでの「人工」、と同義?)着色と表記することによってこれは実は妥当な着色でないかも知れないという免責をしておく意義はなさそうです。

          妥当でない着色は、着色をAIでやろうが手でやろうが、専門家チェックがカスまたはゼロな場合に発生します。

          *人工知能(AI)の技術を使って幕末や太平洋戦争などの白黒写真をカラー化
          *カラー化した写真は専門家が可能な限り調べて着色した点を強調

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          肖像画は肖像画だと一見して解るからべつにいいんですよ。
          一見して、天然色か人工着色(悪い言い方すれば偽造)か判別に迷うなら
          その旨(迷わないように)明記してほしいというわけで。

          >子供たちに探求していくスタンス
          この教科書にさえも虚実はあるから気をつける習慣をつけろ、と言いたいのでしょうかね。(笑...えないな)

          • by Anonymous Coward

            ほんとに?西郷隆盛の写真とか言われてる肖像画はくさるほどあるけどほんとに一見したらわかる?
            https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/03/Saigo_Takamo... [wikimedia.org]

            • by Anonymous Coward

              こう書けばよかったですか?
              肖像画は肖像画だと一見して解るs/か/な/らべつにいいんですよ。

            • by Anonymous Coward

              一見して肖像画と分からない肖像画には肖像画だというキャプション付けて欲しいですね
              はいおしまい

            • by Anonymous Coward

              風景画に見える肖像画とかがあるのかと思った。

              写真だろうが絵画だろうが人物像は肖像画でしょって意図があったんだと思いました。
              肖像「画」の部分の意味づけは人によって感じ方が違うんだなあと。

            • by Anonymous Coward

              西郷隆盛なら写真じゃないと一目みなくとも分かる。
              彼の写真は存在しない前提に立てるので。他の人ならわからん。

          • by Anonymous Coward

            着色に限らず記載するべきだし、
            そんなことをしたら注釈だらけになりそうだ。

            写真にしても、肖像画にしても

            ・それがその人物を表すとされる根拠
             (源頼朝の肖像が実は別人だったとか)

            ・その人にとって都合の悪い部分は映らないように撮られている
             (夏目漱石は痘痕を隠すため顔の左側の写真ばかり撮らせている)

            現代でも写真を撮る際に、恰幅を良く見せるために体に綿を詰めたり、化粧をしたりする。
            着色だけでなく当時どういった化粧が流行っていたとか服や靴にどういった仕込みをしてたのかとか
            注釈を入れたら、絵よりも文書の方が多くなりそうだ。

        • by Anonymous Coward

          人工じゃない着色ってあるんですか。猫がペンキ缶をひっくり返したとか?

      • by Anonymous Coward

        多分、カラー画像と、それを白黒にした物を使って学習した何かで作ってるとオモ。
        ので間違っていたりはするはず。人の顔は肌色にするだろうけど。

        • by Anonymous Coward
          どうせ人間の目の色の感度はいいかげんなので多少違っててもいいんだよ
          昔は白黒テレビに貼るだけでカラーテレビになるフィルタとか売ってたらしい
          単に上半分を青、中央を黄色、下の方を赤に染めただけの透明板
          どうせ上の方にあるのは空で、真ん中には人物、下には地面が映ってるだろうから
          • by Anonymous Coward

            流石にその基準で白黒写真をカラー化したらヤメレと言われそうだ

        • by Anonymous Coward

          学説でどんどん肌の色が変わっていきそうだな
          というか下手に着色したら人種差別言われそう

    • by Anonymous Coward

      これは人工着色です、と明記してほしい

      成分表記は光子でいいのだろうか

      # 森光子が入っているだと!?(違

    • by Anonymous Coward

      ほぼ全部の写真に「これは人工着色です」と書く必要があるのかな。

      いまどき、色味に全く加工が入らない写真って超貴重品なのでは?
      警察が撮影した証拠用の銀塩写真とか?

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 16時04分 (#4435255)
    • 歴史的写真で正確ではないAI彩色を許容すべきかと問われるとうーん。
    • 例えば着物の色のような推測できないものは嘘を吐く。「結果当時存在しない染料」みたいな問題が起きかねない。
    • 一方昔の歴史的白黒動画のAI彩色版は見ていて面白いし不正確だとも思わない。
    • 昔の白黒写真手作業塗り絵版は別に不正確ではないが、色合い的に嫌い。
    • 小学生向けなら正確性にそこまでこだわる必要はない。

    とつらつら考えてみて、まぁありかな。結局小学生向けだからまぁ良いか、というのが個人的結論。
    ただ「彼女は自伝でいつも青い着物を着ていたと書かれていたのに赤だ」とか「当時のヨーロッパの写真館は基本は背景が白だ。白黒写真だからだ」みたいな話が出て来そうな感はある。

    あと著作権の話出てるけど、近代以降で教科書に載るような写真の場合名の知れぬ個人じゃなく雑誌や新聞掲載だったり写真家の写真だったりで著作権・著作人格権上の問題は多分ないと思うよ。
    アサヒグラフの写真とか結構教科書で使われてそう。
    逆に現代にスマホで撮られた写真をうん十年後教科書に使おうという話になると難しそう。
    テレビでちょっと前の映像だとみんな顔モザイクってパターン多いよね。

    • by Anonymous Coward

      モザイクをAIと呼ばれるアレで取れば良いのだな。黒人が白人になるバイアスとかあるかも知れないが。

  • そして爆誕する、白黒写真というものが理解できない世代。

    • by Anonymous Coward

      写真の発明はカラーから始まったと思い込む人が多数生まれそうだよな

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 14時45分 (#4435198)

    塗り絵アプリにしちゃえばいいよ

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 15時00分 (#4435206)

    色気のない水墨画もカラー化しちゃえよ

    • by Anonymous Coward

      ひよこもカラー化するか

      • by Anonymous Coward

        竹馬もカラー化(しかも鈴入り)

        • by Anonymous Coward

          TVアンテナもカラー化してしまえ!
          Eh セロファン張ってカラー化ですか?

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 15時04分 (#4435207)

    作者の死後70年間だが、太平洋戦争はともかく幕末の写真が?

    • by Anonymous Coward

      流石に個人が持ってる場合は承諾は必要ないだろうけど
      団体が著作権持ってる場合、許諾が必要なんじゃないかと。
      個人が管理団体に権利を委譲する場合とか
      幕末に志士のパトロンしていた商人の権利を引き継いだ企業がほじしている場合とか。

      • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 15時23分 (#4435227)

        著作権(著作財産権)は著作者の死後50年なんで、さすがに幕末に撮影された写真に著作権が残ってるとは思えないなあ。
        // 1868年までに撮影技術を持っていて、1973年まで存命してる必要がある。

        色を塗るとなると問題なのはむしろ同一性保持権で、これは著作者人格権の方。
        こちらは行使できるのは著作者のみだけど、著作者の没後も尊重しないといけないことになってるから、そのための承諾じゃないかな。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      著作権者が1953年まで存命ならまだ保護期間内だな。
      画像の岩倉使節団だと1872年だから、カメラマンが10代ならギリ生きていたかも?

      でもこういうのって原版が残っているのかね?
      後世の著作物からの引用じゃないの?

      • by Anonymous Coward

        外国人が著作権者なら、国籍によっては戦時加算で10年以上保護期間がプラスされますね

        あと、著作者が不明の場合には公表後70年なので、幕末のでもまだ保護期間内のもあったりするんでしょうか

      • by Anonymous Coward

        著作権の保護期間が70年になったのはわりと最近なんで、
        もうちょっと長生きしてないとダメです

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 15時05分 (#4435208)

    幕末や太平洋戦争時の写真で権利が残ってる物があるんですか?

    • by asano_nagi (37547) on 2023年03月30日 15時30分 (#4435231) ホームページ
      これ、色を変えるとなると、著作者人格権の範疇だから、有効期限は永久では。
      と、思ったっけど、学教教育に必要な範囲の改変はOKと書かれていた。
      --
      ¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        別に色ついてないと教育できないわけでもあるまい
        明らかに「必要な範囲」では全然ないだろ?
        • by Anonymous Coward

          俺のように大昔は世界に色があったのに一時期色がなくなってまた色が戻ったんだなと勘違いするアホがいるから。
          いやそりゃ10歳頃には間違いに気づきましたよ。

          • by Anonymous Coward
            なんで「必要だから」じゃなくて「意に反しない」から
            という方向で攻めた方がたぶんいいよ
            大昔に白黒写真を撮った人は別に白黒が好きだったからじゃなくって
            白黒フィルムしかなくてしょーがなく白黒写真を撮っただけで
            カラーのが「意」に近いだろう
            • なるほど、日本の著作権法における、著作者人格権は、「当人の意に反して」という考え方が抜けていたような記憶があったのですが、改めて確認したら、「その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しないと認められる場合は」OKでした(60条)
              --
              ¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
              親コメント
            • by Anonymous Coward

              がっこうきやういくにひつやうかいなかはぐどんなこどものあいてがひつやうかいなかできまるやうにおもうのだが。

      • by Anonymous Coward

        人格権は著作者死亡したら消えるでしょ

        • いえ、死後も存続します。

          第六十条

          著作物を公衆に提供し、又は提示する者は、「その著作物の著作者が存しなくなつた後においても」、著作者が存しているとしたならばその著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しないと認められる場合は、この限りでない。
          --
          ¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
          親コメント
    • by Anonymous Coward

      幕末はともかく、太平洋戦争は大半残ってるのでは?

      • by Anonymous Coward

        (著作者人格権のほうの話も出ていますので、それは別として)
        写真の著作物の保護期間は、かつては計算方法が死後n年じゃなくて撮影時・公表時からn年だったのです。
        これにより1956年までに撮影された写真は保護期間が満了しています。
        なお連合国民が撮影した写真の場合は戦時加算により異なります。

    • by Anonymous Coward

      これを使ってるなら幕末の写真()でも著作権はある

      https://mag.japaaan.com/archives/9928 [japaaan.com]

    • by Anonymous Coward

      幕末や太平洋戦争時の写真で権利が残ってる物があるんですか?

      鳥獣戯画も権利が残ってはるそうどすぇ

  • by Anonymous Coward on 2023年03月30日 16時36分 (#4435288)

    自分の頃は副読本みたいなやつはカラーだったけど教科書自体はほとんど白黒だった。。。
    周りに子供がいないので今どんな教科書なのかわからんのです。

    • by Anonymous Coward

      教科書が初めて色刷りとなったのは昭和8年(1933年)だそうです。
      小學國語讀本の「サイタ サイタ サクラガ サイタ」は有名ですね。
      最近の教科書は2色刷りを含めれば基本はカラーだと思います。

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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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